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2020.03.09

ゴミ捨てで異常な経済の動きに気づく

テーマ：株式投資日記(22869)

カテゴリ：雑学

変なタイトルだと思うかもしれないが、今日はゴミ捨て場で、ある程度 景気動向 を知ることができるという話。

我が家の地域は 資源ゴミ の回収日が2週間に1度の月曜日なのである。2週間分のダンボール、ペットボトル、缶などが山積みになるので、景気をある程度判断できる日なのだ。

さて、景気の微妙な変化に最初に気づいたのは、2019年の10月だった。消費税値上げ後、すぐにダンボールの少なさが目立つようになった。要するに大きな箱で届くようなものは、9月までに買ってしまったことを表している。

そして今日、いつもならポスティングで投函されるチラシやダイレクトメールでいっぱいになるはずの紙袋がスカスカなのに気づいた。あと2週間、同じ紙袋を使い続けても溢れそうもない。

『そう言えば、最近チラシが入らない日が多くなった。いつもは郵便受けを空にしても、すぐにまた入れられてしまうのに』

午前中、慌てて株や投資ファンドを叩き売った。もうすでに相当なダメージを食らっていたが、これ以上のダメージは受け入れ難かったのだ。

今、相場で我々一般投資家が相手にしているのは、すでに人間ではない。証券会社やヘッジファンドが操るAI（人工知能）なのだ。AIは疲れを知らないし、感情もないから、売るときは徹底的に売ってくる。踊り場で一息つくとか、一服する間もない。

チラシの費用対効果が悪化している
おそらく、その悪化は2019年10月から続いていて、広告費が無駄になっている
ピザ屋や出前専門の寿司屋（ひきこもり需要がありそうな業種）さえ広告費を絞っている
これほど急な経済の悪化はリーマンショックの時でさえ経験していない

そう考えると、もしかしてこの経済危機は日本にとってリーマンショック以上になるかもしれないと思えてきた。その理由は

アメリカの国債金利が1%を割って0.65%まで下がった
日銀がこれ以上金利を下げても意味がない
日銀がこれまでに仕込んだETFは平均単価が19,500円ぐらいと言われている
19,000円を割り込めば日銀が猛然と買ってくるかもしれないが・・・

今ここ

この先、花見まで規制されたら日本人の消費マインドはさらに落ち込むだろう。そうなるとサービス業はガタガタ。中国や韓国に生産拠点や消費先を持っている日本企業も危ない。円高が1ドル90円まで進めば、インバウンドも自動車産業も総崩れになる。
明日にも日経225の19,000円ラインは突き破られてしまうかもしれない。（今日が一番底かもしれないが）

今はまだ Google で「オリンピック」と入力してもAI予測で「オリンピック中止」は出てこない。（Google が出さないようにしているのかもしれない）でも、花見が規制されたら出るだろうね。 「もうオリンピックなんかやめちまえ」 という投げやりな意見も出てくるはずだ。

それぐらい最悪のことも想定しておきたい。（杞憂であればいいが）

でもね、日本にはまだ望みがあるんだよ。中国にある生産ラインを日本に戻せばいいだけの話なんだ。日本の企業が中国でいくら作っても日本の GDP は成長しない。なぜかというと GDP＝ 国内総生産 だから。

AIやロボットが人間の仕事を徐々に奪っていくとすれば、危機的状況にあるのは、先進国ではなく、むしろ発展途上国なのだ。人口が減るのは必然であって、危機とは言えないんだよ。

明日は「反グレタ主義」について話そう。

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