秘密の隠れ家

青い海、青い空、そのままで


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☆        <青い海、青い空、そのままで>



   □■□深刻な原発の適正規模と核のゴミ処分□■□
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●このページで紹介する内容とは・・・

このページは、日記で掲載している私の恋バナとは全く関係の無い
原発について語っています。
私が偏った興味で調べた古い情報ばかりですが、私が出来る限りに、
まとめたつもりです。

来年も、再来年も、何万年後も、海も空も青いまま、
子供達に環境保全の大切さを伝えていきたい。それが私の夢だから。





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 要約
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原発から出る低レベル放射性廃棄物も高レベル廃棄物も青森県六ヶ所村に
埋葬センターがある。欧米など核のゴミを世界中が持て余している。
原発の適正規模や核のゴミの最終処分の場所を検討すべき課題は深刻だ。




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 本題
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 原子力発電所で働く作業員の衣類を焼いた時の灰、発電所の床を洗った
水、不要になった配管などを、低レベル(*)放射性廃棄物という。これらをど
こに捨てるか?

 青森県(*)六ヶ所村に、低レベル放射性廃棄物埋葬センターがある。地面を
12メートルの深さに掘って、岩盤の上に置いたコンクリート製の箱に、廃棄
物の入ったドラム缶を入れる仕組みだ。缶の間に(*)モルタルを流し込み、コ
ンクリートでふたをして土を6メートルかぶせる。

 それでも、いずれドラム缶が腐って地下水を汚染する、という反対意見が
ある。もっと大変なのは高レベル放射性廃棄物の場合である。原発の使用済
み燃料から、再処理工場でウランとプルトニウムを取り出したあとのもの
で、放射能が強い。

 放射能による発熱も大きな問題だが、寿命が長いのも特徴だ。放射能は何
千年、何万年と残る。1995年に、英国の輸送船で青森県のむつ小川原港の沖
に着いた廃棄物は、仏核燃料会社に委託して加工したものだ。今後10年以上
も続く返還の第1便である。

 液状の廃棄物を濃縮し、ガラスと混ぜ、ステンレス製の容器に入れて固め
てある。ガラス固体と呼ぶそうだ。これを六ヶ所村ばどの施設で30年から50
年貯蔵し、放射能と発熱が減るのを待つ。そして最終的に廃棄する。

 その方法は、地下数百メートルの深さに埋める、というものだ。だが、技
術も確立していないし、問題はどこに埋めるかである。シベリアがいい、な
どといった人がいる。マーシャル諸島から無人島を買えという話もあった。
だが、国内廃棄が政府の方針である。

 英仏はガラス固化体で、米独は使用済み核燃料のままで埋める方針だが、
どこも最終処分の場所を決めていない。核のゴミを世界中が持て余してい
る。運搬の方法はどうするか?最終処分の場所はごこが引き受けるか?原発
の適正規模の問題も含め、検討すべき課題は深刻だ。




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 用語解説
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(*)放射性廃棄物:原子炉施設、再処理工場、放射性アイトソープ工場などか
らでる、不必要な放射性物質を含む、放射性物質で、年々増加してその処理
方法が問題となっている。

(*)六ヶ所村:核燃料リサイクル施設が計画されている青森県『むつ小川原開
発区域』にある。再処理施設は1993年4月に起工式が行われたが、地域住民の
反対運動は今でも続いている。米軍基地が近く、核ジャックも心配されてい
る。

(*)モルタル:セメントと砂とを水で練ったもので、レンガ積みや天井・壁・
床などの仕上げに使用される。




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 資料
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日本の原子力発電による低レベル放射性廃棄物の量は200リットル入りのドラ
ム缶で60万本を越えており(1993年)そのうち約50万本が原子力発電による
ものである。
当初は海洋投棄が検討されたが、国際的な強い反対で当面六ヶ所村で陸上処
分されることになった。
しかし、周辺住民の生活環境と自然環境への影響、核ジャックの危険性など
が問題となっている。



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