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ここ最近sickにも様々な種類のsickがあることに気づいた。
1. heart-sick
ニューヨーク滞在中にお世話になるはずだった友人がコロナ陽性になってしまい直前で宿泊することができなくなってしまった。お見舞いの言葉を送ると以下のメッセージが届いた。
“I’m heart sick about this. I should have been more careful while being out. It’s my fault.”
日本の受験ではbe sick of/ aboutで「〜にうんざりする」と覚えるが、そこにheartを付け加えることでかなり強い失望を表現することができるようだ。ジーニアス英和辞典第6版(大修館書店)にもしっかり「≪文»しょげた、気の滅入った;ひどく不幸な」と定義されていた。
2. sea-sick
こちらも同じくニューヨーク滞在中に出会した表現だ。フェリーに乗って自由の女神(Statue of Liberty)とエリス島(Ellis Island)を訪問することにした。前日は夜中も目覚めてしまうほど雨と風がひどく翌朝も案の定、海面は濁り三角波が沢山立っていた。
フェリーは定刻より40分遅れての運行開始となったのだが、近づいてくる船はだいぶ揺れている。隣にいた観光客が笑いながら以下のように話していた。
“Wow! Look at that. I am gonna get sea sick !!”
辞書で調べるまでもなくここでのsickは「海の病気」ではなく、「船酔い」である。なお、車酔いの場合は car sick 、飛行機酔いは air sick という。
面白いのは日本語では酔った時に乗っている乗り物の名前が入るのに対し、英語では乗り物を揺らすものに焦点が置かれることだ。 船を揺らすのはもちろん海(sea)で飛行機の場合だと大気(air)が機体を揺らすことになる。車の揺れはエンジンによって動いている車なのでcar sickとするのが適切なのだろう。
以上見てきた通り、sickの守備範囲は非常に広く、「病気」だけで語義を捉えると思わぬ落とし穴があるようだ。なんとなくsickが使われる時は「外的な要因によって気分/体調が悪くなる状態」くらいに捉えておくといいのかもしれない。
写真:Statue of LibertyとEllis Island行のフェリー
それでは今日も良い1日を。
きたろう
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