Chambre de Lilie

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Auvers sur oise

star gold AUVERS SUR OISE オーヴェル・シュル・オワーズ star gold



 “Auvers sur oise”=オーヴェル・シュル・オワーズは、画家のゴッホが最期を遂げるまでの2ヶ月間住み、ここで沢山の、かつ有名な絵画を描いた場所。
 “Auvers sur oise”=オーヴェル・シュル・オワーズへは、パリの北駅、もしくは、サン・ラザール駅から行く事が出来る。
(途中乗り換えあり)
最寄の駅は、“Auvers sur oise”=オーヴェル・シュル・オワーズ。
ガイドブックには、“Auvers sur oise”駅まで所要時間1時間。
と書いてあったけれど、私達は電車の乗継が悪かったせいか、一時間半以上はかかった…。
パリ近郊?!とは言え、かなりの田舎町なので、電車は1時間に1・2本ぐらいしか通らなかったりと、結構不便かも。苦笑。
しかも、乗り換える時、
「ま、まさか?!この電車に乗るの?」
と思ってしまうような、ものすごーく、時代を感じさせるおんぼろ電車(あ、失礼(^^ゞ)に乗らなければいけません。
(ある意味、すごく貴重な体験だけど。)

   さて、“Auvers sur oise”に着くと・・・
あれ?!改札口は?
・・・ない。
しかも、一応、駅の窓口はあるけれど、昼まで位(はっきりした営業時間は忘れました。)しかやってないので、半無人駅。
パリから1時間ちょっと離れただけで、こんなに田舎町に来れるんだ。
と感激しながら駅を出てすぐ左へ。
歩いていくと、所々にゴッホの描いた絵の写真と、近くにはそのモデルになっている実物が建っていて(あって)、ゴッホがどこで絵を描いたのか分かりやすくなっていた。
しかも、ちゃんとゴッホに関係する有名な場所を記す地図や矢印があったので、 迷わず目的地まで辿り着くことが出来た。

 まずは、ゴッホが2ヶ月間過ごした家。
家、というか、ゴッホが暮らしたのはレストランの屋根裏部屋 なのだけど、
今でもそのレストラン(しかも、今でも営業しているみたい!) も、屋根裏部屋もしっかり残っていて、一般公開されていました。
が・・・ (@_@;)
な、なんと
「休館日」だった・・・。((+_+))
月曜日&火曜日は休館日だったのだ。
ガイドブックには何も書いてなかったのにぃ!!!!!
<`ヘ´>怒。
(↑他人のせい。)
がっくり&ショック。
仕方なく、柵の外から写真だけ撮りました。あぁ。

 何とか、気を取り直して、ゴッホのとても有名な絵画
“オーヴェルの教会”(本当の名前はノートルダム教会)に行ってみました。
坂を上っていくと、あの絵画そのまま!の教会を発見!!
「ここでゴッホがこの教会を描いたんだなぁ」と思うと、とても感慨深いものがあります。
それにしても、なんだかこの教会、どっしりしているけれど、どこか寂しげな感じがする。・・・そんな印象を受けた。

   せっかく来たから、と教会の中へ“恐る恐る”入る私達。
と言うのも、“Auvers sur oise”に着いてから、観光客にも住民にもほとんど会っていなく、とにかくシーンと静まり返っているので、ちょっと淋しすぎるぐらいだったのだ。
そして、私達が教会に入ったときも、中に一人しかいなかった。
(初めは私達だけかと思ったけれど、もう一人いたので少し安心。)
なんだか教会の中でそわそわしちゃって、ゆっくりせず、すぐに教会を出た私達。苦笑。

   教会を後にした後、そこから更に坂を上ると、
“麦畑”へ出た。
どこまでも広がる麦畑。
思わず「うわぁ。すごい!」と声が出てしまうくらい。
 金色に染まったこの麦畑でゴッホは自らの生涯を終えたんだな。
しかも、ゴッホが亡くなったのは7月29日。
大体今と同じ時期。
この麦畑を見て、どうしてゴッホがここを選んだのかがちょっぴり分かるような気がした。

 この麦畑の一角に共同墓地があり、そこにゴッホと、ゴッホの弟ネオのお墓がある。
墓地はとても広いが、しっかりゴッホとネオをお墓を示す地図がある為、すぐに見つけることが出来た。
緑の葉で覆われたお墓。
きっと観光客だろう、麦の穂が何本かお墓に添えてあった。

 その後、“Auvers sur oise”の小さな街の中を少し歩いてみた。
相変わらず、少しの観光客にしか会わないけれど、写真を撮ったり、絵を描くには最適な場所がいくつもあって、散歩するのがとても楽しかった。

 帰り、“Auvers sur oise”駅に着いた。
2人してお腹もぺこぺこ。
なにせ、“Auvers sur oise”の数少ないレストランはこぞって月曜日休み。泣。
仕方なく、パリに戻ってから何か食べることにした。
それにしても、この街は本当に静かだ。
パリのうるささに慣れてしまったせいかな?
駅には私達以外誰もいない。
ちゃんと電車は来るよねぇ?!

・・・・・・
 待つこと、30分。
ようやく来ました。
おんぼろ電車。笑。

   乗換駅まで来るとさすがに人も多くなってきた。
ここでも待ち時間は40分。
電車に乗っている時間より、待っている時間のほうが長いような気が…。

 パリ サン・ラザール駅(帰りはこっちの駅に到着。)に着いた。
またごちゃごちゃした騒がしい街に戻ってきた。

 パリからちょっと電車で足を延ばせば、こんなにも静かでのんびりした時間が流れる街に行けるんだなぁ。
また、騒がしいのに飽きたら、小旅行に出かけよう!
写真はこちらからどうぞ!


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