1月4日 女声合唱団「ねむの花」 の新春コンサートがルーテル市ヶ谷ホールで開催されたので、ヒマラヤ3HのH.Yさんと二人で聴いてきた。指揮はこの合唱団の育ての親で常任指揮者の 高橋利幸 である。
ルーテル市ヶ谷ホールはすてきな教会である。小ぶりのパイプオルガンと中央に渋い鋳造の十字架が掲げられ宗教的雰囲気を漂わせている。
中央に十字架、右にパイプオルガン
今回のテーマは‘N'。磯部 俶さんの作品を主に取り上げている。4つのステージで構成されていて変化に富み、女声合唱を堪能するとともにソロやデュエットも楽しめた。
また、今回はスタインウエイのピアノを使用していて前回のベーゼンドルファーとは全く異なる音質だった。こちらのほうが音質がモダンでよく響く。
合唱団はPやPPのハーモニーがとっても洗練されて美しくうっとりした。そして室生犀星や三好達治などどの曲も詩が圧倒的にすばらしいのだが、その詩の心を生かす演奏だった。更に前回より声量が増していて、力強い表現力にも習熟していた。


指揮者 高橋 利幸 オケと共演する合唱団「ねむの花」
全曲中、最も素晴らしいと感じたのは第2ステージ磯部 俶の合唱組曲「虹」からエピローグ「雪」~挽歌にかえて~である。早口言葉のように歌う言葉が本来の言葉から離れた別の響きになってすばらしい効果を挙げていた。巧みなピアノ伴奏と渾然一体となったダイナミックで豊かな合唱だった。
第4ステージでは私は「さよならの季節に」を聴いて過ぎ去ったきらめく昔を思い出し、感無量の思いに浸った。 更にアンジェラ・アキの「手紙」や大晦日の紅白で中学生の真剣で心のこもった合唱が琴線に触れる素晴らしさだった「YELL]が歌われておおいに盛り上がった。
最期に「いそべとし記念男声合唱団」の皆さんや会場の皆さんが一体となって、アンコールの「遥かな友に」をホールいっぱいに深く響き渡らせ、温もりのあるコンサートになった。
1986年 吉沢久美子 詩 坪能克裕 曲 さよならの季節に(一部)
さようなら きらめきたち さようなら くるしみたち
さようなら かがやきたち さようなら よろこびたち
もう二度と来ることもない まぶしい街 もう二度と求めはしない 青春の日々
いま わたし ひとり さようなら 今 わたしひとり さようなら
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