医師が検査終了後に手を滑らせ内視鏡を床に落としてしまいました。
内視鏡は洗浄器を利用し消毒・洗浄を行っているのですが、本格的な洗浄に入る前に漏水チェックといい内視鏡に穴が開いていないか検査をすることになっています。
漏水チェックしたら今まで見たことないくらい空気が勢いよくブクブクと出てきました。
「破損しているっ!」
落とした医師「眠らせてしまったかっ!」
大変なことなので上司に報告すると数十分後に師長が急ぎ足でやってきました。
私の顔を見るなり「 先生が 壊したのよね?」
「はい、 先生が壊しました 」
これは重要ですよ。
誰が壊してもしても大事ですが、医師より看護師が壊したとなったらさらに一大事ですからね。
看護師の給料だったら半年ただ働きぐらいの修理代がかかりますもん。
オリンパスが言うには「内視鏡の中を開けてみないと正確な金額は申せませんが・・」と言うことでしたが相当かかると思います。
以前勤務していた医院でも漏水チェックしたら先端からちょこっと空気漏れがあったんだよね。
そうしたら修理代134万円もしたもん!
あぁ、恐ろしい。扱いにはさらに気をつけようと思いました。
それでも大昔の内視鏡よりは今の内視鏡は頑丈になりました。
昔は(約20年ちかく前ぐらいでしょうか・・・年がバレルわな)ちょっとぶつけたぐらいで内部のファイバーがちぎれていたもんです。
ファイバーの切れたところは光が切断されて内視鏡をのぞくと黒い点となって表れました。
今の内視鏡はちょっとした衝撃でも断線は起こらない。頑丈になったものです。
でもさすがに床に落したら壊れちゃうね。
修理代だけで車1台分。怖いよねぇ。
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