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美術展のカタログを通販(送料無料)で買えるのありがたいですね!実際に行ってもカタログ持ち歩くの重くて嫌だし…いまブリューゲルの『バベルの塔』が日本に来てます!私の中で「混む」と悪名高い東京都美術館ですが日曜日の真昼間に行ったにも関わらず入場列は無し♪⇒若冲展のトラウマ日記はこちらこの後しばらく美術館アレルギーを発症してたw ちなみにブリューゲルが描いたバベルの塔は2枚あります。左がドイツから来日してるほう、右がウィーン美術史美術館蔵です。ドイツのは見たことなかったから嬉しい来日です。でもサイズが小さくて…さらに半円の台座で近寄れず並んで一列目で見ても遠くて人間は小さくて判別不能…しかも一列目は立ち止まれないから絵を見たって気がしない。一列目の後ろに貼られたロープの外では立ち止まれるけどさらに遠くなってぜんぜん見えない…ミュシャ展よりオペラグラスが欲しくなる絵でした。詳細CG映像と、拡大複製画で補完して見てましたけど、せめて半円台座がなかったらまだ見れたのになぁ。もう一つの見所はヒエロニムス・ボスの絵が2枚も来日!へんてこクリーチャー満載系の絵じゃないですけどボスらしい色使いと不思議さはある絵です。ちょい前に三菱一号館美術館で展示されたボスが初来日と騒がれていたから、2枚も来るのは貴重な機会。『快楽の園』なんてプラド美術館が改装でもしない限りレンタルなんてしてくれないだろうしねぇ。ブリューゲルの版画にボスに影響されたと思われる不思議クリーチャーいっぱいなのもおもしろかった。それと見逃しちゃならないのが大友克洋が描いた『INSIDE BABEL』!CG合成された絵もあります。混んでると入場待機列がとぐろを巻く所に展示されてます。私の時は待機列がなかったから気付かず…帰る間際にインフォメーションに展示場所を聞いて戻りました。※チケットなくても入れる場所の展示です。大友克洋の絵とCGだけでも見る価値ありですよ!
2017/05/30
ミュシャ展はけっこう混んでるみたいですね。波津彬子先生が関係者筋から聞いたというツイートによると、「海外展示というのは絵がかなり傷むので できればもう出したくない」ミュシャがスラヴ民族を想って晩年を費やして描いた絵なのだからバルカン諸国を差し置いて日本で展示なんて奇跡としか…で、いつか書こうと思ってたプラハ旅行記を^^プラハはカレル橋で新市街と旧市街に別れています。この橋の両端には聖人の像があり、大道芸の人もいて日中も、ライトアップされた夜も観光客で賑わっていますが早朝は人がいなくて、雰囲気があってすごくいいのですよ。こちらは新市街の広場。ガイドブックに必ず載ってる場所。このツインタワーの正面にからくり時計の塔があり、そこに登ってます。高所恐怖症のくせに、登れる塔には登って、街を俯瞰するのが大好き♪(同行者に荷物持たせたり、あそこでこういう写真を撮って来いと指示したり…)こちらは旧市街の壁絵。パステルカラーの家も多いし日時計なんかが街角に描かれていたり、非常にかわいい街!このかわいらしすぎる建物、はためく旗に注目!見慣れた日の丸、そう、これが日本大使館です。カレル橋からも臨めた、小高い丘にあるのがプラハ城。プラハ城の教会には、ミュシャのステンドグラスがあるんです!パステルカラーのリトグラフと違って、重厚な色のガラスたち、これが見たくてプラハに行ったと言っても過言ではない…新市街にある市庁舎はミュシャのデザイン!チェコが独立した時に、無償で装飾デザインを引き受けたそうです。アールヌーヴォー的な衣装とステンドグラスのエントランス!この市庁舎の中にはミュシャが壁絵を描いた広間もあるんですがそこは入場できなかったんですよね…ミュシャ展で、壁絵の習作が展示されてて悔しさ思い出した。広間に入れないのをくさりながら、カフェで茶してました…プラハは、ドイツのロマンティック街道並のかわいらしい街ですが魔女とか悪魔とかダークファンタジーも似合いそうな雰囲気もあり夜や早朝は異世界に迷い込んだような気分になりました。ミュシャ展のカタログが送料無料で楽天で買えるんだ。スラヴ叙事詩は常設を条件に寄贈された絵画群だけどデカすぎて飾れる美術館がなく、2012年までは夏の間だけどこかの城で限定公開されていました。プラハで常設できるようになったのもここ数年のことです。そんな門外不出と言ってもいいプラハの至宝が、20点全部揃って日本にやってきてるんですよ!ほんと無理しても見に行ってください!8m×6mって、宮殿や城の壁絵でしかあり得ないサイズですから巨大サイズに圧倒されるだけでも行く価値十分あります。
2017/04/13
1900年のパリ万国博覧会でボスニア・ヘルツェゴビナ館の装飾を担当することになったミュシャは、実際にバルカン諸国を訪れ、同胞スラヴ民族の泥水を飲むような現状に打ちのめされ、それまでの女性や美を賛美してきた自分の作風を恥じ、いつか同胞のためになる作品を描くことを決意します。それから10年、50歳になったミュシャはチェコに戻り、祖国の独立とスラヴ民族の統一を願い、16年かけてスラヴ叙事詩20枚を描き上げあげ、プラハ市に寄贈します。 ミュシャの展覧会は日本で何度も開催されてきたし、画集も何冊も出てますが、美しい女性のリトグラフを中心にアール・ヴーヴォー的な美ばかりを強調していたように感じます。でも、2013年に六本木ヒルズで開催されたミュシャ展は「それまでと違ったミュシャを見せる」をコンセプトにスラヴ叙事詩を映像で紹介し、民族を思って描いた絵も展示していました。それまでの美麗なリトグラフよりずっとずっと心に迫ってくる肉筆絵、私はミュシャの肝心なところを全然見ていなかったとイメージが覆りました。2015年、このスラヴ叙事詩の日本公開が企画されていると知った時はチェコにあるべき作品が国外へ、それも日本にやってくるかもしれない、そんな大それた企画、実現されなくてもあるだけですごいと泣けました。そして2017年、大それた企画が実現しました!スラヴ叙事詩20点がそろって日本にやってきた!ミュシャの思いや作品の背景を熱く語ってしまいましたが、そんなの抜きにしても、最大6m×8mの作品群は圧巻の迫力で、ただ絵を楽しむ、それだけでも十分価値がある展覧会なので、ちょっと無理をしてでも見ることを力強くオススメしまっす!乃木坂駅、表参道駅寄りの6番出口を出ると、そこは新国立美術館。出口目の前にチケット販売所がありますが、開館前の販売はなく後から来た前売り券を持ってる人々に抜かされるので、前売り券は事前に用意しておきましょう。(コンビニで買えます)そのまま入ったところが1階。1階は草間彌生展を開催中、ミュシャ展は2階なので待機列を間違わないように。私が行った開幕3日目の金曜日で、開館前の待機列は200人くらい。開館時以外に入場待ちの列は見かけませんでした。スラブ叙事詩のための展覧会なので、最初からスラヴ叙事詩!3室に分けて展示されていて、3室目だけ撮影OKです。人は1室目に溜まりがちなので、3室目にダッシュすると最初の数分だけはゆったりと見れますよ。映像コーナーで、スラヴ叙事詩誕生のきっかけやミュシャの生涯を13分にまとめた映像が見れます。ここでも私はミュシャのこと何も知らなかったなと思いました。お昼ぐらいに撮った会場。これより混雑してる時もありますが作品がバカでかくて、ほとんどの人が遠巻きに見てるので絵が見れないってことはないし、混雑はさほど気にならないかも。高さ6m、幅8mを想像してみてください。ものすごい迫力に圧倒されるばかりです。「原故郷のスラヴ民族」は星空が目の前いっぱいに広がり満点の星空を仰ぎ見ていると錯覚するほどの迫力でした。 があると、上の方もよく見えます。私も持参しましたが8倍は高性能すぎました。2~3倍くらいがちょうどいい気がします。この日は初めて夜間20時まで開館される日でした。19時過ぎから人が減りはじめ、クローズ間際は人もまばらで、この作品を見てるのは自分だけ!って至福の瞬間がありました♪※毎週金曜日と、4/29~5/7は毎日20時まで開館してます。月曜日は開館、火曜日が休館なので注意してください。4/24までの期限付き招待券があるので、その直前と、GW、6/5終了までの一か月は混雑が予想されるので出来るだけ早いうちに行かれた方が良いと思います。ちなみに出口すぐのグッズ販売は激込みです。出口付近の警備員さんに相談すれば再入場できるので空いてる時を見計らって買い物したほうがいいです。(私はレジ列にビビッて何も買えませんでしたw)カタログは地下のミュージアムショップでも買えます。会場ショップにはないグッズもありました。このミュージアムショップのセレクトはなかなかでcoci la elleの日傘も置いてありますよ。地下1階の休憩スペースもオススメです。ヤコブセンのエッグチェアーは座り心地抜群♪コインロッカーとトイレは各階にあります。中央のシースルーエレベーターは楽しいけどゆっくりだし混みがち。トイレ手前にあるエレベーターは1階⇔2階しか移動できませんが空いててオススメ。その前のコインロッカーも空いてます。私が今まで見た美術展の中で一番オススメなのが、このミュシャ展です。展覧会を企画された関係者の皆さん、この至宝がチェコ国外に出ることを許可してくださったチェコの方々に心からの感謝をおくりたいです。
2017/03/12
またまた、漫画の原画展に行ってきました。去年の池袋西武のものを、横浜そごうで再展示です。またしても会期ギリギリに。面倒で諦めようとしてたところに行った方からお話聞いたら、やっぱ見ておきたいと思いまして^^ 左の表紙の原画が綺麗だったー。そして、お祝いサイン色紙には右と同じ衣装のリーレン!好きな漫画家、好きな作品の原画はやっぱ感激です♪「OZ」のムトーのカラー原画もありました。(できることなら19のが見たかった…)「OZ」は好きなマンガベスト3に入る作品です。繰り返し読み過ぎて、コマの配置も台詞も覚えてるのに何度読んでも最後は号泣せずにはいられない。樹作品の中では地味かもしれませんが未読の方はぜひぜひ読んで欲しいです。ただ展示物を選んだ人は樹作品を読んだことがあるのかな? イケメンコーナーに「花咲ける青少年」のカラー多かったけど肝心のムスターファはこの表紙みたいに良い絵がもっとあるはずなのにアップじゃないカラー絵でイマイチ美しさが伝わってこないし、恋コーナーは花鹿一人のカラー絵だし…うーん。そしてグッズのポストカードは「八雲立つ」なんで「花咲ける~」じゃないんだよっ!色紙にリーレン描いた樹先生は、読者がどの作品が好きでその中でも誰の絵を一番見たいか把握されてるはずだからセレクトに樹先生の意思も入ってる気もしないんだよなぁ。生絵を見れただけで嬉しいけど、セレクトは納得できなかった。せっかくの機会だからこそ、見たいものが見たかった… 清水玲子は「輝夜姫」「月の子」が多かった。「秘密」が見たかったなーと思ってたら「Melody連載だから秘密はないんだよ」って来場者が話してるのを聞いて納得。同じ白泉社なんだから線引きしなくても良いのに。 左の画集表紙の原画なんて素晴らしすぎでした!天女達の衣装はピンクベージュのグラデーション、色使いはシンプルなのに緻密なタッチが派手。ただ筆に迷いがないから、良い意味で印刷物のように完成度が高く「WILD CATS」なんてコート紙に印刷されたポスターみたいでした。セールでごった返す横浜駅~そごうでHP削られたけど生絵を見る機会は無駄にしなくてやっぱり良かった。が、行ってわかったけど、私、LaLaって読んだこと無く…展示されてる作家の4/5は知らない作家だった。 たぶん目玉に据えられてるのが成田美名子で読んだことあるはずだけど内容全然覚えてなくて…カレンダーの原画とかサイズも大きくて見応えあったけど知らない話だと思い入れもあまりなくてねぇ。ちゃんと読み直してみたいなー。
2017/01/13
山岸凉子展 「光 -てらす-」 ―メタモルフォーゼの世界―http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html山岸涼子展へ駆け込みで行ってきました。展覧会というと油彩が多いですが、漫画家さんのカラーは水彩が多く透明な色合いの重なり合うボカシやニジミの繊細さに見惚れます。水彩は退色しやすいから、美術館で所蔵してても滅多に展示してくれません。なので水彩中心の漫画家さんの原画展って、実はとっても贅沢なんですよ。私も山岸涼子の熱烈なファンと言うわけではないけれど、『日出処の天子』のチラシに惹かれて行ってきました。衣装や装飾は豪華絢爛!肉眼で判別困難なくらい細かい線で描かれ山岸涼子ってこんなに画力がある漫画家だったんだって驚きました。そして、厩戸の皇子の中世的な妖艶さといったら!目線だけで周りを引きこむ強烈なカリスマ性、服を着こんでてもビックリするくらい色気があるの!25日まで、あと二日しかないんですが、すごくおススメなのでお時間がある方は、弥生美術館@根津へぜひ!隣接してる竹久夢二美術館で、夢二が装丁した美本達も見れます。で、『日出処の天子』を読み返したいのに電子化されてない…山岸涼子の本は一冊も電子化されてないから許可してないんだろうな。たしか後味の悪い終り方で、学生だった私には重くて処分しちゃったけど今読んだら感じ方も違うと思うし、ものすっごくものすっごく読みたい!
2016/12/23
「空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン展」紀尾井町の特設会場で開催中の旅をテーマにしたルイ・ヴィトンの展示を見てきました。東博のエルメス展(⇒日記)が素敵すぎたので今回も期待♪会場内は旅、非日常空間を意識した構成でそこかしこにヴィトンの特注品が並んでました。意趣をこらしたトランクがたっくさん展示されてました。映画とかでお貴族様の移動に出てくるアイテムだよね!旅といっても軽さ重視のスーツケースしか持たない私にはかさばる&重そうなトランクケースなんて完全無縁のもの、もう実物見るのも初めてで、テンション上がりまくり^^ピクニックセット、靴クローゼット、メイクセットなどありとあらゆるお貴族様の外出用トランクがありましたが、中でも「絵画用」に感動というか、別世界を感じました。小柄な人間くらいの高さがあるトランク、絵画が数枚入ります。旅でそんな大きな絵を買うなんて、私には考えられない世界!こんなトランク持って、オークションで金に糸目も付けず好きな絵を買って、船でゆったりまったり移動…してみたい。あっ、もしどんなことでも叶えてあげると言われたら、15世紀ヴェネチアの金持ち貴族のドラ息子に生まれてモニカ・ベルッチのような愛人抱えて、大好きな画家に好きなだけ絵を描いてもらいたい。私の大好きな画家はヴェネチアから追放されてしまったけど生涯、絵に「VENETO」ってサインを入れ続けていたのが切なくて彼がヴェネチアから追われることがないよう保護しまくりたい。(そうすると彼の晩年作は生まれなかったかもしれないけれど…)というか、世界中に散逸してしまっている彼のパネル画を買い戻して祭壇画を完成形に、展示じゃなくて保存を目的とした美術館作りたい。話を戻しますがw ヴィトン展は入場無料、6/19(日)まで開催してます。
2016/05/25
あっ、こんなタイトルですが乗っ取られてないですよ。ここ数年ふつふつと貯めこんでいたストレスが解消されたって話です。動物の擬人化やだまし絵で注目されてる浮世絵師の歌川国芳。私もコミカルな絵が好きで画集をめくっていたのですが、20年前の国芳の画集というと、春画のオンパレードで国芳=春画絵師 だと私は思っていたんですよ。で、数年前に六本木ヒルズで国芳展がありまして、大好きな国芳が集結してるとあって喜び勇んでいきました。解剖学的に筋肉の付き方おかしいとか、遠近法が変とか、そんなのどーでも良くて、躍動感ある登場人物達は半紙から飛び出してきそうで、その勢いにただただ感激。柄 on 柄の着物のファッションセンスも素敵だったし国芳自身が人を愛し、動物を慈しみ、面白おかしく生きてきたことが伝わってくる、素晴らしすぎる展覧会でした。が、が、が、見終わって何かが足りない。国芳の春画が一枚も飾られてない!展覧会は本当に素晴らしかったけど「国芳展」なのに春画なんて全く感じさせない展示方法には違和感大。展覧会のセレクト如何で画家の印象が変わってくると思うんですよ。それで私自身もミュシャのこと、綺麗で優美な女性絵ばかり見せられきな臭い祖国を思う絵も描いてるのに、そうゆう部分は隠されてたから「なんでこんなに綺麗な絵ばかり描けるのかな?」って誤解してたし。(※2017年 新国立美術館にて「プラハ叙事詩」展示が決定しました!)2013年 大英博物館での春画展は大盛況で(女性客が多かったとか)日本への巡回展示も検討されていたのに、日本の博物館は18禁の展示に及び腰で実現されなかったそうで…泣(会田誠展みたいに18禁部屋つくればいーじゃんね!)そんな数年来のストレスが今年やっと解消されたんです。「SHUNGA 春画展」@永青文庫http://www.eiseibunko.com/shunga/元首相の細川護熙氏が尽力してくださり、日本で”初”の本格的な春画展が開催されてます。細川家のプライベート美術館なので広くはないし展示数も少ないのだけど、生の春画を見るのは初めてで「胸より何より接合部が大事なんだな」って衝撃を受けたりw念願の国芳を堪能したり、印象深い展覧会でした。いっちばん衝撃的だったのが葛飾北斎『蛸と海女』ね。絵面もすごいけど周りに何が書かれてるかって!(⇒WIKI)日本語にはオノマトペが多いと言いますが、江戸時代には既にエロオノマトペがあったんだなとw北斎の春画ペンネームが「鉄棒ぬらぬら」ってさらなる衝撃も。 はミュージアムショップにありました。なにが出展されてたのかなーとチェックしたところ、蛸絵もあった!ロゼッタストーンやエルギン・マーブルがある、あの建物の中に鉄棒ぬらぬらが展示されてたかと思うと日本人として胸熱!春画展@永青文庫は12/23まで続きます。衝撃受けたい方はぜひ^^4分割会期のただいま2期目を開催中。1期目はものすごーく盛況でした。展覧会に連れだっていらっしゃる方々に、「ここはカフェじゃねーんだから世間話なんかせずに黙って見ろよ!」ってイラつくことが多いんですが接合部クローズアップの連続だと感想述べるに述べられないらしくほかの展覧会と比べて話し声が気にならなかったのも可笑しい^^「Fantastique ! Kuniyoshi」@Le Petit Palaisついでに。パリのプチパレで国芳展が開催中。パリで、国芳単独の展覧会が開かれてるのかって、それも胸熱!パリ行きたい。。。
2015/10/17
数週間前、日本は隣国と"forced to work"で騒いでおりましたが…トルコのエフェソス遺跡も世界遺産登録が決定しました!山間にあり、斜面を利用して作られた劇場があります。古代図書館に続くメインストリート。クレオパトラとアントニウスもここに住んでたそうです。エフェソス遺跡の象徴のような列柱遺跡は図書館。このお向かいに娼館があり、図書館でお勉強した後、娼館に行かれる方が多かったそうです。しばらく進んでいくと、道の石畳に看板が出てきます。着飾った女性がいるのはこの先左(左足)愛(ハート)はお金(コイン)で買える=娼館 って意味だそうです。江戸時代の吉原は苦界と呼ばれたり娼婦にはネガティブなイメージがありますがエフェソスの娼婦は容姿端麗はもちろん、楽器演奏ができる芸達者で、しかも高給取りだったので若い娘のなりたい職業だったばかりか、親までも娘にさせたい職業だったとか。(時代・国によって捉え方はいろいろですね)エフェソス遺跡の近くには、立派なアルテミス神殿があったそうです。過去形なのは現存してないから…(画像は博物館にあった模型)歴史に名前を残したいけど、自分の才能では無理そうだから大それた犯罪を犯して有名になろうとしたバカが焼き払ったそうです。当時の人々はそんなバカの名前は絶対に残さないよう記録しなかったのに歴史家なんかが書き残してしまって、バカの望みは叶っちゃいました。バカの名は「ヘロストラトス」心の病気の名前にもなってます。エフェソス博物館にある「アルテミス像」おっぱいがたくさんなのは多産=豊穣の象徴で、豊穣を願った祭では牡牛の睾丸が供えられたそうです。でもさ、ギリシャ神話じゃアルテミスって月の女神で水浴び覗かれただけで殺しちゃう潔癖な処女神じゃん?隣のトルコだとなんで出産イメージがついてるんだろ???ヴァチカンにも同じ像があって、それはイシュタルだったような?愛と美の女神に女性の出産が結びつくのはわかるけどギリシャ神話と混同するならアルテミスよりもアフォロディーテじゃないのかなぁ?と旅行以来続く謎…ちなみにエフェソス遺跡の近くには、聖母マリアが隠居してた山があります。ノアの箱舟が辿りついたのもトルコ東部にある山だし、サンタクロースこと聖ニコラウスはトルコ人だし、イスラムの国ってイメージがある割に、キリスト教に縁深いのが面白い。トルコは歴史も美術も景色も素晴らしくて本当におススメなのに今はきな臭い周辺国の問題やらテロの危険性もあって、お気楽におススメできないのが残念…
2015/07/30
現在のブリュージュは観光客で賑わう明るい街ですがかつては交易の要である運河が砂で埋もれたことで産業が廃れ、都市化も遅れ、忘れられた街でした。妙なタイトルはローデンバッハの小説の最後の一文です。愛する妻を亡くした男が隠居先に選んだのが廃れた街・ブリュージュ、そこで寂しい余生を送るはずの男は妻にそっくりな女に出会うが、踊り子であるその女は貞淑な妻とは正反対で男はギャップに悩み…「死んだ、死んだ、死んでしまった、死都ブリュージュ」と、男が呟いて物語は閉じます。小説の挿絵はクノップフの「見捨てられた街」クノップフの描く風景画は静寂そのもので風景画の良さがいまひとつ理解できない私でさえその絵の中に入りたいと思うほど惹きつけられます。廃れた街をことのほか愛していたクノップフなのに、「廃れた」を言い換えると「中世のまま封印されていた」ってことで小説の旅情と相まって、観光客が押し寄せることに…皮肉にも自身が挿絵を描いた小説の普及によって愛した街はなくなってしまったわけです。その中に入りたいと、私の焦がれていた風景もどこにもありませんでした…(運河クルーズして、ムール貝食べて、左端のホテルに泊まって、ブリュージュ超満喫♪)ブリュージュで最も感嘆したというか、呆れたのが、、、博物館(元貴族の邸宅)に小さな礼拝室があり敬虔あらたかな貴族様だったのねと思いきや、隣の教会の壁をぶち破って窓を取り付けた、自宅に居ながら教会でお祈りができる横着礼拝室!隣なんだから歩けよ、金持ちクソ野郎!って思いましたねw私が神ならデブ・ハゲ・口臭の魔法をかけてやるのに。
2015/06/23
本日の鳥獣戯画展、MAXは入場に200分、甲巻に150分という過酷さ!?甲巻列のため個室があってさ、いつものミュージアムショップまでとぐろスペース。開場前にかーなり並んだので、私は30分程で甲巻見れましたが、屋外列のために日傘貸出してるし、給水所まで出来てる!今まで一番過酷だったのは螺鈿紫檀五弦琵琶が19年ぶりにお目見えした正倉院展。中でも30分並んですげーと思ったけど鳥獣戯画が歴史を塗り替えてくれたよ。後期はどうかしらね。鳥獣戯画・甲巻には猫さんが3匹いるんです。この2点は一見ではわからなかったけど、三角耳だから猫よね???これはすぐにわかる!烏帽子猫さん♪甲巻の中で一番見たい。これは後期の展示です。当然ですが、本物の鳥獣戯画は撮影禁止です。本館の企画展に展示されてる模写で全4巻が公開されていて撮影OKなので写真撮ってきました。乙丙丁巻は前半しか公開されてなかったけど本物の入替と合わせて、後半も公開されるのかな?乙巻後半の想像上の動物(麒麟・龍etc)も楽しみなのだ。そして本館の刀剣コーナーも大賑わいでした。私は、この漫画を読んで「砥ぎ」の技術があるから鎌倉時代の刀剣も錆びずに現存してるのがすごいと思って刀剣の実物が見たかったのですが、「現存してる」レベルどころか「つい最近作られたかのように鋭利に輝いてる刃物」で鉄を数百年もこのレベルで保つ職人の技術すごい!と感動ひとしきり。ただ見学のほとんどの方は「とうらぶ」(←実はよく知らない)で擬人化された刀の現物狙いだったようです。すげー立派な一眼レフで連写しまくってる方がいてビックリよ。ものすごい列が出来てる鳥獣戯画展、並んだ人が見終わるまで博物館は開けてるそうで、先週は夜中の12時までかかったとか…後期はどうなるかな?もし行かれる方はチケット用意して開場前にたくさん並ぶことをおススメします。子供向の絵本の解説がわかりやすかったです。
2015/05/17
鳥獣戯画展は甲乙丙丁の4巻全てが公開されます。前期後期で2巻ずつと思いきや、巻ごとで前後半で分れるらしい。各巻で30分以上並んでるそうで、×4巻×2日って過酷だ…泣フェルメールが来日してる国立新美術館では、マグリット展も同時開催中。⇒国立新美術館がすごい!で語りましたが、今回も優れた企画力で「大回顧展」と呼ぶにふさわしい、マグリットの代表作が集結してます!『白紙委任状』が来ると知って心待ちにしておりました♪「目に見える物は物を隠すことができるが、目に見えない物はなにからも隠されることが無い」など哲学的なキャプションがついておりますが、騙し絵のような不思議さにただ惹かれてます。 『光の帝国2』 『光の帝国』マグリットらしい不思議な『光の帝国』にも心惹かれます。来日してるのは左の2の方。それだって見れるのは嬉しいけど私的には右の方が「光」の存在感が大きくて好きだな。『アルンハイムの領地』はグワッシュのブルーが綺麗な作品。年代別に展示されているので作風の変遷を見てとれるのが楽しかった。私が惹かれる作品は晩年ものが多かったかな。『恋人たち』見たまんまなタイトルが付けられている珍しい一品。他は「なぜそのタイトルを?」って不思議なのが多くて・・・こんな爽快な青空なのに、タイトルは『呪い』 『空の鳥』 『大家族』左も数少ない見た通りのタイトル。連作のように酷似してるのになぜか右は『大家族』。鳥が一羽だけなのに???と、表現だけでなく、タイトルも不思議なマグリットの作品群。時々、タイトルの由来についてマグリットが語るインタビューがキャプションとなっているんだけど哲学のように小難しくて、疲れた頭には入ってこないwただ面白いなー、不思議だなー、綺麗だなーと楽しんでました♪美術鑑賞する時は、時代背景や技術的なことを知ってるとより作品の理解が深まって楽しいこともあるけれど、せっかく本物が目の前にあるのに、その知識の確認に終わってしまって作品自体を感じられなくなることもあるので、知識なんて無い方が良いかなと。(親友の受け売り。そして理解する気の無いバカの言い訳www)私がベルギーを訪れたのはユーロに変わる直前、ベルギーフランにはマグリット札があって銀行で綺麗なのと交換してもらいました。作品がデザインに使われてるのも嬉しくて大事に保管してます♪EU複数国を旅する時に共通通貨のユーロは便利だけどインフレ国のゼロいっぱい通貨で金持ち気分を味わったりと単一国通貨の方がその国を旅してる楽しさがあったなー。英国からイタリアに行くと、3ポンドと10000リラがほぼ同額で支払いの時こんがらがりそうになったのも良き思い出。
2015/05/04
暑さにやられつつ、展覧会めぐりにいそしんでます。まずは終りが迫ってる(5/6まで)、⇒大ニセモノ博覧会へ。⇒特設サイトのセンスw ←人魚ミイラ見たい方はどうぞ。実物はもっともっとおぞましいですよ・・・目合せたくない。(↑はグッズのTee。このセンスもすごいよね) ⇒Exciteニュースより画像をお借りしてます猿と鮭から人魚ミイラを作る方法が図説されてまして、・皮は焼きミョウバン、安い醤油に漬けて →「安い」が具体的~♪ と笑ってたら・・・・キッチンペーパーで肉付けをする →って、現代用のレシピかっ!!!人魚ミイラは歴博所蔵だけど、企画展のために倉庫から出し今後の展示をどうするかは決まってないそうです。あと贋小判作りの工程も実物展示されてるのが面白かった!イングリッド(金57%と銀の合金)を溶かして成形したあと、6種の薬品で表面の銀だけ溶かして金色に見せるんだって。掛け軸や古文書が多かったけど、素人には真贋判断は難しいね。ただ家で宴会する時、床の間に掛け軸は必須で家の格を上に見せるには、ニセモノでも役立ったようですよ。実演で一億円の札束と千両箱を持ち上げられるんですが、一億円は持てるけど、持ち歩くのは遠慮したい重さ。(まっ、本物をもらえるなら喜んで持ち歩くけどw)千両箱なんて気合入れてやっと上がるレベルで小脇に抱えて屋根からバラまくなんて無理よ無理っ!企画展のチケットで常設展も見学できます。文明開化から古代に向かうカーテンと人形の展示はタイムスリップをイメージして作られたのかな?常設は6室に分かれ、第1室が古代で、第6室が近代。金印が来てた国宝展@東京国立博物館で人が群がってた縄文土偶達がズラッとありがたみも無く並べられてた♪私にとっての「the 土偶」を見れたのが満足。河伯(河童)の手のミイラもありました。この隣にでも人魚のミイラ置いとけば良いのにねー。千葉県佐倉市にある歴博は広くて、船や旅籠の実物展示や藤原道長邸や江戸の街並を再現した模型もあり見どころありすぎで中世の第3室でヘロヘロ・・・残りは通りすぎるだけで精一杯。体力と時間がある時にゆっくり見た方が良さそうです。そして、佐倉城址公園の散歩も楽しい。菖蒲?カキツバタ?咲いたら光琳の屏風みたいになりそうじゃない?姥ヶ池の睡蓮も咲いたらすごいだろうな。山藤が綺麗でしたよ。藤棚でお行儀よく咲いてる藤も好きだけど他の木に巻付いて貪欲に伸びる野生の荒々しさも好き。(って、咲いてないのばっか撮って、咲いてる花を撮ってない私w)
2015/05/02
私、ドイツに行くと決めたのが出発の一週間前同行者とは現地待合で、ロクな打合せもできず・・・とりあえずロマンティック街道を縦断するバスに乗り込みローテンブルクを目指す以外は何も知らないままの出発wこのバスね、観光地を結ぶだけでなく、滞在しなくても軽く観光できるよう、お城や教会の目の前に数十分とまってくれるの。そんなこんなで辿り着いたクリクリンゲンのヘルゴット教会そこにリーメンシュナイダー作「聖母召天祭壇」があるなんて全然知らなかったので、見つけた瞬間、泣き崩れそうになりました。TBS「道浪漫」という番組の中で、星野知子さんが「木製なのにまるで黄金で出来てるみたいに輝いてる」と紹介していたのが印象的でした。まさにその通りの神々しさ。人の子の母とは思えない清らかで美しいマリア様と生き生きとした躍動感のある聖人たち。ドイツの像って街同様にかわいらしく彩色されたものが多いのに複雑な立体の透かし彫りが、木のままだからこそ際立ってるんです!ヘルゴット教会は聖母を特別視しないプロテスタント。もちろん「聖母召天」も教典にないにも関わらずこの「聖母召天祭壇」はここに飾られています。「美」は「教典」より強し。(かくいう私もアートゆえにクリスチャンになろうと思ったことある)ローテンブルクの聖ヤコブ教会にも「聖血の祭壇」があり一節にはリーメンシュナイダーの最高傑作と言われるけど私的には「聖母召天祭壇」の方が圧倒されるかな。 でもリーメンシュナイダーの人生って過酷なの。当時の彫刻家の社会的地位は高く、市長を勤めたこともあり農民一揆のいざこざに巻き込まれ、利き腕を折られてしまったの。木から黄金の輝きにも勝る芸術を生み出す腕を・・・2012年に上野で開催された「ベルリン国立美術館展」でリーメンシュナイダー作「聖ゲオルギウス像」も来日し日本で見れるなんて、この腕をへし折ったなんて、とフェルメールで沸き立つ会場の中で涙しておりました。
2015/04/07
几帳面なところが似てると言われるドイツ人と日本人。でも、とある場所でやっぱり国民性違うなと実感しました。それは、ローテンブルクにある犯罪博物館。内側に杭がビッシリついている「鉄の処女」中に人を入れてパーツを閉めていくと体に杭がくいこむ拷問用具。私が初めて知ったのはエリザベート・バートリーの伝記で、美貌維持のために「鉄の処女」で処女の生き血を集め、処女血風呂に入っていたとか・・・なんて無意味なことをと思いましたが近年の研究で若者の血を輸血すると若返り効果があると判明したそうですよ。これは「鉄の処女」の足だけ版。四肢を馬に括りつけて、四方に一斉に走らせたり、手足の関節を折って大車輪に付けて回転させたり、そんな血みどろな拷問絵図も展示されているのだけれど、この犯罪博物館で笑わせてもらったのが日頃の悪態を罰するための「恥辱の仮面」!これなんてパーティ御用達しの鼻メガネじゃん!「嘘をついた」か「おしゃべりクソ野郎」の仮面だったかな?豚のように食らう奴。もうそのまんまwこの図のように悪態に応じた「恥辱の仮面」を付けて街角にさらされるのが罰になるようですが、が、が、こんなフルフェイス仮面を被ったら誰だかわかんないしぜんっぜん恥ずかしくないから、いくらでも被ってやるぜ!でもドイツ人にはこれが「恥=罰」になるんですねぇ。こんなところで国民性の違いをハッキリ認識w「貞操帯」って言葉でしか認識してなかったけど実物あるのね・・・ドイツの博物館なのに、なぜに解説が日本語だけ???こじんまりとした博物館の割に、展示物が充実してて楽しいですよ♪たしか明治大学の博物館にも「鉄の処女」があったような?
2015/04/01
日本人に大人気なドイツのロマンティック街道。Romantische Straße ロマンティック街道 街道の看板には独語と並んで日本語だけ表記されてたりw中でも、カラフルな建物が並ぶローテンブルクは中世から時を止めたような、おとぎの国のようなかわゆい街ですが、実は世界大戦で街の半数以上が破壊され、中世そのままではないんです。復興の際、在りし日の写真を元に昔ながらの街並を取り戻したそうで「元のまま復興した祖先のことを誇りに思う!」と力説していたドイツ人、景観を考慮せず都市開発を進めた日本人としては耳が痛くもあり、羨ましくもあり。近年の復興だから価値がないとは思わないし、ローテンブルクはすっげ楽しい博物館も美術の宝庫な教会もあり行く価値大なのですが、大戦の被害が少なく、中世そのままが残っている奇跡の街がローテンブルクのすぐ近くにあるんです。それはディンケルスビュール。街の規模はローテンブルクより小さいけれどカラフルな家々、一目で商売がわかる鉄製の看板はローテンブルク同様におとぎの国のようです。まだビデオだった時代、「道浪漫」という番組で星野知子さんがロマンティック街道をドライブしつつこのディンケルスビュールを紹介されていて絶対に絶対に行きたい!と思ったんです。その理由は、彼に会いたかったから。※赤ずきんちゃんが抱えてる赤ん坊は人形です夏の間、毎夜10時になると夜警さんが飲み屋を周り入口でディンケルスビュールを讃える歌を歌い酔客の帰宅を促します。夜警さんが歌い出すと、飲み屋の人がお礼にグラスワインを振る舞い夜警さんが一口飲んだ後、残りは付いて回る観光客にくれます。ディンケルスビュールの街並を描く画家アーサー氏。番組では池のほとりでスケッチしていました。ドラゴンを足蹴にするのは、翼があれば大天使ミカエル、翼がないのは騎士の聖人ゲオルギウス。騎士道を重んじるドイツでは、ゲオルギウスが大人気でどこの教会でも翼無しドラゴン足蹴の意匠が見つけられます。「受胎告知」に並ぶくらい「ドラゴン足蹴」好き♪
2015/03/31
ただいま国立新美術館@六本木で開催中なのは「ルーヴル美術館展」 フェルメールの天文学者(左)が日本に来てます!地理学者(右)と比べると色彩がボヤけてるというか布地や背景も地理学者の方が書き込まれてるかな。地理学者はドイツ・フランクフルトのシュテーデル美術館所蔵。両シリーズを並べて鑑賞できたら良いのになぁ。フェルメールが日本に来るっていうと大騒ぎだけどルーヴルではモナリザやミロのヴィーナスがある宮殿とは遠く離れた所に展示されていて、団体客は来ないからフェルメールを一人占めできるどころか、両隣3部屋含め誰もいない状態で、ゆーったり鑑賞できます♪とはいえ、フェルメールを呼びこんだ国立新美術館、Good Job!パリのクリュニー美術館も改装だからって、至宝「貴婦人と一角獣」のタピスリーを6枚セットで日本に持ってくるなんて本当にビックリ。フランス国外持出しが初めて、しかーも洗浄後の初公開が日本だったんですよ!4年くらい前のオルセー美術館展は、大改装を契機とした貸出でサンフランシスコ・オーストラリア・東京の巡回展示。本家がクローズ中は有名な絵が一斉貸出するから質が違うっ!この巡回展をよくぞ呼んでくれた!って感激のセレクトでした♪そして、いま楽しみにしてる企画。ミュシャは、アール・ヌーヴォー風の綺麗な女性の絵が多い。出身は現在のチェコ。プラハの春が起こった時代を生きた人なのにパリで活躍してると実感が無いのかな?この人の絵はなんでこんなに明るくて綺麗なのか不思議でした。でも、それは私の誤解。一昨年の展覧会で戦争を彷彿させる暗い絵もあってイメージ変わりました。お馴染みの綺麗な絵よりずっとずっと心に飛び込んでくる迫力。「スラヴ叙事詩」という祖国をモチーフにした連作も映像で紹介されてました。これも門外不出の至宝。なのに国立新美術館での公開が計画されてる!議会の承認が必要とかまだクリアしないハードルもあるようですがこれが実現したら本当にすごい!計画があるってだけで泣ける。黒川紀章設計の建物も好きです。六本木再開発計画で美術館建設予定を知った時はバブル崩壊後だったし、所蔵品を集めるのも大変そうだしいまさら美術館作っても…なんて思ったのにこんな贅沢な展覧会が続いてまぢ感激です。ミッドタウンにはサモトラケのニケ(複製)が展示されてます。ルーヴルの大階段の頂点で今にも飛び立ちそうな本家の展示に対して竹をバッグにしてるのが日本らしいというかシュールだわ。
2015/03/17
昨晩からNHKで始まった「ダウントン・アビー 3rdシーズン」メアリーのウェディング・ドレス姿がスッキリしたラインでヴィクトリアン絵画から抜け出てきたみたいな美しさだった!(ネタバレサイトでその先知っちゃったけどね・・・)ダウントン・アビーのロケ地となっているハイクレア城はドラマの人気に伴って入場予約が一杯だとか。英国貴族はハイクレア城のように所有する貴族自身が莫大な維持費を稼ぎながら運営している場合と、ナショナル・トラストでサポート・管理されているものがあります。⇒大好きな映画で、孤児が「いつか買う」と豪語する写真で登場したのが、ウィンストン・チャーチルの生家であるブレナム・パレス。ナショナル・トラストに管理委託せず、マールバラ公爵家が維持している宮殿。ものっすっごぉーーーーく広いの。ゲートから宮殿入口まで10分くらい歩くから。公爵のプライベート部分を除いて、宮殿内を見学できます。建物内は撮影禁止だったけど、豪華な調度品に囲まれた部屋は絵本で見たお城の生活みたいで、もうまるで別世界!敷地内にプライベート・チャペルもありますから。だだっ広い敷地では羊を飼い、領地で取れる農産物からジャムやらエルダーフラワー飲料などなどPB商品も販売してます。私ここに来た時、ちょっとナーバスな問題があったのだけど羊追いかけまわして転んだりしてるうちにどーでも良くなりw地元の人もピクニックに訪れる場所。グリーン・ベルトといい近くにこんな風にくつろげる場所が守られている英国うらやましすぎ。すっかり気分転換が出来て、さぁ帰ろうとバス停で切り株に腰かけようとしたら英国紳士がツイードの上着を脱ぎ、切り株に敷いてくれたの。レディ・ファーストのマナーだと頭では理解できても、ヤマトナデシコを美徳とする国で育った私としては(なろうと思わなくても)人様の上着の上に腰かけるなんてとんでもないわけで(しかも転んで泥だらけ…)でも座らないのも失礼なので、バスが来るまでの約30分、空気椅子で待ちましたよ!翌日の筋肉痛は、羊追い回しより空気椅子が原因だと思ふ。
2015/03/09
先日、運動公園でウォーキングしてたら、犬に襲われそうになりました。飼い主がリードを落とした隙の出来事で故意じゃなくても怖かった(泣)その公園は行く度に必ず犬の糞が転がってるし、NOリード犬も多くて何年も飼い主のマナーの悪さに辟易させられ続けた結果、苦手を通り越し、見かけるのも嫌なくらいの犬嫌いになってます。「その犬は大丈夫だから~♪」とNOリードで好き勝手にさせとく飼い主なんなの?あなたにとっては賢く従順な犬でも、他人の私には性格はわからないしマナーのなってない飼い主が育てた犬なんか信用できるか、くそぼけぇぇぇ(怒)そもそも他人に近づいてくるのがしつけが出来てない証拠なんだよ!犬が嫌いな人もいる、犬はじゃれてるつもりでも小さな子は怪我するかも他の犬とケンカしたら等、飼い主はNOリードのリスクを認識してよ。もう公園内を犬立入禁止にして欲しい!イギリスに滞在してた時は犬も普通にかわいいと思ってたのに・・・イギリスってロンドンのような大都市は別として、だだっ広い野原の中に街が点在していて、旅してると、その町のシンボルの教会尖塔が真っ先に見え、だんだんと街の風景が近づいてくる。移動中のそんな風景も大好きでした。ロンドンからバス・列車で一時間程度しか離れてないオックスフォードも周囲はだだっ広い野原で、中心地から車で10分も走れば野原に着きます。その野原は「グリーン・ベルト」と呼ばれ保護されているそうです。プレイングハウスで遊んだり、野生のラズベリーをつまみ食いしたり豊かな緑の中をまったり歩くのって本当に気持ち良い!このグリーン・ベルトにはNOリードで散歩する人がたくさん居ますが、イギリスでは犬の調教がしっかりしているので、NOリードでも常に飼い主の位置を気にして、つかず離れずのびのびと散歩しています。他人に遅いかかるどころか、NOリード同士の犬が顔を合わせても唸ることも無く、当たり前のようにすれ違って行きます。知人の犬散歩に付きあわせてもらいました。ドーベルマンでもNOリードで散歩できる環境です。私の飼ってみたい犬NO.1のロットワイラー。のっしのっしと歩く姿がかわいい超大型犬。広い野原をのびのびと散歩してる彼らを見てるとこちらもゆったりとした気分になれます。(この表情、犬嫌いの人間が撮った写真じゃないでしょ!) 国土の問題もあるから、日本でグリーン・ベルトを真似るのは難しいし「NOリードでのびのびと散歩させてあげたい」飼い主の願いもわかりますがそれはしつけが出来てることが大前提。ドッグランもあるわけだし公共の場にNOリードで犬を連れ込んで他人に近づいてもスルーしてる飼い主許すまじ!
2015/03/05
「世界一美しい駅」と言われるアントワープ中央駅。私だって、駅を使うのが、カフェで茶するのが、夢だったんだよ。でもね、思いっきり改修中だった・・・orzこの下には幕が張られてて、カフェは休業中だった気がする。ワイン色の鉄骨とアールヌーヴォーなステンドグラス。憧れの雰囲気を楽しめなくて本当かなしかった。美しいアントワープ中央駅は、明日の「美の巨人たち」でご覧ください。http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/そーいえば、ヨーロッパ旅で気をつけなきゃと肝に銘じてるのが「中央」と付くのが主要ターミナル駅だってこと。しかも紛らわしいことに中央駅の隣にシンプル地名の駅があったり・・・日本だとシンプル地名がターミナルで形容詞付くのは近隣駅じゃね?英語ならまだしも、Hauptbahnhof(独)なんてわかんないじゃん。ドイツで夜移動中に、乗換するはずのシンプル駅名に着いたのだけど小さいし、真っ暗だし、怖くて降りられずにそのまま電車に乗ってたら次にいかにもターミナルなHauptbahnhof=中央駅に到着したってことが。旅に行くこと自体、一週間前に決めて、準備が全く足りず勢いだけで行動して、焦ったり大変なことも多かったけどなんつうか、一番印象深かったというか楽しい旅だったな。
2015/02/20
映画に出てきたロケ地って行ってみたくなりません?映画「シューティング・フィッシュ」この作品情報を楽天エンタメナビで見る孤児男性二人が「大豪邸に住む」夢を叶えるために詐欺を行いそれに加担させられたバイトの女の子とのラブコメ。「Shooting Fish」は樽の中の鱒を打つのは簡単=チョロいってスラング。今みたいにセレブ臭垂れ流しじゃないケイト・ベッキンゼールはかわいいし孤児の一人は口が達者でノリが軽く、対してもう一人は口下手なオタクというキャラは光ってるし、イギリスらしさを小ばかにしたような笑いのツボとかおもちゃ箱をひっくり返したみたいにとにかく楽しくて見終わった後はバカラックを歌いながらスキップしたくなるんです。単館上映だったシネスイッチ銀座に4回も通うほどハマっていたので「撮影地:Mill Hill」という情報だけを頼りに、ロンドンチューブ端っこの「Mill Hill East」に行ってみました。地上駅のホームからも、孤児二人の隠れ家であるガスタンクが見える!これを目指して走っちゃいました。この映画は1997年の制作。まだPCが一人一台じゃない時代に「会話ができるPC」をプレゼンして高額で売りつけるのですが実際は返答する人間と高速タイプする人間が裏にいるという詐欺。十数年経つと、PCどころか携帯電話でそれが出来ちゃってるんですよね。「10年ひと昔」って本当だなってシミジミしちゃいます。 DVD持ってるんですが画質粗くてハイビジョンTVだと縮小された小さい画面で・・・ブルーレイ出して欲しいけど、マイナーすぎて無理だろうな。 個人的にこれより面白かったと思うんだけど。(と言いつつ、続編は楽しみにしてる) 家政婦長ヒューズさんも重要な役で登場してます。 ちなみにオタク役だったスチュワート・タウンゼントはアリーヤの遺作で、トム・クルーズが演じたレスタト役を耽美に演じオタクと同一人物とは思えず、役者ってすげぇなって。
2015/02/18
宗教、様式、用途を問わず、素敵な建物は大好きですがなかでも尖塔たくさんのゴシック建築はずっと眺めていたい。ミラノのドゥオモなんて好みど真ん中です!ドゥオモ屋上へはエレベーターで登れます。団体客はほとんど来ないので、皆さんくつろぎモード。私も聖人付の尖塔を眺めながらウットリしていたら、毛皮をまとった男性がカメラを私に手渡しこう言った。Will you take a picture with me?彼は確かに「with」と言った。日本人と一緒に写真が撮りたいのかと同行者を隣に並ばせ撮ろうとしたら、それを頑なに拒否して、私から1.5m程度しか離れてないところで、「美しい俺を撮れ!」と言わんばかりののけ反りポーズをキメた。あの・・・尖塔どころか、あなたの顔さえフレームに収まってない・・・もうちょっと下がってと言っても聞き入れてくれないので仕方なく私が精一杯エビ反りして彼の【顔だけ】を撮りましたよ。尖塔も毛皮も髪型さえも無駄なショットで!※足元の線はフィルムの傷ですそんな彼がこちら。後ろ姿しか撮れなかった・・・後にも先にも、こんなロングの毛皮コート着た男をリアルで見たのはこれ一回こっきりだよ。あっ、ナル氏はキザなイタリア男を絵に描いたような、ウィンクしながらアモーレと言いそうなご尊顔でした。モデルみたい!とおだててナル氏の顔も写真撮らせてもらうんだった。今だったらSNSで「美しい俺を見ろ!」を追っかけられたんだろうなぁ。おまけ。ミラノを訪れたのはクリスマス。アーケードには天使が舞っておりました。そう、クリスマス・・・ライトアップや装飾はきれいだった。でもブレラ美術館が閉まっていたことにどれだけ涙したことか・・・よよ
2015/02/16
パリ入りしたのは日曜日の夕方近く。ホテルは押さえてなくてツーリスト・インフォメーションもお休みだったのでたまたま私のガイドブックで一番安かったサン・ジェルマン・デプレのホテルめがけて、無知な私は元気よくタクシーで行先を告げたのですが、、、サン・ジェルマン・デプレとは、ルーブル美術館対岸のパリ中心部例えるなら表参道のようなおされスポットで、パリを良く知る同行者は「何言っちゃってるの?このバカ」と思ったらしいですw (なら止めろよ)ゲーンズブールが住んでたアパルトモンもあります(ファンによる壁の落書きが有名。写真集も出てます)ホテルまでの道すがら10頭身はあるんじゃなかろうかって真っ黒な出で立ちな方々が多々いて、さっすがパリだわ!と感動してたらパリコレシーズンだった・・・orz とーぜん着いたホテルは満室、「パリ中のホテルがいっぱいだと思うよ」って言葉に顔面蒼白。そんな私達を憐れんでくれたホテルのお姉さんが隣のホテルに問合せてなんとかその日一泊分の宿は確保できました。背に腹は代えられず高額・・・(その後すぐ翌日からの連泊ホテルを近くで確保できました)事件が起こったのは翌朝早く。同行者に叩き起こされたら↓水漏れによる漆喰天井崩壊www夜中、水漏れの音がすごかったらしいけど私は爆睡。(トイレ近くに寝ていたのは私なんだけど^^)最初は英語を話してくれてたフロントの人が仏語で慌ててる傍ら、あまりの出来事だったので楽しく撮影しちゃいました♪同行者が撮ったモノクロ写真は新聞の事件写真のようで今でも写真見るたびに笑っちゃいます。モンパルナスタワーが見えるバルコニー部屋は最上階のバルコニー付スイートに変えてくれたのでチェックアウトギリギリまでハイクラス感を楽しんでました♪宿代も半額にしてもらったし、とても楽しい体験でした。私のパリの思い出の始まりは、トイレ天井崩壊から。
2015/02/15
私の旅行歴の中でベストシーズンど真ん中だったのが4月のオランダ。キューケンホフ公園を訪れた日は人生で最も多くの花を見た日と言えるでしょう。でもオランダにはもっと花を見れる素敵イベントがあるんです!球根を育てるには咲いたらすぐ花首を落とす必要がありその花首を有効活用するために花パレードが始まりました。キューケンホフ公園の近くも通るらしいけど、絶対に逃したくなかったので出発地点のノールドワイクまでとりあえず行ったのが大正解!スタート前の花山車が数十体待機していて写真撮り放題!球根は球根、チューリップはチューリップがビッシリ。どんだけ生花使ってるんだろう???年ごとにテーマが決まってるのかな?この年は「World」なのか各国のイメージの山車でした。南米イメージのリンボーダンス。山車にはコスプレキャストが乗り込んでパレードするのですが出発前はキャストも撮影タイムで、一緒に写真撮ってもらったり山車に乗らせてもらって記念撮影したり、すごい楽しかった!「Japan」もありましたが・・・キャストの雰囲気はChinaっぽい^^満面の笑みですよね♪この場に居た人全員がこんな笑顔でした。4月の第三土曜日、北海沿いを数10kmパレードします。チアリーダー、鼓笛隊、山車の間にはデコ車もいたり^^ノールドワイクはライデンからバスで30分くらいでした。この後、キューケンホフ公園に向かい、水仙の香りにやられてましたwこの先もここまで大量の花を見ることはないと思われ。
2015/02/12
デジタルデータが手元にあるので、旅行記っぽいものを書こうかなと。始める前に、私は「教典」より先に「歴史」を学んでしまったので宗教建築で祈りを捧げる人を、その建物を本来の目的で使用できることを羨ましく思いつつも、自分自身は特定の宗教を信仰しておりません。ただ、多くの宗教建築や美術に触れ、作った人々が神を信じていたことは素直に信じられるし、神が居ると信じ守り続けてきたことでその場が聖域となっていることを尊重し、見学の際は節度を守るように心がけています。最近の世界情勢は長い歴史の中での確執やら各国の利権・思惑が絡み私の理解できる範疇を超え、様々な極論を目にする度に訳がわからなくなってます。ただ宗教は心の平安と周囲との和をもたらすものであって欲しいと願うばかりです。「ダヴィデ像」 アカデミア美術館@フィレンツェ絵画・彫刻の芸術だけでなく、建築設計もこなすダ・ヴィンチ同様のなんでもできる天才肌なミケランジェロ。サンピエトロ寺院 クーポラ@ヴァチカンシスティーナ礼拝堂のフレスコとか絵画も素晴らしいと思うのだけど写真がある現代人の私としては、ルネサンス期の写実的絵画はさほど興味が無く、ミケランジェロ作品への思い入れは無いので、メディチ家礼拝堂を出たところで、現地のおっさん達から「みけらんじぇろ おとこスキー ほーもー(※日本語)」と囃し立てられても、すっげどーても良いと思ったりwでも、ミケランジェロのデザインや、特に「言葉」はとても好きです。ローマで一番好きな場所、カンピドリオ広場のモザイクは花が広がったようなデザインで夕暮れ時はため息が出るほど美しい!これをデザインしたのがミケランジェロです。高台からコロッセオとフォロ・ロマーノを一望できる景色も素晴らしい♪そして、ミケランジェロの好きな言葉。フィレンツェ ドゥオモ前の礼拝堂の扉を「天国の扉」と称したのがミケランジェロ。サンピエトロ寺院のクーポラ設計を教皇から一任されたミケランジェロは「フィレンツェのクーポラより美しい物を作れ」という依頼に「あれと同じ物は作れても、あれより美しい物は作れない」と答えたとか。プライドを垣間見せつつ、芸術界の頂点にいる人からブルネレスキへの最大な賛辞。いっちばん好きな言葉はフラ・アンジェリコに対するもの。フラ・アンジェリコ「受胎告知」 サン・マルコ美術館@フィレンツェ大人の天使像と清廉で美しいマリア様が並ぶ「受胎告知」はキリスト教モチーフの中で一番好きなシーンなのでフラ・アンジェリコの「受胎告知」は真っ先に見に行きました。期待は膨らんでいたけど、こんな階段の目の前にあるなんて・・・ちなみにフラ・アンジェリコは「天使のような御坊様」というあだ名で本名ではありません。(サセッタ=石ころって画家もいたな)あだ名に天使とつけられるほど、敬虔な僧侶であり清廉な絵を多々描いたフラ・アンジェリコのことをミケランジェロは「この坊さんは天国で絵のモデルを探してきたに違いない」と。階段の前でこの言葉を噛みしめていました。興味無いと言いつつ、写真整理してて真っ先に書きたいと思ったあたり私もミケランジェロのファンなのかもしれない。
2015/02/06
セール真っ最中でありながら、アルバムの山をどうにかしたくてフィルムのデジタル化を申し込みました。本数127本×205円(泣)フィルム本数が多量だったので、総額は財布に痛かったけれど、お手軽さに加えて、その仕上がりの綺麗さを確認したら「これは頼んで良かった!」と大・大・大満足です!フィルム5本がCD1枚になるので、フィルムを5本ごとにまとめて送ったところそのセットでCD化、フィルムごとにフォルダが出来ており、フォルダの通し番号は指定した順番通りでした。CDケースにはフィルム1本ごとのインデックスがついているので整理しやすい!デジタル化の仕上がり検証を。撮影&現像:1998年 ハガキサイズ写真をデジカメで撮影フィルムからデジタル化した画像(※修正は画像サイズのみ)色は明るく、コントラストがクッキリした感じ。デジタル化したデータを使ってキムラヤでLサイズ現像色が濃くて暗い、コントラストはクッキリ。※プリントする機械によって差があるかも?デジタル化をプリントした写真(左)・1998年現像の写真(右)写真ではボケている背景が優しい印象を受けるのに対してデジタル化からの写真はコントラストがクッキリで味が減少したような?どっちが好きかと言えば、昔、フィルムから現像した写真の方が好きです。でも、もう写真とアルバムが膨大すぎて手に取ることも少なく・・・活用(資料作成&SNSにアップ)するならデジタルデータしかいらないし画像修正ソフトで好みな色・コントラストに補正すれば良いし一部の写真を残して写真とフィルムは処分しようかと思っています。デジタル化した画像をもう一枚。依頼する前は、デジタル化した分、ボヤけるか、画像が暗くなるか、なんかしらの難があるだろうと予想してました。仕上がりは予想とは逆の状態が強い傾向があるけれど(補正機能が高い?)最初からデジカメで撮影したと思えるほどクォリティが高いと思います。フィルムをスリーブケースから出すのさえ嫌なほど面倒くさがりなので1本205円というリーズナボーさで、ここまでデジタル化が出来たのは感激です。今回、デジタル化したフィルム127本、4,543枚!フィルムスキャナを買ってもこんな枚数をスキャンなんて無理よ。レビュー評価が高いのも納得。最上位機種を使ってるらしいしこれは全力でおススメしたいサービスですわ。このデジタルデータを素に旅行記的なものを始めるかも?
2015/01/30
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