人工股関節・灯里☆の日記

人工股関節・灯里☆の日記

富久寿大学のこと



母は60歳から新発田市公民館主催の老人大学に入り(三楽大学?)と言っていた。
民謡、書道、陶芸、手芸、日帰り♨、各種講演会などもあり月毎に変るらしく帰省した時に嬉しそうに作品を見せてくれたり、大学で知り合った友人との事など楽しそうに話してくれた。
確か10年位在籍していたようだった。70歳で膝関節症になり手術をしその後は家で色々な手芸を楽しんでいた。沢山作っては人にあげて喜んでもらえるのを自分の心の張り合いになっていた。83歳亡くなる1週間前まで手芸箱を身の回りに置き網ぐるみをしたり折り紙をしていた。
義妹も母の2年後に亡くなり母と同じ趣味だったので毛糸類、布切れ、刺繍糸、リリアン、レースほか沢山遺品として残ったので実家から全部頂いてきた。毛糸は木のりんご箱に1個もあった。私は70歳から富久寿大学の水墨画に入会し弟の介護で2年間休学し昨年から手芸クラブに入会した。手芸クラブでは8月に貝の作品を習ったので母のために集めていた貝が役に立ち、布切れ、リリアンなどを使い母の事を思いだしながら沢山貝の製品を作った。母の歳まで5年しかないが遺品は使い切れないので毛糸はほとんど欲しい方に上げたが、健康のうちは手芸クラブに在籍して使えるものは皆さんに使って欲しいと思っている。家庭科が嫌いな私だったのに友人は手芸の好きな方が多く感化されて現在は手芸が大好きになっている。
おこがましいけど手芸クラブで習ったのを友人や近所の方に教えてと言われるのでたまに教えているが勿論友人の方が上手である(口と材料を提供)
母は冬になると近所の方を誘って手芸を楽しんでいた(農家の方は冬は閑)最近は断捨離ブームでまだ新しい布など友人が持参してくれるので夫に「ごみ屋敷にしないでくれー」と脅かされている。
最近は足腰も弱くなりボランティアを控えるようにしている。我家の自称手芸室の断捨離に協力してもらうのと認知症予防を口実にして町内の老人会の仲間を誘って楽しみたいと思っている。母の晩年のようにーー。そして母の遺品を整理したい!


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