涙
涙を流す時。
それは一体どんな時だろう。
嬉しい時、悲しいとき、楽しいとき、辛い時、可笑しい時、苦しい時
悔しい時、切ない時・・・心に何かを感じた時。
そんな時、何故かこみ上がってくる。
何の為に、誰の為に？
辛い方の涙。それが流れる理由。
大抵はきっと自分の為。
「自分」が可哀相で仕方が無い時、感情だけを表に出したい時。
如何にかして自分を慰めようと、いや、自分の辛さを自慢する為。
悲劇を伝えて同情して欲しいから。
無意識のうちに。
それ以外の涙。
それは、自分では堪える事の出来ない心。
本気で相手の事を想った時、訳無くあふれた心。
そんな無意識で、しかし自分ではなんとなく気付いている。
その心を表すもの。
一滴の雫。
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