背中にはその人の人生がある



1.道に座り込む一人の老婆
  日に焼けた肌にしわを刻む
  ひとつため息をついて、力なく立ち上がり
  うつむいたまま歩いていく
  背中にはその人の人生があるという
  よくわからないけど
  でも幸せじゃないことぐらいは理解できる
  将来の不安に若者たちにまじっておじさんたちも
  空を見上げて、ため息をつく

2.日本の国はもう終わりかなあって
  思うことの多くなったこの頃
  幸せを感じるのは、子供の笑顔と
  妻の笑い声そして母の元気な姿
  背中にはその人の人生があるという
  よくわからないけど
  でも今が幸せだとは理解できる
  将来の不安に若者たちにまじっておじさんたちも
  空を見上げて、ため息をつく



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