代々木ゼミナール



もう25年も経ったのか。1年しかいなかった東京、代々木ゼミナールで浪人生活を送っていた。医者になることを夢に見ていた浪人生活だった。琉大を休学していたので多少なりと甘えがあったと思う。「どうせ、夢は夢で終わるのか。そのときは琉大に戻ればいいや。」ぐらいだった。なさけない話しである。もう少しがんばっておけばと今はとても後悔している。でも東京の生活は、楽しかった。初めて乗る電車、地下鉄、そしてモノレール。そして彼女もできた。その彼女は、ぼくのことをがんばればできるといつも励ましてくれていた。人生の楽しみを結果的に満喫していたんだと思う19歳のあのころである。





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