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わん。わん。わん。
ローズの妊娠・出産 日記
ローズの妊娠から出産、子育て。
<ローズ生後 6ヶ月(左)>
これは、6ヶ月の時よ。
スリムでしょ。
この後ね、お腹がどんどん大きくなって、大好きなお散歩も億劫になって、いつの間にか、ママになってたの。
<生理になりました>
6ヶ月で生理になったの。なんのことか、わかんないけどパンツはかされてて、動きにくいし、なんだか調子狂っちゃう。
おまけに、ラブリーがあたちの後を追い掛け回して、お尻のニオイばっかりかいでいるの。
イライラしちゃって、ついラブリーにうなっちゃった!
<妊娠30日目>
生理が終わる頃になったら、ラブリーが毎日、いつもは吠えないのに、切なそうにワンワン鳴いているの。
ママが一人でお出かけしちゃう時は、ラブリーと離れ離れでお留守番することになっちゃった。
ある日ね、ママがお向かいのコンビニに買い物に行ったの。その時はすぐ戻るつもりだったみたいで、ラブリーと同じ部屋でお留守番していたの。
ママは、コンビニから大急ぎで戻ってきたんだけど、いつものように玄関まで迎えに行けなかったんだ。
どうしてかと言うとね・・・・・・、ラブリーと仲良ししてたから!
そして1ヶ月くらいしたら、みんなに「ローズ、最近太ったね!」な~んて言われて乙女心が傷ついていたんだけど、1番下のおっぱいの周りの毛が抜けてきちゃった。
<妊娠40日目>
この頃は、ペットランド(ラブリーとあたちの実家)のお店の人も「ローズ、もしかして赤ちゃんできたんじゃない?」って言い始めたの。
みんな、ただのオデブさんになったと思っていたみたいだけど、違うのよ。
45日目に、病院でエコー検査してもらったら、あたちのお腹の中に赤ちゃんがいますよ!って言われたの。
ママは、凄くうれしそうだった。
でもね、まだ何頭子供がいるか、よくわからないんだって。
それにしても、動くのがなんとなく面倒なんだ・・・・・。
<妊娠60日目>
チョット前にレントゲン撮ってもらったら、先生が「たくさん赤ちゃんいますよ~。7頭ですね!」って。
このお腹凄いでしょ。
おっぱいの周りの毛も抜けちゃって、恥ずかしい・・・・・。
でもね、これは赤ちゃんがおっぱいを吸いやすいように、自然に抜けるんだって。
もう、カラダは重いし、毎日暑いし、それでもママはお散歩に連れて行くのよ。
毎日、運動していないと赤ちゃん産む時大変なんだって。
でもね、10歩歩くと「ふぅ~」ってため息が出ちゃって、座り込んじゃうの。
時々、ママが抱っこしてくれるんだけど、お腹が大きくて抱っこする方も、されている方も楽じゃないんだ。
ママは、レントゲンの結果を聞いてから、HPや本を買ってきて、お産婆さんになる勉強をしていたみたい。
ダンボールをもらってきて、産箱っていうのを作ったり、その箱を入れるために新しいケージを買ったり、古いタオル、新聞紙、体温計、糸、はさみ、ガーゼ、洗面器(産湯ってのに使うんだって)、哺乳器、ミルク。
なんだか、色んなもの買ってきたよ。
あたちは、ママにおなかをさすってもらいたいのに、なんだか忙しそうなんだ。
それから、産箱に入るように練習をしたんだけど、なんだか入りたくないの。
かわりに、ラブリーがどんなところか探検しててママにしかられていたよ。
あとね、緊急の時にすぐに行けるようにって、24時間やっている病院の電話番号も控えていたみたい。
<妊娠62日目(出産前日)>
病院の先生には、初産なので予定日より遅れるでしょうと言われ、お店の人は数が多いから、早く産まれちゃうかもしれませんよと言われ、ママは心配になってレントゲンを撮ってもらってから、毎日のように体温計をお尻に入れるの。
なんでも、赤ちゃんが産まれる前に体温が37度くらいに下がるんだって。
もう、お腹が苦しいのに、体温計まで入れられていやだったな~。
でもね、なんか今日はおかしいの。
朝ごはん食べたくなくて、体温も37度だったの。
お昼になって、ままがおっぱいを触ったら、ミルクが出てきたの。
3時過ぎには、苦しくて自然に声が出ちゃうの。
ママが作ってくれた産箱にも何回も行ってみたよ。
夜ご飯は少し食べたんだけど、やっぱり苦しくて、うなっちゃう・・・・・。
ママがずっと、そばでお腹をさすってくれていたんだ。
寝る頃になっても、体温は37度台で、ママはとてもドキドキしてたみたい。
いつもはベッドで寝ているママが、このところリビングにお布団を持ってきて、ラブリーと3人で寝ているの。
今日も、ママの腕枕で寝たんだけど、苦しくてうなってばかりいたんだ。
ママは、一晩中お腹をさすってくれていたの。
☆<2002年9月5日(63日目)予定日通り出産>☆
<第1子 6時頃 160g 女の子>
ママは、明け方までお腹をさすってくれていたんだけど、疲れて寝ちゃったみたい。
それで、あたちは、いつも3人で座っている大好きなソファーで赤ちゃん産んじゃった。
ママが、隣にあたちがいないのに気付いて、目を覚ましたんだけど、その時にはもう産んじゃったの。
いつもは、寝起きの悪いママが、ソファーのところにやってきて、産まれたばかりの赤ちゃんと、あたちを産箱に連れて行ってくれたの。
茶色いかたまりみたいな赤ちゃんに、ママはとても驚いていた。
ここからは、産むことに精一杯だったので、ママが代わりにお話します。
出産が始まったら、何から手をつけていくか、あんなにシュミレーションしたのに、何にも役に立ちません。
ローズを産箱に移し、ただ見守るだけでした。
最初の子は、私が寝ている間に産んでいたので、正確な時間がわからなくなってしまいました。(ごめんね、ローズ)
二人目からは、ちゃんとお手伝いしなくちゃ!
<第2子 7時 204g 女の子>
産箱で、いとおしそうに子供のカラダをずっとなめています。
あれれ?産湯の準備したんだけど、いつやるんだろう???
そうなんです。
ローズは、胎盤を見事にたいらげて、臍の緒も自分で噛み切り、仔犬のカラダをペロペロなめて、綺麗にしてあげています。
何事も、教科書どうりには、いかないものです。
それにしても、誰に教わったわけでもないのに、どうしてこんなに手際よく出来るんでしょう。
母は、強し!です。
<ちょっと、ブレイク>
2頭目が産まれたところで、パチリ。
犬のお産は軽いと言うけど、やっぱり痛いのかな~?苦しいのかな~?いつものローズの顔ではありません。
<第3子 7時15分 94g 男の子>
3人目の子は、白くて毛が生えていないのかと思いました。
ローズには、申し訳ないけど、ちょっと触るのが怖かったです。
頭に数字が書いてあるのは、生まれた順に、マジックで番号を付けて行きました。
最初は、リボンか、かわいいゴムに番号を付けて、首に巻く予定だったのですが、万が一、首にからまってしまうと大変なことになる。というアドバイスをいただき、育って行くうちに自然に消えるからマジックで書く方が安全と言われました。
ローズがひっきりなしに、仔犬のカラダをなめているので、すぐに消えてしまったんですが、さすが色白で写真の時にも、残っていました。
それにしても、2頭目の子の半分以下の体重です。
毛も少ないし、心配・・・・・。
<第4子 7時45分 128g 女の子>
またもや、白い物体が・・・・・。
ようやく、これは毛が生えていないのではなく、クリームなんだと認識できるようになりました。
この子が産まれるまで、前の子との間に30分かかりました。
ラブリーが自分の子でもあるので、産まれて来た子に興味津々です。
きっと、これでローズは気が散ってしまうんだと思い、「ラブリー、赤ちゃんが全部産まれるまで、お父さんは別の部屋で待っていて!」と、言ったのですが、どうやらローズには、私も邪魔なようで・・・・・・。
ラブリーと別の部屋で待機することと、なりました。
お産婆さんのつもりだったのに、なんだかショック・・・・・・。
<第5子 8時50分 89g 男の子>
3番目の子も小さかったけど、もっと小さい子が産まれました。
89gしかありません。この子が、のちの我が家の一人息子アンディとなります。
この子だけは、なんとかして顔を写そうとしてもシャイなのでしょうか?顔を撮ることが出来ませんでした。(今では想像もつきませんけどね)
そろそろ、産箱も狭そうなので、本に書いてあったように、すでに産まれている子を別の場所に移動しようとしました。
ローズの為を思ってしたんですが、ローズにはかわいい子供をどこかに誘拐でもされてしまうと思ったのか、次の子が半分、出かかっているのに、産箱からあわてて出てきてしまいました。
これまた、教科書どおりににはいかず、大失敗でした。
「ローズ、ごめんね。どこにも赤ちゃんやらないから、安心して赤ちゃん産んでね。狭くて産みづらいとおもったのよ。」と、言ったのですが気が立っているのか、信用してくれません。
とにかく出掛かっている赤ちゃんをなんとかしなくては・・。
<第6子 8時55分 124g 女の子>
ちょっと、お手伝いしました。
私が余計なことをしたばかりに、半分しか出てこないこの子をひっぱり、臍の緒をきりました。(ドキドキ・・・・)
糸で、結んでその先をはさみでチョキン。
なんだか、ローズが噛み切った方が、綺麗で、上手・・・・。
何もかも、ローズの方が上手です。
またまた、本には、胎盤は二人目くらいまでは、食べさせて、あとは取り上げた方が良いと書いてあったのですが、どれが胎盤で、どれが子供なのか、区別がつかず、もたもたしているうちに、全部食べてしまいました。
さぁ、ローズ!あと一人だよ!頑張って!!!
<第7子 10時30分 112g 男の子>
6番目までは、順調に産まれてきたのに、なかなか最後の子が産まれてきません。
お腹の中で何か異変があったのでしょうか?
もういてもたってもいられず、10時になって病院に電話をしました。
「あの、赤ちゃんが産まれないんです。あっ、私じゃなくて、ローズです。えっと、産まれないんじゃなくて、産まれたんですけど、出てこないんです。」
電話の向こうでは、何を言っているのかさっぱりわからないようで・・・・。(これじゃ、当然ですね。)
「すいません、もう1度最初から、話します。ローズが今朝から赤ちゃんを産んでいるんですけど、最後の1頭がまだ産まれないんです。6番目は8時55分に産まれたんですけど・・・・・。」
すると、先生に聞きに行って下さったようなんですが、「夕方まで様子をみて、それでも産まれなかったら病院の方に来てください」とのことでした。
え~~~~~っ!そんなにのんきに構えていていいんですかぁ?とは言えませんでしたが、とても心配でした。
そして・・・・・、電話を終えてローズの元に戻ると、無事に産まれていました。
あ~、早とちりのお産婆さん。
産まれてきて良かったんですけど、すぐには病院に無事全員に産まれたことを連絡できませんでした。
飲まず食わずで、出産しているローズには、時々犬用の牛乳を飲ませたり、ミルクをあげたりしました。
出産前には、食欲が落ちていたから、かなりお腹が減っているはずです。
差し出す、牛乳も飲みたいけど、子供たちから目も離せない・・・。そんなローズの顔が印象的でした。
<みんなでいただきま~す>
夜になって、何度目かの授乳の風景です。
カラダの大きさも色も様々なのですが、この時はまだ性別も自分ではわかりませんでした。本当にどの子が何番目に産まれた子なのか、頭に書いた番号だけが頼りです。
この写真では、綺麗に並んでいますが、昼間はまさに、野生の掟を学びました。
犬のおっぱいは、8個あり、数からいけば全員にいきわたるのですが、ローズが横向きに寝ても、カラダの下側になるおっぱいは、なかなか吸うことが出来ません。
下の方の良く出るおっぱいは、常にカラダの大きい子が他の子をかきわけて咥えています。
私としては、カラダの小さい3号や5号(まだ、名前を付けてないので、最初に産まれた子から1号、2号と呼んでいました。)に下のおっぱいを吸わせたいので、1番良いポジションに誘導するのですが、気が付くとローズから離れています。
同じことが何度もありました。
そのうち、3号や5号をローズに近づけると、足で蹴って近づけないようにするんです。
・・・・・・・・・どうして、ローズはこんなに意地悪をするんだろう???
そして本に書いてあったことを思い出しました。
自分の力で生きていけないような弱く産まれた子は、見捨てて、おっぱいもあげないと。
強く、生命力のある子を本能的に察知して、その子たちだけを生き延びさせようとするのだと・・・・。
人間なら、逆なのに、弱い子に手をかけて、健康な子はほうっておいても育つくらいに考えるのに、動物の世界では違うようです。
また、おっぱいの量も足りないだろうから、哺乳器2本を持って、ローズの授乳のタイミングに合わせて、大きい子たちには、粉ミルクをあげることにしました。
どうしても慣れないので、自分の膝の上に二人を乗せてミルクをあげるのですが、ローズは仔犬をどこかに連れて行かれるのかと、心配そうに見ています。
私も、入れるものなら巣箱に入ってあげたいですが・・・・・・。
<排泄の世話>
写真では、わかりにくいと思いますが、ローズが仔犬をなめて、排泄を促しているところです。
ローズは一日中、授乳しているか、排泄の世話をしていました。
子沢山で大変そうです。
この日の午後、自力でおっぱいを吸えない、3号のことで、動物病院の先生に相談をしたら、カテーテルであげたほうが、いいと言われ、やり方を教わりに行きました。
産まれたばかりだから、その子だけ連れて行くのではなく、ローズも一緒に、そして仔犬も母犬から離してはいけないから、ローズと仔犬全員連れてくるように言われました。
徒歩で5分ほどの距離で、車を駐車場から出して、仔犬たちを載せている間に着いてしまう距離なので、ドライブBOXに全員入れて、風呂敷で包み、歩いて運びました。
カテーテルは、とても難しそうです。
でも、とにかく栄養をたくさん摂って欲しいから、頑張らなくちゃ!
病院から戻ると、一人取り残されたラブリーがベッドでうんちをしていました。
そうだ、今日はラブリーのこと何もかまってあげられなかった・・・。
ごめんね、ラブリーの奥さんと子供たちのことで精一杯だったよ。
<2002.9.6>生後2日目
これまた、わかりにくいんですが、生存競争が激しく、おいしいおっぱいを飲んでいるのは、カラダの大きい子たちばかりです。
昨日は夜中の2時くらいまで、授乳をしたので、5時に起きるつもりが・・・・、寝坊してしまいました。
ローズは、一人で授乳しています。
また、3号が輪の中からはずされています。
あわてて行ってみると、カラダが冷たい・・・。
心臓は動いているので、タオルで包み、カラダをマッサージしてあげました。
その間に、胸の中に3号を入れて温めながら、ミルクを作りカテーテルでお食事タイム。
5号にも、哺乳器でミルクをあげました。
やっと、仔犬らしい、ぽっこりしたお腹になって一安心。
午後から物凄い雨が降っていたけど、ローズにあげる犬用牛乳を買いに行ってきました。
3号と5号もおっぱいのところまで誘導すると吸い付くようになりました。
ただ、吸い付く力が弱いので、口から離れないように、顎の部分を押さえておきました。
ローズの栄養補給のために、犬用の牛乳でプリンも作ってみました。
もちろん、ちょっといじけ気味のラブリーにも!
続きは、
子育て日記
のページで・・・・・・!!!
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