mama♪のおしゃべり

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長 男


        ~長男 小6のある日の会話~


     「子どもが6年になって、試合に出られなくて恥ずかしくない?」

     「よく平気で応援できるよね」

     「私なら恥ずかしくて、辞めさせるけどナァ」

     ・・・・・返す言葉がみつからない・・・・・

     そして、その日の夜

     私 「どうして試合に出られないの?出られなくてくやしくないの?」

     長男「母ちゃん、、ボクが試合に出られないと恥ずかしい?

      ボクだって試合に出たい!試合に出られなくてく悔しい!

      でも、みんなの方が上手いんだ!みんな凄いんだ。

      下の学年だって試合に出ている子は、くやしいけれど、ボクより上手いんだ!

      いっしょうけんめいやっても、ぼくは、なかなか追いつけない。

      ボクが出て、試合に負けるより、上手な子が出てチームには勝ってほしい!!

      だから、悔しいけれど、がまんしているんだ。」

     長男「いつかきっと試合に出られるようになるから、恥ずかしいなんて言わないでよね!

      他所のおじちゃんやおばちゃんに、いろいろ言われるのは平気だよ。

      だけど、母ちゃんだけには、言われたくない!!!

      母ちゃんだけは、ボクのこと分ってくれてる、信じてくれてるって、思ってるから。。。」


     ・・・・・泣きながら言われてしまいました・・・・・


     その時、本心を見抜かれてしっまったようで、申し訳なくて、申し訳なくて、一緒に泣いてしまいました。


     この時から、試合に出られない長男を、胸を張って、応援しようと心に決めました。

      中学を卒業するまで、試合に出られることは、ほとんどありませんでしたけれど・・・・(^^ゞ

     毎日、グローブとスパイクをだいじそうに、いとおしそうに磨いている姿、

     いっしょうけんめい素ぶりをしている姿、走り込みをしている姿を

     ズーッと見ていたから・・・・胸を張って応援し続けました。



      。。。高校卒業の前日。。。

     「お母さん、明日卒業します。いろいろありがとうございました。

       あの時、お母さんが応援し続けてくれたから、今まで頑張れたんだ。

        たくさん話を聴いてくれたから、ここまで来れたんだ。

        高校を卒業したら家を出るけれど、何も心配しなくていいよ。
     (2年間、自分の夢を追って埼玉の専門学校へ行き、卒業後Uターン!)

       俺は大丈夫だから。。。お父さんと弟を頼むね!

        俺、母さんの息子で良かったよ。父さんと母さんの子どもで良かった。

       俺を産んでくれて、ほんとうに、ありがとうございました。」


        息子の思いもかけない言葉に、。。。嬉しくて、嬉しくて。。。涙が止まりませんでした。
     (今でもこの時のことを思い出すと、涙が溢れています)       


      「私こそ、産まれてきてくれてあがとう。あなたの親にしてもらってありがとう。。。」


     今の私がいるのは、この子のおかげです。自慢の息子です!







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