真の自己に出会う旅・・・気づきと感謝の日々

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体験10 夫の病気から学んだこと


15年くらい前になるでしょうか。初めての合宿に参加して意気揚々と家に帰ってみたら、夫が高熱を出して寝込んでいました。普段病気などまったく縁のない人で、寝込んだことなど結婚以来1度もなかったので、夫の状態を見ただけで、ただごとではないと直感しました。

私が家に帰った時点で、すでに熱が出て3日ほど経っていました。しかも39度以上もの高熱なのです。体力のある夫もこの時ばかりは動くことができない状態で、お正月だったため病院にも行けず、家で寝ていたのです。

次の日、夫を車に乗せて近くの病院に連れていきました。診察をしてもらい、薬をもらってきましたが、その薬を飲んでも熱が下がらず、それどころか高熱で体力を奪われ、起き上がることさえ自分一人ではできないくらい消耗していました。夜中に高熱で体がガタガタ震えるので、夫の手を握り「大丈夫、大丈夫だから」と言葉をかけながら、神さまに祈り、ヨグマタに繋がってマントラを唱えていました。

お医者さんも高熱の原因が分からず、近くの大学病院を紹介されました。その頃には歩くこともままならず、車椅子に乗せて移動しました。そのまま夫は入院になりました。大学病院では毎日検査をしていましたが、10日経っても原因が分からないままなのです。高熱を出したり下がったりを繰り返していましたが、少しずつではありましたが、熱が下がってきていました。でも原因は分からないままなのです。

発病して二週間くらいした頃、私は本部でのダルシャンに出かけました。ヨグマタに合宿のお礼をし、そして夫の病状についての相談をさせていただきました。ヨグマタは「大丈夫よ」とおっしゃって下さり、私は安心するとともに、夫のことを心配するのはやめようと思いました。すべてヨグマタにお任せしようと思ったのです。

次の日、夫に「絶対に大丈夫。少し立ち止まって、人生についていろいろ考える時間をもらったのよ」と言いました。夫も「そうだな」と言って、「なぜこんなことに」から「神さまから与えられた時間」というふうに考え方を変えたのです。

その後すぐに検査の結果から、病気の原因が分かりました。扁桃腺の菌であるヨーレン菌が腕の関節に入り、炎症を起こして熱を出していたのです。病名「リューマチ熱」という名前でした。

菌が分かれば、それに対処する薬も投与できます。夫の熱はみるみる下がり、体力も元に戻りはじめました。菌が大切な臓器に入ると危険だからということで、それから1週間くらい様子を見ていましたが、検査の結果、大丈夫だろうということで退院することができました。発病してから1ヵ月近く経っていました。

夫は自分が病気になるなんて想像もしていなかったため、最初は「なぜこんなことに」とショックがとても大きかったようでした。病気のつらさ、痛さ、体の動かないジレンマで精神的なストレスも大きかったと思います。なかなか原因が分からず、自分はどうなってしまうのかととても心配だったと思います。

しかし、私がヨグマタに繋がり絶対に大丈夫、すべてお任せしようと決めた時から、夫の病気は一気に良くなっていきました。この切り替えができたのはヨグマタのおかげです。ただ心配しているだけでは、良くなるものも良くなりませんし、夫も病気の心配・不安から立ち直れなかったと思います。

与えられたすべての体験は、学びとして感謝する。気づきをいただいたのだと感謝する。繋がり、お任せし、気づき、感謝することが、夫の病気を快方へと向かわせたのでしょう。

もちろんヨグマタが私にパワーを送って下さったことは言うまでもありません。気づきをいただき、気持ちの切り替えもできました。

夫にとって人生を振り返るいい機会となり、さまざまな気づきがあり、学ばせてもらったのだと思うことができたのです。そのための時間が必要だったのです。

私にとっても、合宿直後だったこともあり、ヨグマタに繋がることや信頼してお任せすることを学んだばかりの時で、それを生かせる結果になりました。

与えられたすべてのことは学びであり、感謝とともに受け入れること。人生すべて無駄なしです。そして、すべてはベストタイミング、神のタイミングで与えられているのです。


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