☆  あい らぶ    LAB   ☆

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    11月11日火曜日


      夕方アメリカから戻る。さっそく病院へゴンタを迎えに行く。
      入院中の様子を聞く。
      元気も食欲もあるが相変わらず下痢(黒っぽい)が続いている。
      引き続き整腸用のドライフードと投薬。
      ゴンタの鼻の頭が擦れた様になって赤くなっている。
      ケージの中から出ようとして暴れたか・・・痛々しい。
      おまけに左足膝の内側におできみたいなものが出来てる。
      何かわからない。
      10日もの入院はゴンタには酷だったようで本当に可哀相なことをした。
      なんとなく水を飲まないことに気づく。


    11月12日水曜日


      病院からもらって来た薬 抗生剤3錠 整腸剤粉末一包 朝夕。
      少量のシーチキンを玄米粥に混ぜ込んで薬とともに与える。
      いつもどおり会社でキンタやチビタとともに寝かせておいた。
      ダーリンの具合が悪かったこともあり、可哀想だがゴンタにも
      会社のハウスで寝てもらうことにした。
      夜中12時過ぎ、やはり気になってひとりでゴンタの様子を見に行く。
      下痢便である。いつもと違うのは黒っぽいのではなく赤い。
      鮮血というのとも少し違う。
      なんとなくいつも以上に異常を感じて、そのまま家に連れて帰る。
      すぐにお風呂場で四肢・お尻・お腹から胸あたりまでをシャンプーする。
      背中や首などを洗うと乾かす時に大暴れするのでやめておいた。
      体力がこれだけ落ちている時にもうこれ以上負担はかけさせられない。
      洗ったあとはとても気持ち良さそうにしている。
      もともとキレイ好きなゴンタだから。
      初めての我が家(新居になってから)でゴンタさんは喜んでいるように思える。
      初対面のにゃあこともケンカをすることもなく(気力がないのか・・・)
      ワンニャン、ある程度距離を保ったままそれぞれ朝まで就寝。


      夜中にネットで遅ればせながらいろいろと犬の病気について調べてみる。
      どれも当てはまるようでちゃんと当てはまるものがない。
      熱が高くならないし、痛みも訴えない。とくに腫れている様子もない。
      明日はG大附属家畜病院に行こう。セカンドオピニオンは必要だ。


    11月13日木曜日


      午前中、仕事の都合で附属家畜病院に連れて行くことが出来ず。
      電話で確認したら9時から11時30分までしか診察していないとのこと。
      うちから病院までは1時間位かかるので、どう急いでも間に合わない。
      仕方がない、明日にしよう。

      昼間も相変わらず、赤っぽい下痢便が3時間に1回くらい。
      本犬は、散歩にも喜んで行くし、元気ではあるがダルそうである。
      ごはんはほとんど食べたくないようだ。
      喉は渇いているようだが水もあまり飲まない。
      薬も続けている。獣医曰く、もう少し様子を見ましょう。
      ただ、開腹してみるのもひとつの方法です、と。
      開腹か・・・・そうすればはっきりするのだろうがなかなか決断できず。

      夕方6時。いつものようにお散歩に出る。
      200メートルも行かずに「疲れたよ」と言うように来た道を戻る。
      従前の4分の1も食べられないせいか、体力もかなり落ちている。
      下痢便が少し。オシッコも少し。

      ごはんは茹でた鶏肉(挽肉)に玄米粥を混ぜて。
      最初はガツガツ食べるが、そのうちに歯が痛いらしく、
      首を振りながら「食べたいけど食べられない」と言う感じになる。
      半分残す。その残した物をキンタに取られるのだけは許せないらしく
      「おばちゃん、これうちへ持って帰って。あとで食べるから」と言う。
      水が飲めなくても大好きな牛乳なら飲めるかなと思い与える。
      下痢のときに牛乳は禁忌であるが、水分補給が出来ない今
      背に腹はかえられない。
      豆乳、アカディ牛乳、普通の牛乳を与えてみた。
      豆乳は匂いだけで 「フンッ・・・要らん」
      アカディは 「これしかないのなら飲むけど・・・」
      普通の牛乳は 「最初からこれにしてくれ」


      退院後、水が飲めなくなっている原因がわかった。
      おそらく、入院中、狭いケージの中から外に出ようとしたのだろう、
      ガジガジと齧ったときに起きたと思われるが、前歯が欠けている。
      前歯を避けて、ストローを使って水を飲ませようとしたら
      思いのほか強い抵抗に遭った。かなりシミて痛いらしい。
      とすると他の歯か。
      もともとあった脇の大きな歯の虫歯もひとつの原因かな、と思ったが
      よくよく観察すると、左の奥歯が歯髄が見えるほど削れている。
      いったい何本の歯が壊れているのか。奥歯は特にどうしようもないくらい
      痛みがあるようだ。見るからに痛そうだ。
      犬がせめて「痛い」と言う言葉さえ発することが出来たなら、もう少し早く
      気づいてやれたのだろうか。
      今更ながら猛省。可哀想なことをしてしまった。

      入院中いったいどれほどケージを齧ったのだろう。
      ゴンタのことだからきっとずっと吠え続けていたに違いない。
      そう思うだけで胸が張り裂けそうになる。


      この日うちに連れ帰ってから朝まで一度もウンチをしなかった。
      今まで3時間おきにしていた下痢がピタッと止まった。何故だ。
      薬が効いているのか。治りつつあるのか。
      本犬も快適そうだ。暖かい部屋でまったりとくつろいでいる。


      夜になり、やはり心配になり、獣医に電話をする。
      一度見てもらおうと思ったが、ゴンタはガンとして起き上がらない。
      部屋の中を歩き回る程度の体力はあるのだが
      お出掛けはいやだと言う。ゴンタの精神的ストレスになるのなら
      今日のところは病院はやめよう、明日会社に行くついでに病院に行こう、と思いなおす。


      夜中は寝たり起きたり。
      床暖を入れているのが暑いらしく、何度も場所を移動しながら寝転ぶ。
      ただ、横になって寝るのはつらいらしくて、頭を上げたままフセの姿勢でボーーっと私を見ている。
      本当は眠いのだろう。頭を上げたままで目がトロントロンしている。
      今まででもそうだったがうちで寝るときには、私が起きている間は
      ゴンタは寝ない。
      私が眠ったのを確認してから自分も眠る。そのクセがついているからか。
      私は目をつぶって眠ったフリをする。そうするとすこーしずつ眠るようだ。

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