隣の空地


なぜならばこの地域は東京都再開発地域。防災拠点として30余年をかけて開発された一帯だからです。

空地の当初の建設予定は区立の老人ホーム。都市計画では公益施設用地になっていました。

ところがバブル崩壊で予算が頓挫。大赤字をかかえた東京都は計画に度重なる変更を重ね、最後に残った用地を安易にお金にして赤字を埋めようとするようになりました。当然当初の街づくり計画を無視したまま。。。
本来、都市計画変更には住民への説明と縦覧が義務付けられているにも関らずその手続きを無視して勝手に民間ディベロッパーに売却することとしてしまいました。

そこで困るのは隣接するマンション。低層建物の老人ホームのはずが超高層マンションになると荒川に向かっての眺望が遮断されることになるのです。

だから始まったのが 「隣の空地について考える会」


私は東京生まれの東京育ち。眺望権どころか日照権すら確保できないのは当たり前と思い関心はもてなかったのですが、いわれてみれば確かに行政の街づくりの姿勢として住民不在、かつ手続きに瑕疵があることには不満が残ります。そういう観点からこの活動に参加することにしました。

東京都と江戸川区の行政側と同じテーブルについて交渉するために、区議会議員や都議会議員を巻き込んで、"あるべき街づくり"を考えるための活動となりました。

まずは東京都と江戸川区へ宛てて陳情書を作成し、陳情書への署名活動を開始。そしてその必要性を強く行政にアピールするために再開発地域全域に向けての全戸アンケートも実施しました。


そんな活動を始めてもう2年あまり。。。

本来の街づくりの"べき論"から大きく外れている住民側の考えを感じる今日この頃。

今や活動意欲をかけらも感じられなくなってきました。
もうそろそろ潮時なのよねぇ?

辛く暗~い大殺界の3年間をこの活動に費やしたんだから、明けた来年にはすべて忘れ去って脱皮しようっ!!そんな明るい未来がある予感のするエル姉です☆


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