::手作りDays::

::2度目の検診::



そして月曜日の朝。
少なくなるはずの出血は色も変わらず量も変わらない。

検診は夕方からだったけど、会社にはとてもいけそうもないので
休ませて貰うことに。

夕方まで待つには長すぎるし、出血は止まらないんですけど。。と
病院に電話すると、すぐに来るように言われました。

***

なぜかその日保育園に行きたくない!と頑固に主張したサクを連れ、
私とグランマは病院へ向かいました。

早く来るように、と言ったはずの病院で、待たされること2時間。

その時間の長さは気の遠くなるほどで、さらに私の不安を煽るばかり。

幸せそうな妊婦さんや、新生児を見てにっこり微笑むグランマを横目に
どうしても私はそんな気分になれない。。。と思う、やっぱり子供な私。

いよいよ私の番が来た。

なぜかサクが一緒について来た。でもそのほうが心強いかも・・。

内診台に上がる私をサクが、

「がんばれ、マミー!大丈夫よ、サクちゃんがおるけんね」と
手を握って応援してくれたのが何よりも有り難かった。

いつの間にこんなに成長したんだろう。。そして私は
3歳の娘に励まされるなんて・・・。

そう思いながらも「赤ちゃん居ますように」と祈るように
見つめていたモニターには、

やっぱり真っ黒な帯嚢だけだった。
もう、この真っ黒な帯嚢を見ただけで涙がどっとこぼれてきた。

泣いている私に気づいて心配そうにサクが
「マミー・・?大丈夫?」と声をかけてくる。
私は答えることが出来ず、先生が代わりに
「大丈夫よ~」と答えていました。

先生も何度も角度を変えて確認してくれたけれど
「居ないねえ・・・」とだけ言って、とりあえず内診が終了。

もうそれだけで何が起こったか充分に分かった私は
興奮してしゃくり上げるだけだったので、

「落ち着いてから先生の話を聞きましょうね」と言われ
奥の待合室で待たされました。

落ち着いてからって・・・落ち着くわけないやん!!
結果は分かってるんだから結果だけ早く言ってくれればいいのに
どうしてこんな思いのまま、待たせるんだろう?

ソファに座って左にグランマ、右にサク、と挟まれるように座り
ただただ泣くしか出来ない私でした。

つれてきて、ごめんね、サクちゃん。

元気な赤ちゃんの姿、見せたかったのにな。


次へ


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: