FFいれぶんのへたれな小説とか

FFいれぶんのへたれな小説とか

使ってはいけない表現




 さて、FFいれぶんの小説は二次創作でフィクションだが、だからと言って好き勝手に書いていいというものでもない。ファンタジーものにもちゃんとルールはある。


 と、その前に小説の基本的なルールを少し紹介する。結構、これを守れていない所も多い。

・行頭は一文字スペースを入れる。

・「」は繰り下げなくて良い。

・会話文「」の最後は『。』はいらない。「おはよう。」とかはペケ。

・『…』や『―』は二文字続ける。(七塔では恥ずかしながら失念していた)
 『……それで?』のように。

・!や?の後はスペースを入れる。ただし会話の最後は不要(同上)
 悪い例:「そんな!滅相も無い!」
 良い例:「そんな! 滅相も無い!」

・『!?』と続ける場合は半角にして『!?』とする。
 (個人的にはwebで見ると全角のほうがいいような気がするが)

・『○○はこう言った』『△△はそしてこう言った』のような『言った言った乱発文章』は避ける。
 (人物の仕草や情景描写などを入れて、ワンテンポ置く。喋り方に個性を出して誰の台詞かわかりやすくする、などの方法で避けられる。ただし現実味が薄れたり、テンポが悪くなったりすることもあるので注意)

・カメラワークに注意する。
 (描写を読んで、読者の視点でその光景を想像してみるといい。結構難しいが……)

 上記の頭から三つは守れて無いと読む気もしなくなったりする事があるので、注意が必要だ。


 さて、続いてファンタジー物のルールを紹介していこう。述べていないこともあるので、さらに知りたい方はリンク集のサイト様をご覧頂きたい。


■現代用語を使わない■

 たとえば『ジェット機のような速度で矢が敵に迫っていった』なんてのは論外だ。ヴァナにジェット機は無い。こういったあからさまなタブーを犯すと、世界観が崩壊してしまう。ただし、設定通りに書いても読者に伝わらなければ意味が無い。ヴァナでは測量の単位も独自のものが使われており、『cm』とか『km』とかの単位は無い。だからといってヴァナ通りの単位を用いても、読者は想像できない。別の表現を用いるのが無難だろう。世界観を保ちつつ、読者に無駄に苦労させない文章を書くことを心がけねばならない。


■プレイ用語を使わない 理由の無い奇跡は無い■

 ファンタジー物を書くのか、プレイ日記を書くのか、この違いにも注意したい。例えば『ログアウト』とか、『寝落ち』、『離籍』、『tell』なんて使うのはファンタジー小説にはならない。

 無論それだけでプレイ日記になるというわけでもない。ゲームをしているある(リアルの)人の小説、とかならわかる。だが、ファンタジーを書こうとしてこれらの表現を用いるのはいただけない。『全く離れた場所にいる知人から『tell』がきた』、これは読者に違和感を与えるだろう(FFプレイヤーなら別かもしれないが)。どうしても用いたいなら、リンクシェルを用いて、とか、飛躍になるがテレパシーとか。説明をきちんと入れないと空間軸も時間軸も曖昧になってしまう。リンクシェルだけでもかなり細かい設定があるので、一読してみるといい。

 また、魔法の使い方にも注意だ。『プロするから集まって』とか、少し表現を変えたほうがいいだろう。それはゲーム用語だ。物事には理由が存在する。黒魔道士だから魔法をばんばん使える、とか、個人的には違和感がある。描写をしないにしても、書き手には何故魔法が使えるのか、そのエネルギーはどこからくるのか、召還獣から力を借りているのか、大気中のエネルギーを集めているのか。多少現実離れしていても、そういった設定を考えているのかそうでないかでは説得力が違ってくる。

 奇跡にも理由がある。ご都合主義の奇跡は読者を遠ざけるのだ。


■一場面での登場人物数に注意する■

 FFでは6人PTが基本だが、これに敵を含めて書くと七人。よほどの技術が無い限り、これだけの人数を同じ場面に登場させ、なおかつ書き分けることは困難だ。映画や漫画を思い出して欲しい。それだけの人物が一気に出てくると混乱するし、誰の台詞なのかとか、こいつは誰だっけな、なんてことになる。(恥ずかしながら、七塔のラストもそれで失敗した)

 作品を書いた後読み返して、こいつはいなくてもいいな、なんて人物がいれば削ってしまうのも手だ。リクエスト小説だと難しいと思うが。


 あとは基本的な小説のルールに注意する。三人称や一人称、テンポ、冗長でないか、描写は適切か、視点がおかしくないか、誤字は無いか、無駄に難しい漢字を使ってないか、文体は統一されているか、など、枚挙に暇が無い。

 しかしこれらを気にしすぎて書けなくなってしまう、なんていうのが実は一番良くない。書き始めの方なら、こういった問題点は出て当然なのだから、これから書こうと思っている方はまずは一本書いてみることをお勧めする。最初から全て完璧な人はいない。ほら、こうやって偉そうな事書いている管理人の文章も、上記の『これは駄目だ』にいくつも該当しているのだから。


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