ガンマのページ

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第三弾「魔との戦い」



二人もゼルエルの近くにいた。少し経つと二人は気がついた。
憲兵「あ・あれ?何があったんだろ?俺達?」
門番「うん。たしか急に男が現れて何かやられて気を失った気がする。」
ゼルエル「とにかく無事でよかったです。さぁ、早くここから出ましょうか。」
二人「はっ、了解しました。ゼルエル様。」
憲兵「ところで、ゼルエル様。あの門は何でさっきの鎖が無くなっていませんか?」
憲兵が不思議そうに訊いた。二人は、戦いのことを知らない。ゼルエルはさっきの事を話した。その後に憲兵達は驚いていた。
憲兵「大変だったですね。大丈夫ですか?どこかケガはしていませんか?」
ゼルエル「たいしたケガはしてませんよ。」
そうやって憲兵達と話していたら後ろの方から奇妙な音が聞こえてきた。
門番「な・何だ?一体何の音だ?なんか薄気味悪いですね。」
ゼルエルが門の方に振り返ると門が完全に開いており奇妙な音を発していた。
ゼルエル「しまった。気がつかなかった。早く閉じないと大変なことになってします。」
ゼルエルは、急いで封印の準備をしながら二人を立ち上がらせた。
門番「あの動物は何なのですか?おぞましい気を感じます。」
ゼルエル「あの種族は魔の狼。スピード形の攻撃が得意なモンスター。」
動物さっきから変な気を発しているが未だに何もしてこない。
憲兵「何故モンスターが今頃門から出てくるのです。生息していたのはもう昔の事ですよね?」
門番「彼らはもうとっくに絶滅したはずじゃないんですか?前の戦いで。」
ゼルエル「・・・。それはその・・・。とにかくもう封印はもう無理です。一刻も早く脱出しましょう。」
ゼルエルは何か知っているののだろう。だが黙り込んだまま逃げる準備をした。
二人「は・はい。」
そして、動物を残して三人は脱出して立ち入り禁止の門前に帰って来た。

~立ち入り禁止の門前~

憲兵「今帰還してきました。プロビス少尉。」
ゼルエル「帰ってきました。二人ともたいしたケガはしてませんよ。」
プロビス「はい。お帰りなさいませ、ゼルエル様。お疲れ様です。」
ゼルエル「そちらはどうでしたか?何かありましたか?」
プロビス「それが・・・。変なことに。」
プロビスは暗い顔して言った。
プロビス「急に入り口付近の方に赤い球体らしき物が急に飛んで来ましてどこかへと飛んで行ったのです。」
ゼルエルは驚いた。きっと何かを知っているのかのようだった。
ゼルエル「そうですか。ご報告ありがとう。よく守ってくれました。」
プロビスは少し微笑んで言った。褒められてよほど嬉しかったのだろう。
プロビス「はっ、ありがたきお言葉ですゼルエル様。」
プロビス「しかし、あの赤い球体は何だったんでしょか?」
ゼルエル「もしやとは思っていましたが、あの状況でに生きていたとは、恐ろしい男ですね。」
プロビスは首をかしげたが、少し不思議そうに質問した。
プロビス「あそこで誰かに会ったのですか?」
ゼルエル「誰って言われましても。(・・・言っていいのか?)」
ゼルエルは少しためらったが話すことにした。
ゼルエル「まぁ、いいでしょう。ライゼノンに会いました。」
プロビス「え?ライゼノンってあっあの旧魔族の用心棒のことですか?」
プロビスはかなり驚いていた。プロビスも前の戦いの事は知っている。なぜならゼルエルと一緒に参戦していたからだ。
ゼルエル「今はどうか知りませんが昔はそうでしたね。とても強い男でした。」
プロビス「それで今はどうなったてたのですか?まさか戦ったのですか?」
ゼルエル「あ・はい。戦いましたよ。私も苦戦しましたが、どうにか私が勝ったようです。」
プロビス「え、戦ったのですか?もしかして無茶なんかしました?」
ゼルエル「そ・それは、・・・しました。あの槍で対処しましたから大丈夫です。」
プロビス「槍ってもしかしてプロレイトのことですか?あれなら大丈夫ですね。」
ゼルエル「はい。槍といえば私はアレしかないですから。」
二人が話している時に既に憲兵2名門番2名は医務室に行っていた。
だが、事態はとても悪かった。門の中から魔物が多数出てきていた。
憲兵C「う・うわぁあああ。何だこの数は!?早く対処せねば、他の上官達も呼んで来い!」
憲兵D「は・はい。急いで援軍を呼んできます。それまで耐えてください。」
ゼルエル「こ・これは、もうしょうがないことだ。一体でもでも多く魔物を倒すしかない。」
プロビス「了解。さぁ、どっからでもかかって来い魔族ども!久々の戦いで嬉しい~。」
ゼルエル「プロビスってこんなに戦い好きでしたっけ?まぁ、今は気にしていられません。」
ゼルエル達は多くの魔物たちに向かって行った。味方はゼルエル・プロビス入れて7人。かなり難しいかもしれない。果たしてゼルエル達は援軍が来るまで生き残っていられるのか?魔物達は鬼・悪魔のような魔物が多く召されていた。
ゼルエル「これはかなり魔物が多いですね。少し追い払いますか。えい!」
ゼルエルは手から魔方陣を出し、大きな竜巻を起こして魔物達を圧倒したが魔物達の数は一向に減らない。
プロビス「こういう時にこれを使うのが一番だ!え~とたしか箱にしまった気がしたが。」
プロビスはそういうと箱からロケットランチャーを出した実はプロビスは術が不得意でよく剣や銃を頻繁に使っているのだ。そしてロケットランチャーを一斉に放った。
ゼルエル「今回もよく撃ちますね~。(いつも何所で買っているのだろう?給料少ないのに)」
プロビスはゼルエルの用に階級が高いわけではないのでその分給料が低いのである。
プロビス「さぁ、とっととやられてしまえ~魔物ども♪あっははは~♪」
プロビスは大分ストレスが溜まっていたのか、いつも以上に働いていた。
ゼルエル「私も負けていられませんね。行きますかー!!」
そのころ奥にいた魔物たちのリーダ達は、会議をしていた。
~門付近の作戦場~
魔物部下「隊長、報告します。天使のやつらが急に武器を持ち出した様です。ですが戦力はまだ衰えていません」
魔物上級「わかった。ではそろそろアイツに出てきてもらおうか。」
魔物部下「アイツってガルフォードのことですか?たしかに勝てそうですが・・・。」
魔物上級「つべこべ言わずにとっとと呼んで来い!仕事だと言えばすぐに来るはずだ。」
魔物たちの話ではガルフォードという人物はかなりの達人らしい。
魔物部下「は、今すぐに呼んできて戦わせます。」
そう言って部下は門の中に入りガルフォードを呼びに行った。
~ゼルエル方面~
ゼルエル「大分少なくなってきましたね。プロビス少尉大丈夫ですか?」
ゼルエル達は魔物たちと戦い敵の戦力を少なくしていた。
プロビス「はい、まだ大丈夫です。ですがロケットランチャーの弾はもうありませんがね。」
プロビスはロケットランチャーを討ち果たしてしまった。
そこに魔物十数人が集まった一個師団がやってきた。その集団の真ん中から突然何者かが宙高く飛びゼルエル達に襲いかかった。
プロビス「うわぁ!?危なかった、何とか紙一重で避けられた。
ゼルエルとプロビスは紙一重で避けた。
ゼルエル「だ・誰です!?こんな卑怯なことをするのは!」
???「戦場で卑怯をして何が悪い?勝ってこそ意味があるんじゃないか。」
プロビス「お前は誰だ!名を言え!それより正々堂々としやがれ!
プロビスはかなり腹が立っており怒鳴りながら言った。
???「おれか?俺はガルフォード・ディト。タイタンの力を持つ物だ!」
ゼルエル「タイタン!?まさか元天使か!?ま・まさか。」
ガルフォード「はっははは~♪そうさ、俺は元天使。今は堕天使となった裏切り者さ!」

第四弾続く


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