ガンマのページ

ガンマのページ

豆タ~ロウ物語(六巻)


豆「はぁ~暑いし暗い変な森だね~。ねぇミュウル?」
ミュウル「…たしかに変ですねこの森…。ま・まさか…?」
ミュウルは黙り込みしばらく沈黙が続いた。
豆「ん?どったの?ミュウル?何か問題でも起こったの?」
豆はまるで田舎者のような口調で言い見事にミュウルにツッコミを入れられてしまった。
ミュウル「豆さん、今田舎で使う言葉は一体なんですか?もしかして、豆さんって田舎で育ちましたか?」
ミュウルのツッコミに豆は少しも動揺しなかった。豆は多少天然なのかもしれない。
豆「ん?そうだよ。でもどうして?今微妙になまっていたから?」
ミュウル「まぁ、一応そうですけど・・・。深い意味はないですし悪気があって言った訳ではないので気にしないでください。って、それより豆さん!」
ミュウルは急に話題を変えた。
豆「ん?何ミュウル?この森の脱出方法でも思い出したの?」
ミュウル「い・いえ…。そういうことではなくてこの森の一番厄介なところを思い出したんです。それは、ヴァンレトの霧です。とっても厄介なので注意してくださいね」
ミュウルがそう言ったが実際豆にはぜんぜん理解が出来なかった。
豆「え~、ミュウルさんちょっといいかな?ヴァンレトの霧って何?ってか、ヴァンレトって一体何なの?それより誰?」
豆の発言にミュウルはかなり驚いていた。多分これはこの世界での常識的なことであろう。
ミュウル「えぇええ!?本当に言っているんですか!?それ?」
ミュウルが大声を出したので豆もそれと同時に驚いていた。
豆「な・何!?そんなに驚くところなのー?でも俺のところはそんなの習っていなかったし…」
豆は自分の生まれ故郷が田舎の中の田舎だと改めて認識させられて落ち込んでしまった。
ミュウル「(ヴァンレト氏のこと本当に知らなかったんだ。ある意味すごいな豆さんの故郷の住民達・・・。)で・でも、知らなかったのなら最初から言ってださいよ~。教えてあげますから。ね?元気出してくださいよ~」
ミュウルが一生懸命豆を励ましてようやく立直ったのがしばらく経ってからであった。
ミュウル「では、豆さんも落ち着いたことですしヴァンレトのことを説明しましょう!」
豆は小さな子供のような眼差しでミュウルを見つめながら懸命に耳を傾けた。
ミュウル「昔々、この森には近々16になる少年が住んでいました。その少年は家出少年でもなくこの森で生まれ育った子供でした。ですが、ある日の朝少年が木の上で寝ている時に森の中で誰かの悲鳴が聞えました。だが、それはこの森に住む動物達には聞えず少年にだけ聞えたのです。少年は多少疑問に思いましたが気にせずその悲鳴が聞えた方へ行ったのでした。少年は数分のうちにその場所に着いたのですが誰一人いないのでした。ただ少年の目の前にあるものといえば地面に何故か刺さっている何か…。それは、何かに使用する道具とまでは、わかるのですが、一体何に使用するのかはわからなかった。少年は興味本意でその道具を地面から抜こうとした…。だが、それは抜けないばかりか、かなり重いのだあった。少年は諦めて森の奥へと帰ろうとした時である。その道具がカタカタと左右に揺れ始めた。でも、抜ける気配もなく、ただひたすら左右に揺れながら何所からともなく悲鳴を上げるのであった。それが、少年を…この森を変えた最初の万物であった。」
ミュウルはそこで一回話を終わらせた。
ミュウル「えっと、一応これで第一糸は終わりなんですがまだ聞きます?」
豆は唖然とした。
豆「え!?まだ、あるの?ってそれより第一糸って何?」
ミュウル「えっと、本によると物語を一本の糸に例えたようです。糸は小さい糸で一つが出来ているのでそれが由来だそうです」
豆「あ・そうだんだ。まぁ、一応続きを聞かせてよ。ヴァンレトのことが未だにわからないし」
ミュウル「そうですよね。普通これだけでわかる人は滅多にいませんよ。さて、続きを話すとしましょうか♪」
ミュウルは続きを話し始めた…。

六巻お・わ・り



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: