ルゥちゃんくぅ~ん♪

ルゥちゃんくぅ~ん♪

ロケジィのなすだ情報(2002年度版)


9月8日(日)

いよいよH2A三号機の打ち上げである。今回からは、商業用であるため(商売ですね。)失敗はゆるされず、今後の打ち上げに影響する大事な打ち上げである。今回も二機の衛星が別軌道に打ち上げる。複数の衛星を打ち上げる特徴であるH2Aの見せ所である。私達家族のオマンマの食い上げにならないようにぜひとも成功してくれ~~!

7月19日(金)

次期高速旅客機の試験がオーストラリアのオーメラ実験場で行なわれ、見事に失敗となったが原因はブースター切り離し用の爆発ボルトの誤爆であることがわかった。この爆発ボルトは、ミサイル、ロケットなどに多く使われ、ブースターの切り離しなどに瞬時に切り離せるように締め付けボルトの中に火薬を詰め、爆発してボルトがちじれる構造になっている。この誤爆の原因は、何らかの信号がこのボルトに伝わり爆発したと思われる。小さなボルトではあるが、小さな部品1つで失敗になるのである。

4月12日(金)

H2Aの本体ロケットが新たに改良されるらしい。一段ロケットのエンジンを並列に2機搭載し、このためロケット本体も一回り大きくなる。打ち上げ能力も2トンから二倍の4トンになる。次から次へと新たなプロジェクトができ、進歩が目覚しい。それとフランスのアリアン社との打ち上げ提携(自国のロケットが打ち上げできない時に提携した他国のロケットにスイッチして打ち上げる事でアリアン5が打ち上げできない時に代わってH2Aが打ち上げる事)の話も挙がっており打ち上げの確実性が要求されている。ハイブリットロケットの研究もおこなわれ、環境にやさしいロケットもある。

3月31日(日)

週末の日、来年度の職場編成が発表された。宇宙ロケット関係の人員を増員するようである。今の補助ロケット(SRB-A)の量産体制と次期型の製作とテストをするためである。ロケットモーターが多くなり、頻繁に動き回るだろう。短期間で次から次へと開発、コストダウンをしている。時代の波は大きくはやくなっていて、少しでも遅れると乗り遅れてしまう。企業にとっては厳しいが、これからの宇宙産業にとってはいい方向に向かっていると思う。失敗しても成功に向かっての執念。挫折無き未来に向かって欲しい物である。

3月20日(水)

ロケットの地上燃焼と言う実験がある。その名の通り、地上での燃焼試験。場所は、H2Aは、種子島宇宙センターの敷地内。宇宙研のM5ロケットは、秋田の能代でおこなわれている。ともに海岸線で海に向かって燃焼している。能代のほうでは、試験をすると海岸線付近は地響きがなり、最初の試験では地元の人が驚いたと言っていた。そりゃそうだろう。日本最大級の固体ロケットモーターを燃やしてんだから。

3月15日(金)

ウチの会社では、H2Aの補助ブースターのほかに、各制御系の火工品(火薬を使った機器)を扱っている。H2Aでは、各コアロケットの分離制御系、補助ブースターの切り離し用、それと緊急自爆用などがある。一段、二段ロケット、ノーズフェアリング、衛星の分離、補助ブースター切り離しは、爆薬による切り離しをしている。後、緊急自爆はロケットの制御が利かないときに遠隔操作でロケットを自爆破壊するものである。各ロケット、補助ブースターに取り付けられている。補助ブースター(SRB-A)には分離時、本体のロケットに干渉しないように分離ブースターがついており、確実に切り離し出来るようになっている。1つのロケットに、色々な火薬の部品が使われているのである。

3月10日(日)

J1という、中型ロケットがある。1トン未満の衛星を打ち上げるロケットで、今度J1改という改良型を製作している。これは、J1の一段ロケットを、H2搭載のSRBからH2A搭載のSRB-Aのロケットに改良したものである。SRB-Aの方が推力があるので、J1に搭載していた補助ブースターがつかない。形としては、SRBより一回り大きいのでずんぐりむっくりな形で、J1より全長が短く一段が太く二段目から細くなる。
J1改の後は、J2という液体燃料のロケットが開発している。三段の固体燃料ロケットから二段式の液体燃料になり、安価にできるように部品を外国から供給している。ロケットは安くしないとロケット業界の競争に勝てないからである。

2月14日(木)

今後の有人宇宙飛行について。日本ではNASAによる有人飛行だけで日本独自の有人飛行計画はない。HOPEという日本版シャトルも無人飛行である。他の国というと今は米、ロシアだけであるが、中国が第三番目の有人飛行が出来そうだ。もう今の段階で「神舟」という有人ロケットで人が乗らない状態の打ち上げが2回成功している。後2年くらいで有人飛行できるといっている。あと、フランスのアリアンロケット社が3人乗りの有人ロケット計画があったがいまの段階では、まだまだである。中国が近々打ち上げるであろう。

2月4日(月)

H2Aの打ち上げ自体は成功したが、最初の分離のDASHの分離信号が確認されなかった。ということは、分離せず、そのまま、下部フェアリングと共に分解したか、分離はしたが機器の故障かもしれない。完全な成功とは言わず、喜べない。今後の計画にも影響が出るだろう。

2月3日(日)

H2A打ち上げが現地の強風のため、明日に延期。種子島は風が強い。山もなくふきっさらし状態。15メートル以上吹くと射点移動と打ち上げの影響が大きい。明日はあまり吹かなく、打ち上げできそうだ。

1月31日(木)

もうまじか。なんかドキドキもの。何度も言うようですみませんが、ふりかえることで、H2A二号機の内容をば。ロケットの形から言うと頭の部分のノーズフェアリングが一号機より4メートル長くなってより、補助ブースターが大型(SRB-A)が2機、小型(SSB)が4機搭載されている。本体の液体燃料エンジンの改良がなされており、H2八号機の失敗の原因の箇所を改良している。また、試験衛星を2機搭載している。別軌道に持っていくため、第2エンジンの最着火噴射が宇宙空間で三回あり、これも初めての試みで、極環境での再噴射が無事に出来るのかがカギになる。この成功で複数の衛星の打ち上げが出来ることになる。この二号機の成功で試験打ち上げが終り、三号機から商用運用になる。

1月28日(月)

H2A打ち上げまで、あと六日。今回は、MDS-1、DASH、VEP-3が搭載されており、最初にDASHを軌道に乗せ、次にMDS-1。VEP-3は、性能確認用ペイロードなのでそのまま、データー収集する。このため搭載重量は2トンを超えるため、SSBと言う新たな補助ブースターが4機搭載される。初号機と違い、最大出力を出すため今回が本番であり、汎用型H2Aとして第一歩である。

1月26日(土)

今回、私の会社の先輩が、宇宙研のSー310ロケットの打ち上げで九州の打ち上げ現場に行った。一月末に打ち上げで、そのあとは、2月3日にH2A二号機の打ち上げがある。ウチの会社はまた、テレビモニターに釘付けであろう。まあ、技術系の人間とお偉いさんの人間が見るのだが・・。でひ成功してもらいたい。そうでないと仕事がなくなってしまう。ウウ。がんばってくれ!!H2A!

1月17日(木)

今回の二号機の搭載する衛星はDASHと言う地球帰還型衛星で大気圏に突入してデータ-収集する。実用に向け試験が目白押し。
宇宙研の話になるが、ロケット打ち上げで関係者が発射現場に打ち上げを見ているらしい。それもロケットから20~30メートルのところで・・・。発射した時にその熱風を肌で感じるらしい。コ、コワイ!!ホントの事らしい。いくら信頼度の高い固体ロケットを使っているとしても、もしも爆発でもしたら、そこにいる人はみんなイチコロである。恐ろしい。

1月9日(水)

H2A二号機の打ち上げまで三週間。宇宙研のM5ロケットも秋ごろに打ち上げ予定だし、大忙し。
今回、USERSと言う衛星を打ち上げる。これは、回収型の衛星で、宇宙で実験をしてから地球に帰還するようになっている。今回が初めてなので上手く帰還できるかがカギになる。どうなることやら・・・。

1月2日(水)

今年もがんばりまっせ!

★  《種子島の生活》  ★


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: