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【重要なお知らせ】I… 楽天ブログスタッフさん

2004.01.23
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テーマ: ニュース(100321)
カテゴリ: なし
この寒い時期、受験シーズン真っ最中。必死になって知識を詰め込んでおられる受験生の皆様、きっと皆様には明るい未来が待っているはずです。この国が経済的に破綻しなければですが。。。

さて最近、教育に関する論議が盛んです。
特にゆとり教育のせいで国民がバカになるという論調が盛んです。
今日の新聞にも高3の学力低下に関する記事がありました。
私の100%私個人の物の見方なのですが、教育に関するこの議論は、結局「モノゴトを型に当てはめてこないしていく技術を重視するかどうか」によって意見が分かれるとこではないでしょうか?
学力崩壊と言う場合の学力はこの型にはめてモノゴトを処理する能力に近いと思います。
この能力はペーパーテストで測りやすい能力です。
数学の方式に当てはめて計算して答えを出すと言うのはまさしく型へのあてはめです。
古文だって英語だって暗記物の日本史だって結局は型へ当てはめて正答を導き出すと言う作業です。

和田氏によると数学でもある数式への当てはめ方を覚えてそれを試験で同じ出題に当てはめる。また英作文もある英文を覚えて、試験でそのうち単語を変えて当てはめる
こういった感じなようです。
私が受けている社労士試験だって結局、過去問を解いてどんな問題が出ているのかをチェックして本試験で同じような問題が出てきたらそれを当てはめると言う作業も必要とします。
実際、仕事でも最初は型を覚えて仕事を処理してみる。
隣の人を見てみて同じようにやってみる。
それを繰り返してきて慣れてきたら少しずつ応用編をマスターしていく。こういった作業で最初、仕事を覚えていきました。
つまり最初に「型」を作ってしまい、その後、少しずつバージョンアップしていくと言う方法です。
吉野家などのお店に行くと「良くあんなに手際よく色々なメニューの注文を受けて処理しているな」と感じる事がありますが、あれはもうその従業員に「型」が完成されていていてその「型」に当てはめて行動しているだけなので、外から見ているほど大変ではないのでしょう。
逆に吉野家の店員さんからみればこっちの仕事の方が大変かもしれませんがこっちはこっちで「型」どおりにやっているだけですので見た目ほど大変ではありません。
とにかく最初、仕事をマスターするためには「型」を作らなければならない場合が多いと思います。

他方、「型」に当てはめるだけでは解決しない仕事もあります。改革が必要な会社の経営者や政治家、世界をリードするような学者のような仕事です。

確かに日本の官僚でキャリアと呼ばれる人は難しいテストを通過してきた人たちです。
いわば「型」に当てはめてモノゴトを処理する能力は抜群のはずです。
しかし、今の日本をみれば彼らの能力がいかんなく発揮されているとは言いがたいでしょう。
ゆとり教育を重視する立場からは別にペーパーテストを通り抜けた人が優秀とは限らないのだから今の学力低下をあまり気にしない立場をとります。
そもそも学力を「型へのあてはめ」能力と捉えないので「学力」が低下しているという認識もないのかもしれません。

この2つの考え方でどっちが正しいとは言い切れない面があります。
今の受験競争社会(「型への当てはめ」能力をはかる社会)では東大を頂点としその下に型への当てはめ能力別のピラミッドを作りだしてしまいました。
そしてその社会はうまくまわっているとはいえません。
他方、「型へのあてはめ」能力は多くの仕事で必要とする能力です。
一つのやり方を覚えると言う作業は別のことをする場合にも生かされますから、どうしても最初は、型に当てはめて覚えなければなりません。日本国民の大多数はこういった能力を必要とする仕事につきます。
結局は、ゆとり教育は正しいのか間違っているのかはその人が教育観に創造性を重視するか型への当てはめを重視するかにより、どちらの考えにも正当性があり、どっちが正しいともいえないと思います。

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今日の社労士勉強

なし
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最終更新日  2004.01.24 16:27:30


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