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2013.05.30
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2010・9・7(火)

  韓国に住む娘家族が夏休みを利用して、わが家へ押しかけてきました。一行は、4年前の来日時より2人増員(3歳の次女と1歳7ヶ月の三男)して総勢7人(娘夫婦と孫5人)。ちょっとした「部隊」と言えるような集団は、人目を引きました。
  孫たちは釜山から高速船「ビートル」号(約3時間)で博多に入港後、東京行きの新幹線「のぞみ」に乗り継いで、やって来ました。飛行機で来るより所要時間は長くなる反面、旅費は格安という利点のある旅程です。飛行機なら幼児も大人並みの料金を取られますが、船やJRだと無料か、安い子ども運賃で乗れるのです。娘婿が決めました。
  自宅を発って12時間もの長旅でしたが、孫たちは元気な姿を見せ、賑やかに京都駅の新幹線ホームに降り立ちました。憧れの新幹線を身近に見られて乗車前は少し興奮気味、車内ではご満悦だったそうです。
  滞在期間は21日間(娘婿は1週間)。その長さに喜憂を抱きつ、昼夜に繰り返す泣き笑いを想像して、安まる日のないことを覚悟しました。しかし実際は、記録的な猛暑に悩まされました。
  サッカーボールで遊ぶことが多い長男(九歳)と次男(七歳)は韓国を発つ前、「おじいちゃんとサッカーをする」と電話を掛けてきたので早速ボールを買って準備をし、一緒に汗を流すことを楽しみにしていました。ところが来日2日目、ボールを持って近くの公園へ行くと、35度を超す気温に根を上げてしまいます。暑さで、蹴り合う時間が5分も持たなかったのです。二人は二度と「サッカー」を口にすることはありませんでした。
  その日は散歩や買い物にも引き連れたため、孫たちは寝る前、昼間の暑さを思い出しながら口を揃えて訊ねます。「あしたは、どこへ行くの(連れていってくれるの)?」と。暑いのは、もううんざり、どこか涼しい所はないの? と訴えたのです。
  退屈させないようにと考える一方、炎天続きの市中に孫を引っ張り出すのは不安で、行き先はなかなか決められませんでした。「あしたは、どこへ行くの?」の問いは毎夜続いて、その都度返事に困りました。それでも、南丹市の八木町花火大会、五山の送り火(大文字)めぐり、太秦映画村、ひらかたパークなどへ行くことや、嵯峨野のトロッコ列車に乗せることなど、日替わりの予定をあれこれと組みました。
  クレイの練習コートへも二度連れていきましたが、そこでもあまりいい顔をしてくれませんでした。

 韓国へ帰る直前には、大きいほうの孫3人(長男・次男・5歳の長女)をコンサートへ連れ出しました。京響(京都市交響楽団)が開いた、オーケストラ・ディスカバリー2010「オーケストラ大解剖!」(子どもたちのためのオーケストラ入門)という演奏会(京都シンフォニーホール)です。孫たちが来日する前に予約をしておきました。
  プログラムは、京響の常任指揮者広上淳一さんが管・弦・打楽器の一つひとつを説明して、その楽器に最も相応しい有名な曲を順に奏でるというスタイルで始まり、最後はそれらすべての楽器によるラベル作曲の「ボレロ」を演奏して終演する構成でした。孫たちには、指揮者が説明する日本語が分からなくても、どこかで耳にした曲が幾つかあったはずです。少しでも親しんでくれたらいいと思っていました。
  「ボレロ」は、演奏時間がおよそ15分。単調なリズムながら、その繰り返しが無類の169回を数えるという名曲です。そのリズムを小太鼓が先導し、紹介された楽器が次々に加わって楽想を引き継ぎ、壮大な響きを震わせて曲は終了します。大きな拍手が一斉に沸き起こって、しばらく鳴りやみまず、会場を埋めた日本の子どもたちの鑑賞ぶりが、とても新鮮で好ましく思えました。
  ところが、孫たちには不評でした。演奏中、眠ってしまうやら席を離れるやらで、まったく興味を示しません。長時間拘束されたこと、好みでないものを勝手に聴かされたことも許せなかったようで、帰路は仏頂面をして「おもしろくなかった」を連発、口も利いてくれませんでした。
  なんとか機嫌を取ろうとアイスクリームやジュースを買い与えました。そして、ぶらぶら歩いて行き着いたのは京都市美術館、目に留まったのは開催中のボストン美術館展「西洋絵画の巨匠たち」のポスターです。そのとき、音楽がダメなら美術はどうか、と考え付きました。孫たちには、まだ早い体験かも知れませんが、めったに観られない絵画の揃う、またとない企画の絵画展です。
  しかし、会期の終了期日が迫っていたためか、関心が高かったためか入館待ちが1時間という長蛇の列ができていました。それを見て、混雑する暑さの中を孫たちがおとなしく並ぶとは、とても思えません。今度はどんな不平、不満が飛び出すことかと恐れをなし、鑑賞は取りやめました。演奏会も絵画展も孫たちにとっては、大きなお世話だったようです。
  かくして、暑かった夏休みは終わりました。韓国へ持ち帰る荷物はカバンに納まり切れず、来夏まで使わない水着やTシャツ、浮き輪は「来年も来る」という言葉とともにわが家に残し、孫たちは住み慣れた母国へ帰っていきました。

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最終更新日  2013.05.30 20:25:19
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