青空のように

青空のように

トンネル!!


今日は徳島最後の札所23番「薬王寺」まで。
民宿前で、葛飾のご夫婦と記念に写真を撮って出発。

この日初めてトンネルを歩く。
辰濃和男氏の「四国遍路」では、トンネルの中の騒音が(阿鼻叫喚)と表現されているが、まさに想像を絶するとはこのことで、これだけの騒音の中に身をおいた記憶がない。しかもそのトンネルはそれほどの交通量ではないのである。後ろから、得体の知れない怪物が全速力で追っかけてくる!と思ったら、おばちゃんが運転する普通の軽自動車だった。自分のまわりを聴いたこともないような爆音、雑音が渦をまいてからみついてくるような、なんともいえないイヤーな体験でした。闇の中の魑魅魍魎。

22番「平等寺」を過ぎ、田井の浜あたりでいよいよ海岸線に出る。
潮風つうのはさわやかなものだと思ってたけど、海から吹いてくるのは熱風でした。台風が近ずいてるせい?

初めて出会う海


23番「薬王寺」は派手な寺で、団体も多く、門前にはお土産屋が並んでいる。

ここでも、葛飾のご夫婦と一緒になる。多分もうこの先は会えなくなるので、挨拶しておこうと思ったら、いつのまにかいなくなっていた。こんなのばっかり。
この日は飛び込みで旅館を探す。初めの頃は3日くらい先まで予約してたが、だんだんアバウトになってきた。シーズンオフでもありますしねー。
さあ明日からは、室戸岬に向かってひたすら歩く、今回のクライマックスであります(勝手にそう決めていた)。



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