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60代女性、右上3、前装冠脱離安易に神経を取って冠やブリッジを装着した方は、60代以降急激に咬合崩壊していく。神経を取った歯は自己修復力は失われ歯質は崩壊していく。さらに根管内部に細菌感染し、歯周組織に慢性的な炎症が起こる。これで咬合崩壊する。決して虫歯や歯周病の所為ではない。安易な歯科治療がその原因だ。3番(犬歯)は強くて重要な歯なので、3番が失われると咬合崩壊の引き金になる。保険診療では3番が失われるとブリッジが保険算定できないケースが多い。3番が失われているブリッジなど長期的には維持できないだろうということだ。右上の臼歯部も動揺度1〜2なので、全歯列を歯列固定しないと一挙に全ての歯が失われて咬合崩壊に陥る。なんとか保存して、連結の要としたい。3番は歯肉に埋もれている。局所麻酔下で電気メスで歯肉を除去する。綺麗にしてCRラウンドコアにして印象(型取り)口腔内で埋め込み式の連結部と一体化したCKを作る
2024/06/18
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90代男性、左下6、外傷性咬合、加齢による経年劣化、CRラウンドコア脱離症例僕が提唱しているCRラウンドコアは歯肉縁下に達してるカリエスにも対応でき、抜歯を回避できる修復方法なのだが、脱離した症例だ。ポストも必要もないので、側方脱離力の少ない症例では長期間トラブルが出ない。しかし咬合性外傷と経年劣化による歯根自体の劣化がある場合は厳しい。過去の画像を検索してみると前回の治療は2年前だったが、この歯に関する治療は12年前に始まっていた。大まかな流れは長年にわたる強い咬合力で歯茎部付近に繰り返し応力がかかり応力腐食割れが起こったと考えられる。そろそろ歯牙自体の寿命が来ていると思われるが、身体の寿命まで持ち堪えられるだろうか?チキンレースの様相を呈して来ている。その過程は次回以降にアップしてみようかと考えている。今回脱離したCK歯根は応力腐食割れを起こしている。とりあえず使えそうな部分を残して再治療を試みてみた。つづく
2024/06/12
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80代女性、左上3、脱離2次カリエス両隣の左上2と4は欠損していて、その後ろの左上56も外傷性にグラグラだ。全体的にグラグラで保存はかなり厳しい。通常なら全部抜歯で義歯になる症例だ。高齢化が進むとこのような症例が激増する。今回を最後に3番によるブリッジ連結固定で全体を保存することにした。まずCKを除去して、根管と根面処置をしてCRラウンドコアを築成し印象、次回は技工作業で作成した連結ピースをセットする予定。ポストのないCRラウンドコアが脱離し難いわけは、歯根面にアンダーカットを意図的に付けること、ボンディング材の進歩による十分な接着力が期待できるからだ。少なくとも2回で延命治療ができるということは高齢者には朗報だろう。ただどこの歯医者でもできるわけではないというのがつらい。この方法を取り入れてくれる歯科医師が増えてくれることを望む。では時系列でどうぞ最初は前回と同じく根面のカリエス処置だけを試みたが、断念した。横からスリットを入れている強度的に無理だと判断し全部除去した。歯根面はカリエスでひどいことになっている。綺麗にして3MIX+α-TCPで根管充填CRラウンドコア築成、2重連結グルーブを付与している。作業模型
2024/06/11
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70代女性、上顎1、ブリッジ2次カリエスどうにもならない状態で、前の先生が突然亡くなったので、診てくれと言われた。前の先生も苦労されていたようだ。スーパーボンドが充填されていたが、脱離して2次カリエスがひどくなっていた。3番が欠損している今では保険請求できないフルブリッジに近い症例で、内部の歯根がほとんどダメになっている。高齢化でこのような症例ばかりで、診療室は麻痺状態になっている。通常なら全部抜いて総義歯に近いものを作ることになるのだろうが、義歯を作る体力も残っていない。外注先の技工所もない。外注できたとしても保険診療では赤字になる。その場で終わるしかないのだが、これも小一時間かかって診療報酬は3千円で、とてもペイしない。従業員に給料を払うこともできない。しかし、こんな症例ばかりが押し寄せてくる。必死でこなしている。少子高齢化とはこういうことだ。やり方を変えることはできない。行くも地獄、引くも地獄だ。この状態から逃れるには廃業するしかないだろう。僕も限界に来ている。患者は放置か、よくて抜きっぱなしだ。土手(歯茎)で食べるしか無くなる。こういうことが近い将来常態化するだろう。レントゲン写真でも内部は溶けてなくなっている。何をやっているか分からないかもしれないが、CRで再建しているだけだ。言っておかねばならないのだが、通常はあり得ない治療法だ。歯根面はドロドロに溶けている。歯肉縁付近の歯質がペラペラになっているとは言え残るわけは、「虫歯の電気化学説」ではプロトンの電気抵抗が歯質よりも歯肉の方が低いからだが、一般にはまだ知られていない。
2024/06/10
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60代女性、顎骨壊死骨粗鬆症やガンなどの病気でビスホスホネート系の薬剤の投与により顎骨壊死に陥る方が多くなっている。骨粗鬆症で骨折して寝たきりになったり、ガン細胞の骨転移を起こすよりはマシかということで投与されるのだが、口腔領域の問題は発生してしまう。顎骨が壊死して腐骨を形成し、腐骨が口腔内に剥き出しになり、感染してじわじわと病巣が広がっていく。最後は顎の骨自体を切除するしかなくなる。見かけの問題だけではなく、咀嚼ができないので流動食だけしか食べられなくなりQOLは極端に下がってしまう。この方は昔コーヌス義歯を作ったのだが、今回残っていた前歯部の歯牙と壊死した歯槽骨は全て切除されたので、空洞になってしまった。切除した部分から口腔内が見える。抜歯、腐骨切除前治ったとしても顎の骨自体の厚さは1cm位しかなく、よく下歯槽神経が残ったと思う。しかも下顎骨の骨折のリスクは高い。硬いものを噛んだだけで骨折するリスクはあるし、転倒すると危険だ。今回は口腔内で義歯を追補した。これでいきなり食べられるようになるはずがない。数回の調整が必要だろう。しかし最初から作るよりは作業工程は少ない。beforeafter言っておかねばならないのだが、口腔内で義歯を作るというのは通常は無理なのです。beforeafter
2024/06/04
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89歳男性、脳梗塞による片麻痺があり在宅介護中息子さんに連れられて3ヶ月毎の来院があるのだが、その度に虫歯ができている。片麻痺があるので歯磨きも難しい。ほとんど寝たきりになるとどうなるのか?という画像なんだが、次回は20年前の初診時からの画像を並べてみたい。介護現場になまじ歯があるということはどういうことなのか考えさせられると思う。右上4に虫歯があった。このような虫歯を通常治療では充填治療は不可能なのだが、3MIX+α-TCPを使えばできる。3MIX+α-TCPは覆罩から根管充填まで使える万能の材料なのだ。
2024/04/24
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70代男性、左下6、舌側歯根面カリエス前回の記事のように歯は経年劣化する。微細なクラックが歯牙全体に入り崩壊する。歯牙の70歳以上の寿命は想定外と言って良い。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202404080000/崩壊を防ぐために補強冠を装着しているが、咬合力による応力腐食割れが起こりやすい歯茎部、特に舌が密着していることによる酸素濃度が低くなりがちな部分は、気がついたら大きな虫歯になっている。神経が死んでいるのか生きているのかどうかも分からない。歯牙全体が弱っているので通常治療中に崩壊してしまうかもしれない。通常治療は困難で、結局抜歯しか選択肢がない。抜歯が嫌なら、3MIX+α-TCPとCR充填のスーパーテクニックをマスターしてその場で終わるのが最も良いと思う。では時系列でどうぞ
2024/04/09
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60代男性、左下5、歯茎部カリエス前回のつづきだhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202402030001/左下5番は再植歯で虫歯にもなりやすい。Perに見えるがまだ持ちこたえている。この部分は口唇に隠れて酸素濃度が低下しやすいので虫歯になりやすい。もちろん再植歯なので元々歯質の条件はよくなかった。再植時の画像が見つかればアップしてみたい。
2024/02/17
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60代男性、右下6、舌側歯根分岐部カリエス加齢と共に、唾液は出なくなる。あまり喋らなくなるので舌の動きが少なくなり酸素が行き渡らなくなる。こう言ったことにより虫歯ができる。この手の虫歯は通常治療ではCRでの修復は困難だし、神経を取って冠を被せるにも歯肉縁下に及ぶので治療は困難だ。いきなり抜歯となってしまうかもしれない。少子高齢化に突入してしまった今日、スーパーテクニックのCR充填を習得してその場で終わるしかない。とにかく歯肉縁下の修復は唾液、浸出液、出血との戦いになるので、スピードが要求される。では時系列でどうぞ
2024/02/14
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60代男性、左下4と5は歯茎部で横方向に折れている。が、本人は気がついていない。本人曰く、食べることだけが楽しみ。しかし、もう彼の歯は限界に来ている。5番は歯根破折で再植歯なのだが、これも虫歯もあって折れているが、これは次回にでも。処置方法は横から歯冠部と歯根部を切削分離して虫歯の処置をした上でCRで再接着というのか再充填する。だけ。
2024/02/03
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40代男性、右下78、残根今日は技工室での作業風景だ。通常の作業風景ではなく、メタルフレーム+ハイブリッドレジンで、歯質とは直接接着しない。CRで資質と金属を電気的な絶縁構造にしないと電食が起こる。これが虫歯で、一般には治療後に再度起こった虫歯という意味で2次カリエスという。電食とは電気的腐食という意味で歯科用語ではなく電気工学分野の用語なのだが、実は虫歯もこれだ。僕はこれを「虫歯の電気化学説」と名付けた。
2024/01/30
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40代男性、右下78、残根5年前のレントゲン写真では、78番は虫歯はあってもまだ残根とは言えなかったが今は残根になっている。残根とは抜歯の病名だ。通常治療は不可能、抜歯しかないという意味だ。6番も虫歯が進んでいる。2019/042024/01通常治療は不可能でも、近未来の治療法を使って延命してみようと思う。誰が見ても見ても保存は無理だろう。虫歯は除去する現在行われている通常の根管治療は無理だ。近未来では超音波スケーラーの#15のエンドチップで根管内の洗浄をして固まるα-TCP+3MIXで根管充填する。緊密充填の必要はない。近くにα-TCPがあれば良い。後は勝手に埋まる。これだけだ。ピンレッジCRコアにして型取り。つづく
2024/01/29
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80代男性、右下1 歯冠破折、右下45 2次カリエス高齢になると通常ならそのまま亡くなるような病気でも医療の発達により生き返ることは多い。この方も15年以上定期的な管理をしていたのだが、突然来院が無くなった。去年の10月に大動脈瘤の手術を受けたそうだ。後遺症で声が枯れたり体力が回復しないとかでしたが、歯が気になるということで久しぶりに来院された。入院すると一挙に歯が悪くなることが多い。何度も通院する体力もないのでその場でどうにかするしかない。CRで再建するだけなのだが、高齢になるとこんなのばかりになるので、こちらも疲弊する。右下1の歯冠再建右下45の2次カリエスの修復。これは何度目かの修復になる。元々咬合力は強いので接着剥がれが起こりやすい。
2024/01/26
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20代女性、右上12カリエス、時々痛い、カリエスリスク高い唾液検査でも唾液のpH6.4でpH4.0の酸負荷でpH4.6と良くない。なんとか前歯だけでも治したいということで、頑張った。以下時系列でどうぞ
2024/01/06
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70代女性、右上2、自発痛ー高齢になってくると、象牙質が失われて、いつ折れてもおかしくない状況になっても、痛みがない。通常治療では神経を取って差し歯にするのだが、そんな悠長なことはやってられない。軟化象牙質(虫歯)を全部取ると露髄するので、α-TCPの軟化象牙質の再硬化作用に期待してCR充填で終わることにした。
2023/11/07
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40代女性、右上4、CR2次カリエス、時々沁みる頬側のWSD絡みで沁みるのかと思ったら、もっと深刻だった(僕が)。CRで充填してあるその下に歯肉縁下に広がる大きな虫歯。諦めよっかな〜、、と思ったが、どう諦めるのかな・・?CRもインレーも難しいとなれば、神経を取って、歯冠を落として差し歯か。。儲かるけど、野戦病院としては、そんな時間のかかることはやっていられない。仕方なく、超絶技工のCRでなんとかすることにした。既存のCRを全部外すことなんかしませんよ。最小限のCRと虫歯を除去しての充填作業。
2023/10/24
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60代男性、右上5、歯冠破折シリアルを食べていたら突然歯が砕けたそうだ。露髄はしていないように見えたので、そのままCRでカバーして前装冠を作ろうと思って型取りしたのだが、技工室での作業中にメタルフレームが飛んで行って見つからなくなった。仕方がないので、口腔内で作った。。しおしお。。ま、どこで作ろうと同じなんだが。。
2023/10/18
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30代女性、右下6、CR脱離後ろの7番が咬合性外傷でグラグラになっていたので、連結固定していた。動揺は治まってきていたのだが、6番のCRが脱離した。結構大きく歯質が欠損しているので、通常治療では大きなインレーかクラウンになる。野戦病院のうちではそんな悠長なことをやっている時間はないので、その場のCR修復で終わるしかない。
2023/10/10
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40代男性、右下6、CR2次カリエス咬合性外傷のある方で、CRではなく自分の歯が欠けたということだったので、ここだけ埋めればいいかと思ったが、そうではなかった。かなり内部まで虫歯になっていた。これで10年ほどは持っている。しかし、これが40年後となるとどういうことになるか?ということだ。
2023/10/07
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80代男性、右下4、自発痛+この歯は以前同じ症状で処置をしたことがあるのだが、CRが歯根との境目から剥離して露髄した。今回も歯根とCRを分離してみると露随して出血している。止血してα-TCP+3MIXで直覆して再CRした。義歯のクラスプが掛かっている歯なので大きな応力がかかる。また同じことが起こるだろう。日常的に虚しい戦いに追われている。
2023/10/06
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50代男性、左上6、歯根崩壊咬合力が強く、硬いものが好き、歯を食いしばって筋トレをしているなど、歯のダメージは大きい。気が付くと歯の内部は崩壊しているが、本人は気が付かない。歯科衛生士がクリーニング中に気がついた。通常は保存は困難なので、抜歯になるのだが、うちは野戦病院というのが常態化している。どうにか一時凌ぎをするしかない。CRで修復するのだが、CRがお高いので、歯根をカバーしたら残りは即時重合レジンを充填した。これでしばらくは持つ。
2023/10/04
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野戦病院シリーズが続きます。これも80代男性、昨日の方の反対側。左下1、歯列固定が壊れてぐらぐらで噛みにくい。内部は虫歯で何もない。CRとスーパーボンドで連結固定する。残根になって露髄していてもα-TCP+50%クエン酸+3MIXで覆とうするだけ。時系列の画像だが、そもそも何がなんだか判らないかもしれない。これでも患者は満足だ。急速な高齢化で野戦病院は大繁盛だ。
2023/10/03
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80代男性、右下3、遠心カリエス、自発痛ーこれくらいの年齢になると、痛いのやら痛くないのやら、自分でも分からなくなる。それでも食べ物は挟まるので、どうにかして欲しいとやってくる。歯髄も死んでいるのやら、死んでいないのやら、それも不明。で、どうするのか?α-TCP+3MIXを使えばその場で終わる。虫歯を取るとほとんど歯は残らない。折れる寸前だ。α-TCPの粉は50%クエン酸で固まる。ただ、CRで歯を作るのだが、CRをたくさん使うので、元が取れないと思われる。
2023/10/02
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50代女性、右下7、インレーだつり、2次カリエスなんか沁みるような、痛いような、違和感があるということでインレーを抉ったら、あっさり外れた。でも、口は開かないし、写真も撮れないし、隣接面の処置などほぼ勘。頭の中での作業wでは時系列でこの2枚は唾液がかからないように、指で押さえての撮影。
2023/08/24
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40代女性、右上4、クラウン脱離お盆前なのに外れて、紛失してしまった。どうにかなりませんか?仕方がないので、口腔内で作った。隣接面の処置は途中までしかしていない。つづきはお盆開けてから。
2023/08/12
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30代男性、右上3、時々痛いここでアップしている症例は残念ながら通常ではあり得ないものばかりです。言わば標準治療ではないのです。標準治療ではなんの遠慮も躊躇もなく神経を取って被せの話にフリます。どんな材料の被せを入れれば、綺麗だの、長持ちするだの。お値段も松竹梅の3通りから選べだのという話に終始します。患者としてはそんなことは聞きたくはない。削って欲しくない。神経も取って欲しくはない。と思っても、そんな歯医者は存在しない。ここにおるけどねwどっかにいないのかね?w簡単だから真似すればいいのに。。差別化にはなるよ。その時は儲からないけどね。。w3MIX+α-TCPセメント
2023/07/22
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当時18歳、男子、左上1破折、露髄歯8年前のことだった。テニスの練習中に相手のラケットがすっぽ抜けて、顔面直撃、、歯冠破折した。うちに来たのは遠くにいたので、一昼夜経ってからだった。前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202307200000/若い子の場合、破折片は白くなる。なぜなら象牙細管がまだデントエナメルジャンクション(DEJ)まで伸びており、象牙細管がまだ埋まっていないので、破折すると細管内部の水分が抜け、空気が入るので透過光が乱反射しやすく白く見える。流石にこの先ツートンで生きていくのもかわいそうなので、CRでベニア処置をして白浮きを抑えた。それから補強板を作るために裏面にピンレッジとまではいかないが、長めのディンプルを形成して型取りした。若いので深く掘るとまた露髄するかもしれないからだ。左上1のベニア処置だけではなく、今回は省略するが、右上1の切端の欠けの補修もするつもりだ。仮充填してみた。裏面だが、ディンプルが見えるだろうか?これが技工作業中の画像だ。よく見えると思う。材料は銀合金で作る。理由は適度な強度と歯質接着性が良いことが挙げられる。金合金やセラミックスは儲かるが、接着性や引張り強度に落ちるなどの患者にとってのメリットがない。口腔内セットこの時から8年経過したが、何も連絡がない。どうなっただろうか?この歯は少し歯並びが悪く前方に傾斜しているので、当たるとまた破折しやすいはずだ。気にはなっている。
2023/07/21
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当時18歳、男子、左上1破折、露髄歯8年前のことだった。テニスの練習中に相手のラケットがすっぽ抜けて、顔面直撃、、歯冠破折した。うちに来たのは遠くにいたので、一昼夜経ってからだった。露髄して時間が経っていても神経を取る必要はない。抗菌剤があるこの時代、神経を取るということになったことはほとんど経験しない。何かと「バカのなんとやら」で神経を取るという現在の歯科医療は100年前となんら変わりがない。おかしなことだ。今回の処置後に予防的に抗生剤を1日分処方している。今回は歯髄処置、接着処置と補強処置の2〜3回に分けてのアップ予定だ。これが初診時。露髄歯髄は少し腫れていて、ポリープ化が始まっている。露髄部分だけに麻酔をする。電気メスではみ出した部分を切除する。破折片破折片を合わせてみた。露髄部分をちょっとだけ掘り込む。3MIX+α-TCPセメントで直覆する。このセメントは歯質と同じものなので、2次象牙質(デンティンブリッジ)が数週間もすればできる。CRでカバーする予定の露髄部分に相当する破折片を掘り込んで隙間を作る。対合歯との隙間が十分にあるので補強プレートで裏打ちをする予定。α-TCPセメントをトリミングする。CRでカバーする。新しい面を出し、スーパーボンドの筆積みで接着する。つづく
2023/07/20
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当時30代男性、上顎1、1、転倒による歯冠破折、露髄なしこの方も職場の忘年会でしたたか酔っ払って、道端で転倒。顔面から着地。かなり深く折れてしまったが、一緒にいた先輩に「破片を拾い集めて歯医者に行け!」と言われて、酔っ払っていて痛みは感じなかったけど、地面に這いつくばって拾ったそうだ。露髄はしていなかったのでそのままスーパーボンドで接着しただけ。これで15年経過している。この方、トロンボーンのセミプロなので前歯は大事だ。大事に使ってもらっている。透過光ではクラックが多数見えるが仕方ない。破片が足りない部分もあるがどうにかなるだろう。15年経過した去年の画像
2023/07/19
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年嵩順で行きますw当時70代女性、もう10年以上前の話だ。中国に遊びに行って、バス旅行中にすっ転んで前歯を折った。帰国してからうちに駆け込まれたわけだが、幸い露髄していなかった。普通にCRのボンディングシステムで歯冠を再建して終わり。セラミックの歯にして儲けようなんていう色気はサラサラないwCRでの再建は、その場で終わりにできるし患者の精神的、肉体的、金銭的負担は最小限だ。儲からないのは僕だけだが、一族郎党を引き連れてクリーニングに来てくれるので、トータルではWinWinの関係になる。その後、またぶつけた、硬いものをつい噛んでしまって、欠けたというのが2回ほどあったか?そんな感じだ。その都度、再CRして終わりだ。
2023/07/18
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グラグラで連結しないととても持たない歯をなんとか中長期的に維持するためのものだ。単なるスーパーボンドだけやワイヤー固定だけよりは丈夫だし、通常の連冠やブリッジのように削る量は多くはない、最小限だ。しかも既存のクラウン・ブリッジを削って作ることもできる。beforeafter?
2023/03/22
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60代女性、左上4、歯根破折、咬合性外傷、口臭気になるこの歯は3年前に歯根に穴が開いていたので、抜歯再植していたのだが、今度は歯根が破折した。また再々植しようか?、、と迷われていたが、左上6も歯根が分離しているので、これもダメなら入れ歯を覚悟しよう、、ということで抜歯を希望された。6番と34間はスーパーボンドで接着して持たせることにして、その後歯根を横からカットして抜歯した。こうやって延命していくしかない。この年齢になるとこう言う症例が増える。4は破折線が見える。6の近心根と3の遠心はプリパレーションしておくスーパーボンドで接着4は横からカットする抜歯縫合。抜歯窩が治癒したらCRでダミー形状にする。
2023/02/14
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70代女性、左下1、歯根面カリエス特に義歯を装着しているケースではよくある。よく唾液が流れないからという説明があるが、虫歯の電気化学説ではそれだけではない。酸素濃度が低いところが腐食電極となり選択的に溶ける。こういう症例は迷わず抜歯なのだが、その後入れ歯を作り直すとか、面倒過ぎる、、w歯根をCRで再建して終わるw実は隣も同じだったw一日中こんなのばかり、、賽の河原だ。。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202209090000/では時系列でどうぞ
2022/11/16
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前回のつづきでhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202205250000/40代女性、左上3、歯髄失活要するに虫歯で歯髄は死んでしまっているが、まだ不快症状はでていない。前医では根管治療をして被せようということだったようだが、下顎の臼歯部の根管治療に18回もかかって泥沼にはまっているようではそれどころではない。レジン系仮封材が詰めてあった。当然細菌は侵入し放題だし、歯髄自体も溶けて無くなっていて歯髄腔は空洞になっている。空洞部分に矢印を付けておく。専門家ほど信じられないと思うが、根管治療などする必要がない。少なくとも後日根管治療が必要になったケースを思い出せない。アペキシフィケーションと言ったか、カルシフィケーションと言ったか忘れたが、勝手に根尖口が塞がる現象があるが、α-TCP+3◯IX でその現象が起こる。それらが根管内を無菌化したのち、閉鎖材料を供給するのだと思われる。根管治療というのは根管内を器具で開拡・洗浄することだが、あまり意味がない。感染を広げ、自然治癒を妨げてしまうのがオチだ。前回までは超音波洗浄したが、今回の様に根管内を一度も弄っていない場合は何もせずそのままα-TCP+3◯IX を貼付するだけで良い。根管治療という概念が必要なくなるという症例だ。では時系列でどうぞ
2022/05/26
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40代女性、左下7、Per+GA前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202205230000/昨夜は寝落ちしてしまったので、起き抜けに書いています。だんだん夏がやってきましたね。ソーラーハウス周りでもホタルが飛んでいました。今日は仕事のしすぎで右腕が痛い。休ませたいところなのだが。。・・この歯で1日で終わった3本目だ。フィステルもできているので、腫れていたこともあったのだろう。10ヶ月程後の再診時の画像では消えている。一番最後に乗せるつもりだ。根管治療の途中は綿栓を巻いてフォルマリンを染み込ませて、仮封材で蓋をする。100年変わらずやっているのだが、悪化させるだけで、ほとんど意味はない。フォルマリンとか発がん性があるのではなかったか?仮封材も水硬性セメント以外は封鎖性が悪いので、細菌は侵入しまくる。18回やっても改善しないはずだ。内部を綺麗にするとクラックが見えるので、ランダムに削ってCRで再建したが、本当は補強冠で割れないようにした方が良いとは思う。ご希望ならするが、1日ではできない。技工作業があるからだ。根管充填は超音波スケーラーのエンドチップで洗浄した後、乾燥はしないでも良い。余剰水分はエアーで飛ばすだけだ。綿栓で拭くとか感染させるだけの恐ろしいことはしてはいけない。α-TCP+3◯IXの2回法で行っている。超速で終わるので、ラバーダムは必要ない。前の2回はラバーダムは掛けられない症例だった。では時系列でどうぞ10ヶ月後
2022/05/25
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40代女性、左下6、Per、治療途中前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202205220000/治療途中と言っても、全く先が見えない。これは術者も患者も同じなのだ。この症例を担当した歯科医師も絶望的な気持ちで対処していたと思う。数ヶ月間一所懸命やっても治る見込みが全く立たない。これは治療法に、否、歯科治療のコンセプトそのものに致命的な欠陥があることを示している。抗生剤もなかった100年前の治療法を無批判に墨守しているということだ。何とも恐ろしいことだ。100年前もそうだが、このまま治らなかったら抜歯だ。抜歯してしまえば治る。しかし、何のために絶望的な保存治療をやっているのだろうか?僕は近未来の歯科軍医だったのでその場での保存治療法はマスターしているが、太平洋戦争当時の歯科軍医は抜歯しまくっていたそうだ。戦地でちょっとでも兵隊が歯が痛いとも言えば、抜歯するしかなっかったという。とりあえず抜けば痛みは取れて前線に復帰できるからだ。今日は左下6の18回もの根管治療途中の歯を1回で終わる画像なので、これを見ている歯科医師の皆さんは是非真似をして欲しい。α-TCP+3◯IXを使えば、絶望から逃れることができる。信じられないかもしれないが、これは事実だ。ま、絶望的に儲からないがwでは時系列でどうぞつづく
2022/05/23
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40代女性、右下6、Per前回のつづきというか、その前の初診時の治療画像だ。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202205210002/18回治療したが、全く進まなかったということだが、それには理由がある。西洋医学的な理想主義的だが、実際には役に立たない治療法に固執しているからだ。それは根管内の感染象牙質を除去しつつ、綺麗に拡大、清掃して、根管充填材を緊密に充填する。それだけなのだが、実際にはできない。絵に描いた餅というやつだ。この右下6は細菌感染を避けながら根管内を綺麗にすると言っても、頬側の歯質がなく、ラバーダムも掛けられない。はっきり言ってどうにもならない。無菌的な処置と言っても、仮封も満足にできず、細菌が入りまくりでは何をやっているのか、分からない。アホとしか言いようがない。なぜ、抗生物質も抗真菌薬もあるのに、できもしない根管内無菌的処置にこだわるのか?100年前から変わらない、無能の極みだ。3◯IX+α-TCPがあれば1回で終わる。では時系列でどうぞレントゲン写真でのbefore/after からbeforeafter初診時のこの状態を見たら、治療もできず放置しているということが分かる。歯質は歯肉に覆われている。担当医は手が出なかったのだなということだ。しかし、近未来の治療法は簡単明瞭だ。つづく
2022/05/22
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40代女性、左下3、2次カリエス昨夜は寝落ちしてしまったので、準備していた画像は今日アップ予定。前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202205170000/虫歯になりやすい方で、10ヶ月前と今回の画像を再掲してみたい。10ヶ月前今回拡大画像10ヶ月前6ヶ月前今回虫歯になりやすい方でよくあるのは、おしゃべりをしないで食も回数が少ないとか、流動食に近くあまり噛まないでも食べられるような食生活をしているしているケース。例えば引きこもっている子や寝たきりになってしまった方などで見かける。口を動かさないので、唾液も流れにくく、食物で自動的に歯が磨かれるということもない。こんな方だ。この方の場合はどうなのかわからないが、噛めないので流動食(ヨーグルトなど)を食べていたとか、食物アレルギーが色々あるとかお聞きしたので、そういうこともあるのかもしれないが、はっきりしない。思い当たることがありましたら教えてください。では時系列でどうぞ
2022/05/21
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40代女性、右下7、2次カリエス前回のつづきというか、https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202205140000/今回が4回目なのだが、左上7に引き続き右下7の再治療だ。その前の1回目、他院で18回も通院した挙句、何の成果もあげられなかったが、うちでは1回で終わった。抗生物質は追加で投与したが、これは一体どういうことなのだろうか?それは後ほどアップ予定。では時系列でどうぞ遠心が親知らずを抜いた後だったので、異常に深い歯肉縁下窩洞になっていたので、僕にも途中経過の画像を撮っている余裕がなかった。
2022/05/17
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40代女性、全顎的な再建前回のつづきでhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202205130000/今回4回目の治療で、当面はこれで終わりにしたいところなのだが、理由は分からないが虫歯の進行が速い。ナイトガードにもしっかり食いしばった痕が付いている。それだけなのだろうか? 唾液検査でもしてみたいところだ。少なくとも唾液量は少なくはない。今日は初診時の画像と今回4回目の治療前(要するに3回目の終わり)の画像の比較をしてみたい。他院に18回通ったが埒が開かなかったという左下の2本の歯は1回で終わっている。従来の歯科治療には致命的かつ根本的な欠陥があるのだ。100年以上もやっていて誰も気が付かない。そんなことがあるだろうか?僕はそのために生まれてきた?w before/after で5枚法の画像です。よく見て比べてみてください。今回したところにはテキストを入れています。1beforeafter2beforeafter3beforeafter4beforeafter5beforeafterつづく
2022/05/14
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40代女性、左上7、ハイブリッド・セラミックス・インレー2次カリエスこのところ記憶力の減退で、ブログにアップしますよ、と言いながら忘れていることが多い。私のはどうなっているの?というのがあったらコメント蘭で教えてくださいw今日はまだ憶えているうちにアップ。ハイブリッドにかかわらず、型取りして口腔外で作って、口腔内にセットする類の修復物には致命的な欠陥がある。それは抜き差しできるように作るしかないので、どうしても外れやすいということだ。いくらセメントで接着しても長年にわたる咬合力で辺縁部がたわみ、接着はがれが起こる。そこから2次カリエスになる。たわみにくい硬い素材の方が2次カリエスにはなりにくいということは言えると思う。硬すぎて対合歯が痛むという問題はあるが。少なくともハイブリッド・セラミックス・インレーやクラウンは避けるべきだ。CRもハイブリッド系だが、抜き差しできるようには作らないので、脱離しにくい。辺縁封鎖性に関してはCRに勝るものはない。今回は2次カリエスの様子を見て欲しい。覆罩セメントに守られていないところはかなり深い虫歯になっている。CRでの再建は隣接面もストリップスは使わず、積み上げ法で作ったが途中は僕も撮影している余裕はなかった。こんなものと思われるかもしれないが、処置時間は休憩なく1時間はかかる。最後の2枚は隣接面の曲線部分をどうやって仕上げるか?というところを見て欲しい。削り出し法を使っている。では時系列でどうぞ
2022/05/13
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50代男性、右上1、2次カリエスもうこれ以上は再治療ができない。ポストを立てて、型取り、技工士に外注して出来上がった冠をセットするなんていることができない症例。そもそもそんな治療に耐える歯根が残っていない。しかし、入れ歯は嫌だ。そこでどうするか?CRや、スーパー◯ンドでその場で再建するしかない。高齢化社会でこのようなどうしようもない症例が増え続けている。こっちだって高齢化でポンコツだ。通常はボケる前に、歯医者に通えるうちに、ダメな歯は抜いて、総入れ歯にしなさい。介護の現場ではこれが求められている。なまじ歯が残っていると困る。大勢いるので歯磨きなんかしてあげられない。入れ歯チャプチャプ◯リデントするだけにして欲しい。これが現場の声だ。では時系列でどうぞ
2022/05/09
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50代男性、下顎の義歯を外してその場でのCR再建の最終回で、前回のつづき。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202205040001/今日は口腔内でのブリッジの作成だ。何も難しいことはなくて、その場で既成の半円線を加工して、スーパー◯ンドやCRで肉付けして、口腔内にセットして再建していくだけだ。とはいえ、前処置からブリッジまで数時間かかる辛い作業だ。で、before/after の最初に戻る。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204240000/画像は時系列でどうぞ
2022/05/05
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前回の続きで、今日は近心根の半分と遠心根の半分しか残っていなかった歯根のかけらを無理やり貼り合わせて再建して再植するところまで。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202205030000/残っているパーツを集めて、歯根を再建した。元々別の歯根の一部だったので、ピッタリ合うというわけではないが、合わない部分、足りない部分はスーパーボンドで作った。信じられないかもしれないが、これでもなんとか使えるようにはなる。捨ててしまうのは勿体無い。では時系列でどうぞつづく
2022/05/04
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ちょっと空いてしまったが、ここの続きで、https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204280000/左下6の抜歯再植だ。歯根の内側が失われていたが、残っていたパーツを使って組み立てた。こんなことができるのか!??これを見る歯科医師は半信半疑だろう。beforeafterつづく
2022/05/03
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今日も前処置で前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204270000/今日はブリッジのメタルフレームを固定するためのグルーブを形成するために、5番と8番の虫歯の治療とスーパー◯ンド接着面は接着剥がれが起こった時に虫歯にならないように、窩洞も隣接面も歯質はCRで一層カバーする処置だ。再建処置は必ずトラブルが発生することを考慮して、被害が最小限になるように数手先を見ながら処置をすることが必要だ。虫歯の電気化学説がまだ知られていない現在の一般的な修復処置は脱離等のトラブルが発生した時は抜歯になってしまう可能性が高くなってしまう。5番にも8番にも古いクラックが見られ、以前は食いしばり等の咬合性外傷があったことを思わせる。7番が失われ、6番が破折した原因もここにあるのかもしれない。ブリッジにしても同じトラブルが発生することは十分に考えられる。8番は最近ではお目にかかることが難しくなったアマルガム充填だ。アマルガム充填にはセメントは使わないので、除去した内部には硫酸塩還元細菌由来のFeSで黒くなっている。この程度の隙間なら虫歯にはならないということを示している。ユージノールセメントで覆髄してあるように見えるが、このセメントはCRの硬化を阻害する可能性があるので除去する。この下も黒いので覆髄にはなっていない。まずは5番の処置から時系列で次は8番だ
2022/04/28
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204260000/今日も前処置だ。左下6の抜歯再植の前に左下4が虫歯で折れそうなので、先にCR再建することにした。レントゲン写真での根尖の陰影と、楕円で囲んだ根管を見ればを歯髄は失活していることが分かるが、そのままCRで再建する。3◯IX+α-TCPセメントで覆罩すれば、感染根管処置は必要ない。100年以上前から変わらない現在の歯科医学に洗脳されている多くの歯科医師には意味が分からないだろうが、乾酪壊死という言葉は知っているはずだ。現在の歯冠修復法では感染根管処置後にポストを立てて、型取り、冠の装着ということになるが、どれだけ治療回数がかかるか分からない。もしかしたら、治療不能または予後不良で抜歯ということになるかもしれない。少なくとも一回で終わるということは考えられないはずだ。ところが一回で終わる方法がある。こんなことが患者に知られると大変なことになる。世界中の歯医者がやっている歯科治療のビジネスモデルが崩壊してしまう。失業した歯医者が路頭に迷うことになるが、どちらにしろ石油文明は崩壊するので、同じことだ。ここでやっている治療法は石油文明崩壊後も患者に安心を提供できる、近未来の軍事医療技術だ。では時系列でどうぞ
2022/04/27
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前回のつづきではあるのだが、https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204250000/対合歯がなくては咬合が安定しないので、右上3もCR再建してみた。この歯は2次象牙質ができているとはいえ、歯髄もそろそろ限界に近づいている。内部の象牙質はほとんど失われ、漸くペラペラのエナメル質が唇側に残っているばかりだ。歯科技工に期待している歯医者はこれが何なのか理解できない、というより理解したくないはずだ。そんなものが長持ちするはずがないと。しかしこんなものが何年も持つのだから困ったものだ。しかも次がある。次があるというのは、次は抜歯ではないということだ。では時系列でどうぞ
2022/04/26
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50代男性、下顎の義歯を外してその場でのCRによるブリッジ再建この10年程の間に、CR(コンポジットレジン)という素材はかなり使えるものとなっている。ロングスパンのブリッジでさえ、その場で作れるほどになっている。資源エネルギー減耗時代に突入したことが、今回の新型コロナとウクライナ戦争で一挙に表面化した。もう経済成長を支える資源エネルギーはもうないのだ。こういう時代では、今までの歯科治療のスキームは役に立たない。お金がかかりすぎるだけではない、遅すぎるのだ。歯科治療はその場で終わることが求められる。その場で歯牙の再建ができない歯医者は消えるしかない。もう設備投資などは不要だ。歯科技工士もCAD/CAMも必要ない。その場で再建できるからだ。ということは真にできる歯科医師しか存在できないということだ。しかも自分でなんでもやれて、何もない状況(要するに貧乏)に耐えられる歯科医師しか生き残れない。前回のつづきでhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/今日は右下のブリッジの再建だ。見れば分かると思うので、解説はしない。というか、見て分からなければ、できはしないということだ。鮮明な画像なのだから、よく見れば豊富な情報が得られるはずだ。この右下45の残根は抜歯再植の予定だったが、歯槽骨が薄すぎて、抜歯しようとすれば、歯槽骨ごと抜けてしまう。仕方がないので、根充材の隙間から薬剤は浸透することを期待したwまずはレントゲン写真のbefore/after から使用材料はCRとスー◯ーボンドだけだ。メタルは汎用の半円線を加工している。では時系列でどうぞつづく
2022/04/25
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50代男性、下顎の義歯を外してその場でのCR再建このところここを見てくれる患者さんによると、「CR再建法」とやらが流行っているそうで、何よりです。前のブログは消えてしまったけれど、ここの症例を参考にしていると思います。みなさん、ガンバってくださいw大事なのは「スピード」です!僕ははっきりとした記憶や何か根拠があるというわけではないのですが、最初から知っているというか、そんなこと当たり前だろ、、みたいな、なんかヘンな感じをいつも受けるのです。「CR再建法」は近未来では当たり前になっていて、「虫歯の電気化学説」も当たり前になっているのではないかと思っているのです。そのために僕は転生してきたと。僕は2050年頃、歯科軍医だったようですが、多分その頃、核戦争が起こりその時の僕の身体は瞬時に消滅したが、その時から100年程前に転生した。ま、そう考えるのが合理的というか、なんというか。。前線での歯科軍医の仕事は一瞬で兵士の歯を治して戦線に戻すこと。現在の何の理論的根拠もない施術や技工作業という時間もコストもかかることはできない。その場で治すしかない。それが「CR再建法」だ。現実の方が先走っているようだが、資源減耗時代においては、とにかく、資源エネルギーのかかることはできない。要するに現在の歯科治療ビジネスというのは近々消滅してしまうということだ。とにかくスピードと臨機応変に対応できる器用さ、それがなくてはこんなことはできない。技工士やCAD/CAMがないと何もできないような、ぶきっちょ歯医者は消えてくれ、ま、そいうことだwとりあえず今日は義歯を外してCR再建するまでのbefore/after ということにする。レントゲン写真でのbefore/after右側左側、左下6は抜歯再植している下顎咬合面観右側面観左側
2022/04/24
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