マカロン1号

マカロン1号

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2008.03.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
夜中ふとテレビをつけると

障害者のアート作品の展覧会風景が映っていた。

何となくチャンネルをそのままにしていると

ニューヨークのギャラリーで開かれた

障害を持つアーティストの展覧会で

日本の障害者のアートが高く評価され

中には百万円以上の値で売れた作品もあるとのこと

この展覧会に日本から作品を出品したのは

「アトリエインカーブ」というグループで



「よく出来ました」どまり、

すばらしいオリジナリティーと芸術性が

あったとしてもそれが

正当に評価されることはなく

そのほとんどが障害者の余暇活動にとどまり

一般の人の目に触れる機会さえほとんどなかった。

そういった障害者の創った魅力的なアート作品たちを

表舞台へひっぱり出し世の正当な評価を問い、

かつまた経済面においても自立への道を図る

という大胆かつ大変画期的な発想を持った集団らしい。

何か全く新しい発想で



と本腰を入れてテレビを見ると

その集団の代表者が映っていて

グループのコンセプトを柔らかい物腰しで

語っている。

紺のスーツにストライプのシャツ



男の人という印象を受けた。

次の瞬間、

実はこの代表者もまた身体に

障害を抱えているとのナレーションとともに

彼の背後からの全身写真が映る。



びっくりした。

彼の身体的な特徴におどろいたのではなく

その特徴的な後ろ姿に

あきらかに見覚えがあったからです。

それからテレビで代表者の名前の紹介があった

〇〇氏

〇〇

〇〇


ええっ!!

まさか



確か私が知ってる人も

〇〇

じゃなかったっけ。


もしかして



だけど私が知っている〇〇くんはこんな

洗練された感じの人ではなかった

でも

でもこの後ろ姿は

カメハメハそのものではないか。

もう20年も前

当時私がアルバイトとして勤めていた会社に

彼は新入社員として入ってきた

背がとても低く歩くのも大儀そうであった彼は

その身体的なハンディキャップから

歩くことが人の何倍も大変だったのだと思う

新入社員のくせにはじめから人使いが荒かった。

やれコピー取ってきて資料取ってきて

あれ取ってこれ取ってとちょっとしたことでも

人に頼んでまた頼み方がうまかった。口から先に

生まれてきたのではないかと思うほど

しゃべくりが上手く、一日中手当たりしだいに

しゃべりまくっていた。あまり人に物を頼むのと

口が上手いので、こいつ体に障害があるから

頼んだり喋ったりするのが上手になったんやなくて

前世、人をあごでこき使って口ででまかせばっかり言うとったから

現世でそのむくい受け取けてんちゃうんと思ったほどだった。

ある時会社で社員旅行がありその旅行の時の写真が

できあがってきた。浜辺で〇〇くんが腰にタオルを巻いて

海を見ている後ろ姿の写真だった。その会社は大概フランクな

社風で上司も冗談がきつかった。

あ、これカメハメハ大王やないかと写真の〇〇くんを見て

笑いながら言うのであった。あ、ほんまやカメハメハ大王や。

と先輩も言って笑った。この職場には他にも忍者ハットリくんと

呼ばれているOLがいた。そのハットリくんは部長が

スカタンするとすかさず部長のお尻に蹴りを入れていた。

今から考えると夢みたいなふざけた職場だった。

さて、そのテレビに映った後ろ姿は番組を見ているうちに

やはりその大王であることがはっきりとわかってきた。

インタビューを受けてるときのその洗練された

受け答えとは別に、普段のアトリエを映した映像での

クライアントとの軽妙なへらず口の叩きあいは

まさに当時の職場での彼であった。

あのころ

私は夢やぶれて

東京から田舎に帰ってきて

まだあきらめきれない夢と

現実のはざまで

きりきりとした胸の痛みを抱えながら

毎日仕事をしていた。

ため息ばっかりついてたから

大王に

もーそのため息、やめてや。

そんなにしたいことあるんやったら

ほんまにやったらええやん!

と言われたこと

いまだに耳に残っている。

お見合結婚妊娠して職場を去ってもう何年たったのかな

彼と私がここまで費やしてきた時間は同じはずなのに

その間、自分は一体何をしてきたんだろう。

真夜中に久々の衝撃を受けたので

日記に記しておきます。



最後にアトリエインカーブのこれからの発展を祈念致します。

http://incurve.jp/





















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最終更新日  2008.03.25 13:34:18
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Re:真夜中の衝撃(03/23)  
くれーる70  さん
ま、まるで何かの啓示!?でもあるかのような不思議な出来事ですね~。わたしもたまたまかかった「プロフェッショナル」というTV番組に出ている女性を見てビックリしたことがありましたぁ。記念に日記に書きましたが、マカロンさんの方はちょっと苦い思い出やね。私もやりたいことから逃げた口ですけど、今思うとホントにやりたかったのかどうか疑問です。今はは子供たちの成長を通して自分が見えてきてるような気がして、それもいいなぁと思ってます。まだまだこれからでっせ♪ (2008.03.24 06:46:08)

Re[1]:真夜中の衝撃(03/23)  
くれーる70さん


そうでしたか。
くれーるさんにもそんな出会いがありましたか。
ええ本当にたまたまつけたテレビでの偶然の再会でした。彼のことは全然忘れていたのにテレビを見ているうちにどんどんとあの頃のことが思出だされて。こおいう再会っていうのは彼との出会いであるとともにあの頃の自分との対面なんですよね。

>マカロンさんの方はちょっと苦い思い出やね。私もやりたいことから逃げた口ですけど、今思うとホントにやりたかったのかどうか疑問です。今はは子供たちの成長を通して自分が見えてきてるような気がして、それもいいなぁと思ってます。まだまだこれからでっせ♪

ありがとうございます!
確かにあのころ突き進めなかったというのは本当に芯底やりたいことではなかったのかもしれません。その後、結婚して表向きに派手な動向はなかったものの子供を育てることで自分なりに得たものは大きかったと思います。

最近だらだらしてたんですよ。
きのうのテレビで喝入れてもらったというか。

もう一度前向いて歩きたいなあと
そんな気持ちになりました。 (2008.03.24 09:41:13)

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