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2014.03.31
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 こんにちは。根室振興局地域政策課のヒストリー・ハンター(仮)裕です。隔週ペースで根室管内の遺跡・遺産をご紹介します。

 古くから漁場として栄えた根室管内はいろいろな人達が暮らしてきました。その足跡は様々な場所で、いろんなかたちで残っています。古代から近代まで根室の歴史とともに、地域の話題を簡単にお伝えして行きたいと思います。 わたしと一緒にちょっと昔に思いを馳せてみませんか?

 長く連載をさせていただきましたが、本シリーズも今回で最終回となります。
 最終回に何を書こうか、ずっと悩んでいましたが、根室振興局職員らしく、「 振興局 」で締めくくりたいと思います。

 古くは、「 蝦夷 ( えぞ ) 」と呼ばれていた北海道は、江戸時代には大きく3つの領域に区分されていました。
 1つは、蠣崎氏の子孫である松前氏の領地である松前藩(別名:福山藩)。残り2つが 東蝦夷 西蝦夷 です。
 東蝦夷は、積丹半島を含めた日本海側沿岸、宗谷岬を含めたオホーツク海沿岸に知床半島の一部を含みました。一方、西蝦夷は、内浦湾(噴火湾)沿岸、襟裳岬を含む太平洋側沿岸、根室半島及び北方四島、知床半島の一部を含みます(知床半島での東蝦夷と西蝦夷の境は、知床連山の分水嶺となります)。
 いくら測量が未発達の時代とはいえ、ずいぶんと大雑把な区分けですね。

 明治2年になると、開拓使が設置され、 松浦武四郎 の提案により、「蝦夷」から「 北海道 (原案:北加伊道)」と改称されます。
 このとき、同時に 11 国86郡 が制定されました。アイヌ語を元に命名された11国は渡島国、後志国、胆振国、日高国、石狩国、天塩国、北見国、十勝国、釧路国、 根室国 千島国 で、後々、行政区分の基礎となります。

 明治15年に開拓使は廃止され、 3県1局 が設置されます。
 1局は北海道事業管理局で、北海道の主要都市を中心とした3県は、札幌県、函館県、 根室県 です。
 根室県の管轄範囲は、根室国、千島国、釧路国、北見国の一部でした。初代根室県令は 湯地定基 です。根室市定基町は彼にあやかり、明治18年に命名された町名です。

H43-01_根室県庁跡.jpg根室県庁跡(平成25年2月撮影)

H43-M.jpg

<地図の出典>
 この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものです。地図閲覧サービストップページは こちら

 明治19年には、行政機構の簡略化のため、岩村通俊により、県制度が廃止され、 北海道庁が設置 されます。
 しかし、人口の増加による業務の増加により、新たな行政機構の設置が望まれました。
 そして、明治30年、 支庁制度が開始 されるのです。

H43-02_M30支庁図.jpg明治30年の支庁区分(新北海道史第4巻より)

 当時の支庁は現在の14ではなく、19ありました、内訳は、札幌支庁、函館支庁、亀田支庁、松前支庁、檜山支庁、寿都支庁、岩内支庁、小樽支庁、空知支庁、上川支庁、増毛支庁、宗谷支庁、網走支庁、室蘭支庁、浦河支庁、釧路支庁、河西支庁、 根室支庁 紗那支庁 となっており、明治2年の11国より聞き慣れない支庁名が増えてしまいましたが、現在の支庁制度の原型ができあがります。
 その後、幾度かの統廃合が行われ(根室支庁は明治36年に紗那支庁(国後島と択捉島)と合併します)、昭和7年に私達がよく知る姿の14支庁が出来上がります。

H43-03'_S10支庁図.jpg昭和10年の支庁(新北海道史第5巻より)

 そして、平成22年に支庁制度改革が行われ、9つの総合振興局と5つの振興局が生まれました。 根室支庁も根室振興局と改名されます。

H43-04_振興局庁舎.jpg現在の根室振興局

H43-05_私の職場.jpg私の職場(窓の上には、旧根室測候所から見た国後島、知床半島の写真が飾られています)

 私も根室地域の振興発展を願い、日々の業務に取り組んで参りました。

 さて、そろそろお別れが近づきつつあります。
 この連載を始めるに当たり、ペンネームは難読地名シリーズの作者のペンネームから「ハンター」をお借りしました。 しかし、歴史は「hunt;探し求める」ものでしょうか? 少し違和感があったため、これまでずっと(仮)はペンネームから取れずにいました。
 しかし、今回まで連載を続けて分かったことがあります。

歴史は、昔生きていた方々のものだけではなく、これからの北海道の歴史は今を生きる私達が 創って ( create ) いくのです。

 将来、北海道にいきる方々に胸が張れるような、立派な 自信作 ( 歴史 ) を一緒に創っていきませんか?

参考文献:根室市史
参考文献:別海町百年史
参考文献:中標津町史
参考文献:標津町史
参考文献:羅臼町史
参考文献:新北海道史


 最後に、ここまで読んでくださった皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。 ご愛読、ありがとうございました。

ヒストリー・ハンター(仮)改めヒストリー・クリエイター"裕"


・根室振興局内の市町村のHPはこちら

根室市

別海町

中標津町

標津町

羅臼町

根室地域の旬の情報をお届けするブログ「E北海道ねむろのくにブログ」はこちら↓
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・過去の記事をまとめた「ねむろアーカイブ」はこちら↓
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最終更新日  2014.03.31 16:52:10

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