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胆振総合振興局地域政策課です
去る8月19日(土)に、洞爺湖有珠火山マイスター養成講座の野外学習会が行われ、地域政策課からも職員が参加しました!
当日は、事務局等を含め20名余りが参加しました。その様子を少しだけご紹介します!
その前に・・・そもそも、「洞爺湖有珠火山マイスター」とは、洞爺湖有珠山ジオパーク地域の自然や特性についてしっかり学び、噴火の記憶や経験、災害を軽減する知恵などと共に洞爺湖有珠山ジオパークの魅力をガイド活動や学習会の講師などを通して語りついでいく、いわば「学びと伝えの実践者」です。
今回は、その火山マイスターを目指す方はもちろん、有珠山について学びたい方向けの学習会でした。
それでは、早速当日の様子をご紹介します!
当日は、合計8カ所のポイントを巡り、各所でマイスターの方々からの解説や、審査委員の先生からの補足説明がありました。
まずは、洞爺湖文化センター駐車場に集合し、解説いただくマイスターの皆様や、マイスター認定審査で審査員を務める審査員の皆様を紹介しました。
マイスターの皆様や審査員の皆様の紹介を終え、さっそく移動です。
1か所目は、「砂防ダム上の展望台」です。
ここでは、噴火前後の写真を見ながら、噴火当時どのような現象・被害があったのかを解説されました。
また、ここには噴火当時被害にあった町営住宅や公営浴場、流された橋がそのまま残っており、審査員の先生からは、ここには何があって、何が見えるのかを紹介し、実際に見えるものからストーリーを繋げてほしいとのポイント紹介がありました。
ちなみに下の写真が町営住宅ですが、左側は4階建て、右側は5階建てに見えませんか?
これは、左側から右側に泥流が流れてきて、左側の1階が埋まってしまったため、このように見えています。
このように、ここでは住んでいる場所の近くで噴火があると、どういうことが起こるのかを目の当たりにすることができます。
続いて、「珍小島(ちんこじま)」です。
ここでは、洞爺湖や中島について解説されました。
また、周辺には2000年噴火時の地面の変形によって盛り上がった石畳もそのまま残っており、噴火当時どういった現象が起きたかを垣間見ることができます。
写真奥にある島が「珍小島」です。かつては陸と繋がっていませんでしたが、発電所の取水トンネルの設置により水位が下がり、現在は陸と繋がっています。
洞爺湖のほぼ中央にある中島。ここには、エゾシカが生息しています。
続いて、「旧とうやこ幼稚園」です。
ここは、2000年噴火の際に噴石の被害を受けた幼稚園が、そのままの状態で残っています。

建物の中は、植物が生い茂っています。
上の写真の池、傾いているのがわかりますか?
約5度も傾いているそうです。これは、2000年噴火の影響であり、この池だけではなく、このあたり一帯の地面が傾いています。
続いて、「入江・高砂貝塚公園(+貝塚館)」です。
ここでは、学芸員の方から出土品から推測される当時の様子について説明がありました。
縄文時代につくられた入江・高砂貝塚からは、貝よりも魚や動物の骨が多く発見されました。
また、黒曜石など洞爺湖町では採れない石やイノシシのキバなど北海道に生息しない生き物の化石が出土していることから、北海道内はもとより本州とも人や物の動きがあったことがわかります。

続いて、「有珠善光寺」です。
ここでは、なぜ有珠善光寺には大小様々な岩が点在しているのか解説されました。
有珠善光寺に点在する岩は、有珠山の山体崩壊の際に起きた「岩せつなだれ」によって運ばれてきたものです。

「天然の石庭」との看板も。
中には、上に木が生えている岩も。
一見、岩から生えているように見えますが、実は岩に生えているコケをつたって地面に根を張っています。

続いて、「新山沼(しんざんぬま)展望台」です。
ここでは、マイスターの方のおすすめポイントを交えながら解説いただきました。
また、ここでは噴火による堆積物が見える小山が保存されています。
軽石や、通常軽石と呼ばれているものより黒っぽく多孔質なスコリアという石を見ることができます。
展望台の名のとおり、ここからは壮瞥の町並みが一望できます。
続いて、「昭和新山」です。
ここでは、昭和新山の観測を行った三松正夫氏について説明いただきました。
写真左側の銅像が、三松正夫氏です。
三松氏は昭和新山が生まれる過程を観測し、その記録である「ミマツダイヤグラム」は世界でも貴重な火山活動の記録となりました。
さらに、三松氏は私財を投じて、なんと、昭和新山を土地ごと購入しました!つまり、山ごと私有地なんです!
三松氏が昭和新山を土地ごと購入したことにより、昭和新山は今日まで保護されてきました。
ここは、1977年の噴火で被災した病院がそのまま残されている遺構です。
実はこの病院、噴火当日はヒビ1つなかったそうです。
しかし、噴火による地殻変動により数日後には窓ガラス、外壁にヒビが入り、2か月後には崩壊が始まりました。(噴火による地震と地殻変動は5年間も続きました!)
また、噴火当時、どのようにして患者さん達が避難したかについても紹介いただきました。
噴火前日の未明、有感地震が発生。院長は壮瞥町長に直接相談し、避難場所の確保をするとともに、翌日は日曜日でしたが職員全員に出勤を依頼、避難計画の策定や準備作業を行いました。
そして、翌日午前9時12分、有珠山噴火。
病院車両、職員の車両を総動員したほか、役場等の応援車両も使ってピストン輸送を開始しました。それと同時に、病院での待機はせずに、手ぬぐいを配付し、前後左右をガード、火山灰が降る中集団避難を行い、2回目のピストンで全員車での避難が完了しました。
もし1人でも患者さんが走り出していたら大パニックになっていたかもしれない中、院長先生をはじめ、全スタッフの素晴らしい連携プレーにより、無事に全員が避難できました。
火山に関する知識も必要ですが、当時の記録と経験を語り継いでいくことも、マイスターの重要な役割なのだと実感いたしました。
学習会には初めて参加しましたが、興味深い説明ばかりで大変勉強になりました!
今回行われたマイスター養成講座ですが、9月2日(土)と3日(日)にも開催されます。
★ 洞爺湖有珠火山マイスター制度について
(胆振総合振興局HP)
★ 洞爺湖有珠山ジオパークHP
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