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2021.01.25
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カテゴリ: 国際交流


こんにちは、国際課欧米交流係です大笑い

 2020年、北海道とアメリカ・マサチューセッツ州とは姉妹提携を結んで30周年を迎えました。
このことを記念して、マサチューセッツ通信では、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しており、今日は、前回に引き続き、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します

 今回ご紹介するのは、札幌でベンチャー企業家や、ベンチャーキャピタリストとしてご活躍されている中原 拓さんです。

 中原さんは、アメリカで設立されたライフサイエンススタートアップに創業メンバーとして参画されたのち、日本の事業会社で新規事業創出担当者として大企業とスタートアップの連携や、スタートアップへの投資などに携わってきました。
 世界中を回ってきた中原さんのお話から、北海道には、まだまだ多くの可能性があるのだな、と感じます


 ボストンでの暮らしや、海外を目指す北海道の学生へのメッセージなどをインタビューしましたので、ぜひ最後までご覧下さい

ご出身と現在ボストンでどのようなお仕事されているか教えてください。


 私は北海道江別市出身です。今は札幌在住ですが、ここ数年、半分はボストンにいる生活をしていて、在ボストンの方の一部はボストン在住だと思われていたようです。実際には通勤していました。 
 現在は札幌でベンチャー起業家やベンチャーキャピタリストとして働いています。山形県鶴岡市のバイオベンチャーの代表をしつつ、東京のベンチャーキャピタル*のベンチャーパートナー、北大発ベンチャーの共同創業者などをしています。札幌市バイオビジネスアドバイザーもしています。

*ベンチャーキャピタル:起業して間もないベンチャーに投資し育成することでリターンを得る投資ファンドのこと。トップレベルのベンチャーキャピタルでは博士号取得者や医師が活躍しています。

ボストンに来たきっかけを教えてください。


 2年前まで東京の企業で新規事業立ち上げを担当していて、世界中を回って新規ビジネスネタを探索していました。その前はアメリカ・ニュージャージーのバイオベンチャー立ち上げをやっていて、アメリカが大好きになって、またアメリカでバイオビジネスを立ち上げたいと思って全米を回っていたところボストンに行き着きました。
 ボストンはバイオベンチャーの聖地とも言うべきところで、バイオギークには天国のようなところです。これだけバイオの頭脳と資金がひとつの地域に集まっているのは世界でも一番ですし、歴史上もなかったことだと考えられます。ボストンを語る上でバイオベンチャーは外せません。

海外生活を経験し、北海道との差を感じたことはありますか。


 ニュージャージーに住んでいたときも、ボストンに長くいたときも感じていましたが、多くの北海道人にとっては、北東アメリカは外国という感じが少ないのではないかと思います。気候や植生が近く、人々もさっぱりしていて北海道のようでした。外国っぽいのは言葉が英語ということくらいです。むしろ東京のほうが異国感が強く、北海道人にとっては津軽海峡の先はすべて外国なんだな・・と思っています。

お気に入りの場所はありますか?


 バイオベンチャーやベンチャーキャピタル関係者にとってはKendall squareからHarvard squareの3駅の間はアミューズメントパークだと思います。バイオ以外ですと、Central square駅から少し北に行ったInman squareはおしゃれ目なレストランが並んでいて楽しめます。New American styleのレストランは特におすすめです。日本酒を何十種類もおいている居酒屋もあります。
 もうひとつ、ボストンにいるときにはいつもCambridge Innovation Center (CIC)のひとたちにお世話になっていました。世界でも最大のスタートアップが集まるCo-working spaceで、一つの「村」と言っていい規模感で起業家が集まっています。他のCo-workingとは違い、バイオやAIなどイノベーション産業のスタートアップがほとんどで、コミュニティ意識も強く、本当に特別な場所だと思います。

(Longfellow bridgeからKendall square側を望む)

最後に、留学や海外での起業を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。


 私は大学まで北海道にいて、アメリカや東京などで10年過ごした後、札幌に帰ってきました。いろいろ巡って感じましたが、どう考えても北海道が一番過ごし易いです。ずば抜けて。こんなに素晴らしい土地ですので学生の皆さんも出たくないと思います。でも一度出てください。そして戻ってきてもらえると、北海道がプロフェッショナルライフとしてももっと充実した場所になると思います。
 私は大学院時代に一時期デンマークでバイオの研究をし、アメリカではバイオベンチャーをしながらビジネススクールに通いました。 日本、ヨーロッパ、アメリカと異なる環境のアカデミアを体験して特によかったことが二つあって、ひとつは前よりも高い視座を得られたこと、もうひとつは怖いものがなくなってしまったことです。知識は部屋にこもって勉強していても手に入りますが、視座の高さは移動距離に比例します。どんどん移動しましょう。怖いものがなくなったのは、自分の実力が高まったからというよりは、不確実性や孤独に対して耐性が強くなったということだと思います。
 一度外に出ると、二度目以降はだいぶ気が楽ですので、一度目だけ勇気を出して飛び出してみると楽しくなると思います。


 中原さん、ありがとうございました。

 マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます。

バックナンバーはこちらからご覧ください
(​ マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ ​)






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最終更新日  2021.01.25 14:49:00

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