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昨日東京で,宮崎県の東国原知事と「宮宮はうまい!」宣言をしてきました。 どうして宮崎と?というのも,両県は,「宮」という字を共有しているだけでなく,「みやぎ」「みやざき」という発音も似ていて,よく間違われるなと感じていました。 たとえば,以前大阪から「宮城」に荷物を送ったら,「宮崎」と間違われて,荷物が宮崎に行ってしまったことがありました。 また,宮崎県知事宛のメールが,私のところに来たこともありました。 そんなこともあって,4月に仙台市内で東国原知事が来県して宮崎県フェアが開催されたので,そのお礼の電話をした際に,「混同される両県でなにかできれば,お互いの県のPRに効果がありそうですね」ということで,東国原知事に連携しませんかと持ちかけたところ,やりましょうということなったわけです。 豊富な野菜や果物,高品質な肉類,新鮮な魚介類,あるいは,みやぎは日本酒,みやざきは焼酎と,北と南からとびきり「うまい!」を提供している両県は,今後,「宮宮コンビ」としてタッグを組み,さまざまな機会を通じて,それぞれのとっておきの「うまい!」を紹介し,その味,香り,食感などを通じて日本国民のハートを鷲づかみにし,「さすが宮城!」「なるほど宮崎!」と喜んでもらえるように,それぞれの魅力を強くアピールしていくことを宣言します。
2008.08.28
昨日,女川港でサンマの初水揚げがありました。女川港は,サンマの好漁場として知られている三陸・金華山沖の近くに位置し,サンマでは本州一の水揚げを誇っています。 また,宮城県では女川港の他にも,気仙沼港や石巻港にも水揚げされ,北海道に次いで,全国2位のサンマ水揚げ量を誇っています。 三陸沖のサンマの最盛期には,港はその水揚げで賑わい,どの家庭でもさんま料理が食卓を賑わしています。これから旬を迎えるサンマですが,食べ方として一番の人気はやはり塩焼きで,新鮮なものは内臓の苦みをおだやかなので,そのまま焼いても良いでしょう。また,丸干ししたサンマもひと味違ったおいしさです。 新鮮で脂の乗ったサンマは,宮城では刺身にします。脂の乗った旬のサンマの刺し身は最高に美味しいです。新鮮で脂の乗ったサンマがたくさん水揚げされる宮城ならではと思います。宮城にお越しの際は是非召し上がってみて下さい。 このほかにも,酢でしめて酢の物にしたり,佃煮にしたりします。石巻地方では,サンマをすり身にして,すり身汁として食べます。 また,最近ではサンマの姿寿司や押し寿司などが商品化され,好評のようです。
2008.08.22
夏野菜といえば,きゅうり・トマト・なす・ピーマンなど色々ありますが,今回は「なす」のお話しをします。 「なす」は,今では一年中食べられますが,夏から秋にかけてが旬です。「なす」といえば,色は濃い紫で長卵形のものを多く見かけますが,色や大きさは様々で,形も一般的な長卵形なすの他に丸なすや長なすなどがあります。東北では一般的に丸なすが多く,長なすは主に九州で栽培されているようです。しかし,東北でも長なすは栽培されており,宮城の「仙台長」,岩手の「南部長」,秋田の「河辺長」など品種がよく知られています。 「なす」の原産地はインド東部といわれており,そこから中国を経由して,8世紀頃(奈良時代)に日本に伝わったと考えられています。また,中国から北陸に伝わったものは丸なすに,九州に伝わったものは長なすになったようです。 では,なぜ九州から遠く離れた仙台で,長なすが栽培されるようになったのでしょうか。それは,豊臣秀吉の時代,伊達政宗が文禄の役(朝鮮出兵)に出陣した際に,博多に立ち寄って藩士の一人が種子を持ち帰り,これが,細長いすんなりした形の「仙台長なす」になったといわれています。また,仙台以外の土地では栽培しても,長なす特有の細身の形や歯ざわりに違いがあると言います。 ところで,仙台名産の1つに「仙台長なす漬け」があります。「仙台長なす」独特の形とツヤのある紫紺の色を損なわずに漬け込んだ漬物で,温かいご飯,お茶漬け,お茶うけ,酒の肴におすすめです。 「仙台長なす漬け」。「仙台」の「長なす漬け」ではなくて,「仙台長なす」の漬物なんです。
2008.08.21
今日は8月15日。旧暦では7月15日で,全国的にお盆を迎えているのではないでしょうか。 皆様,夏暑いこの時期,よく麺類を食べる方もいるのではないでしょうか。熱いラーメンという方もいるとは思いますが,やはり冷やしたものが食べたくなると思います。「ざるそば」や「そうめん」,仙台発祥といわれている「冷やし中華」など色々ありますが,宮城ではこの時期「温麺(うーめん)」を食べるところがあり,特に県南地域では,お盆には必ず「温麺」を食べるという食習慣が残っているところもあるようです。 この「温麺」は,片倉影綱(片倉小十郎)が治めた白石地方の特産品で「白石温麺」ともいわれています。その歴史は古く,今から400年ほど昔,白石城下に住む鈴木味右ェ門という人が,病床にあった父親に,旅の僧から教わった油を使わない製法で,麺をつくり食べさせたところ,病気が全快し,その話が時の殿様に伝わり献上したところ,みちのくの人の温かい思いやりを賞で「温麺」と名付けられたとの話が伝わっています。これが「温麺」の由来となっています。 「温麺」は「そうめん」に分類されますが,長さが約9cmと日本の伝統的な麺の中で最も短く,また,油をまったく使用しないという特徴を持っています。長さが短いので調理しやすい上に,とても食べやすく,また,油を使っていないので,消化が良いといわれています。 「温麺」と書きますが,冷たくても温かくてもおいしいので,ぜひご賞味下さい。
2008.08.15
もうすぐお盆ですね。そろそろ帰省ラッシュが始まってはいるようですが,明日ぐらいから,帰省する方が多いのではないでしょうか。 帰省したときの楽しみは,やはり地元の郷土食ではないでしょうか。宮城の郷土食も色々ありますが,「米どころみやぎ」では昔からよく餅が食べられていたようです。特に夏のこの時期,収穫した枝豆を使った「ずんだ餅」があります。近年では,冷凍技術の発達により,一年中作れるようになりましたが,枝豆の収穫時期が夏であることを考えると,もともとは夏の季節料理ではないでしょうか。「ずんだ」とは,ゆでた枝豆をつぶして,砂糖や塩などを加えてよく混ぜたもので,これを餅に絡めたものが「ずんだ餅」で,香りも良く,黄緑色は目にも鮮やかです。 「ずんだ」の名の由来については,豆を打つことから『豆打』と言われたとか,伊達政宗が『陣太刀』で豆を砕いたことから,『豆打』や『陣太刀』から「ずんだ」になったなどの説があるようです。 これまで「ずんだ」は餅に絡めて「ずんだ餅」として食べられてきましたが,「ずんだ」を使った菓子が作られるようになり,和菓子のみならず洋菓子にも使用されるようになり,「ずんだ」を使った菓子を「ずんだスイーツ」と呼んでいます。ぜひ,この機会に味わってみませんか。
2008.08.12

今日は「仙台七夕まつり」最終日です。「仙台七夕まつり」が始まると同時に暑い日が続き,やっと”宮城にも夏が来た!”という感じです。ところで,皆さん「仙台七夕まつり」をご覧になったことはありますか? ご覧になっていない方のために,少しだけですがご紹介します。 「仙台七夕まつり」をご覧になれなかった皆様,ほかにも,例えば,8月17日(日)には松島町で「松島灯籠流し花火大会」が開催され,松島の夜空を約8,000発の花火が彩り,海には約3,000個の灯籠が浮かび,幻想的な光景が楽しめますし,8月23日(土)には石巻市で「石巻マンガ灯ろう祭り」が開催され,中瀬公園において,昼間は,萬画家の故石ノ森章太郎氏のヒーローもののステージショーなどが楽しめるほか,夜には,数千個の手作りマンガ灯ろうによるファンタジックな光の川を堪能できます。 このほかにも,8月11日(月)・12日(火)には白石市で「白石夏祭り」が,8月13日(水)には気仙沼市で「大島浦の浜夏祭り」が開催されるなど,県内各地で様々な夏祭りが開催されますので,是非宮城を訪れてみてください。
2008.08.08
みなさんこんにちは。宮城県知事の村井嘉浩です。 8月に入り,仙台では,いよいよ「仙台七夕まつり」がはじまります。 開催期間は8月6日(水)から8月8日(金)の3日間ですが,開催前日の8月5日(火)には「仙台七夕花火祭」も開催され,およそ16,000発の花火が仙台の夏の夜空を彩ります。 「仙台七夕まつり」は仙台藩祖伊達政宗公の頃には既に行われており,その後数度の中断を挟みながらも,その都度仙台商人の心意気で復活し,今では,毎年,全国からたくさんのお客様に訪れていただき,「短冊・紙衣・折鶴・巾着・投網・くずかご・吹き流し」の「七つ飾り」を飾った豪華絢爛な七夕飾りを楽しんでいただいております。 七夕まつりの期間中は,定禅寺通りをメイン会場に「星の宵まつり」も開催され,市民が参加するマーチングバンドや七夕おどりなど,趣向を凝らしたさまざまなストリートステージが繰り広げられます。私も浴衣を着てパレードに参加しますが,毎年,まつりに参加できることを楽しみにしています。 宮城県では,全国の皆様に,夏の宮城をお楽しみいただけるよう,8月の期間限定で,宿泊キャンペーンを実施し,県内指定の宿泊施設にお泊りいただいたお客様を対象に抽選で県産品をプレゼントすることとしております。 詳しくは,http://www.pref.miyagi.jp/kankou/genkidesu-c/genkidesu_main.htmlをご覧ください。 全国からのお客様のおいでをお待ちしておりますので,是非この機会に,夏の宮城を訪れてみてください。
2008.08.04

今日から8月,いよいよ夏本番かと思えば,宮城はそう暑くなく,過ごしやすい1日となってます。 本日,知事は仕事で1日お出かけなので,知事に代わって食材のPRを。 宮城の夏。美味しいものはたくさんありますが,夏が旬の食材に「ほや」があります。その姿かたちから「海のパイナップル」とも呼ばれる,東北の珍味の一つです。なんといっても,新鮮なものを生で食べるのが一番。刺身,酢の物,和風サラダや卯の花あえなどがおいしいですね。生はちょっと苦手という方,最近は生だけでなく,蒸したりゆでたり焼いたり,また,くん製にしたりといった珍味加工品も多く作られています。結構人気なんです。8月といえば,夏まつりのシーズン。今日・明日は,石巻川開き祭り,明日は,志津川湾夏まつり・名取夏まつり,明日・明後日で気仙沼みなとまつりなど,県内各地で夏祭りが開かれます。混雑が予想されますが,夜空を彩る花火を見ながら,夏を満喫してはいかがでしょうか。 食材王国みやぎキャラクター
2008.08.01
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