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地域づくり団体石巻支部の会員であるひたかみ水の里がカヌー体験を実施すると聞きつけたので取材してきました 牡鹿半島はまだまだ瓦礫が残っていますが、なんとか漁港周辺は片付いた様子。 桃浦漁港でカヌー6隻を使い、児童はもちろん、先生・ボランティアも順番に乗り込み久々の海を楽しんでいました 荻浜小学校では全児童13名。震災前は20名だったが、7人が市内他地域へ引越・転校に。地元に残っている児童も避難所生活をしている人がほとんどです。 ただ、小学校が夏休みに入ったこともあり、転校した児童も一緒に参加したことで子供達には笑顔でいっぱいでした 当団体の代表・新井さんは「津波の影響で、海は怖い場所という認識が強くなってしまった。海は危険だけど、子供達の憩いの場所と再認識して欲しい」と話していました。 東部地方振興事務所 K.K
2011.07.28

※宮城県の山をご紹介するブログです。今回ご紹介する山は「傾城森」(けいせいもり)(七ヶ宿町・しちかしゅくまち)です。県南部の白石市(しろいしし)から山形県高畠町へ向けて,国道113号を西進していくと,七ヶ宿ダムを過ぎたあたりに七ヶ宿町の観光地を案内する大きな看板があり,その脇の駐車場が登山口になります。駐車場から白石川に架かる赤い吊り橋があり,手前に山伏森(やまぶしもり),奥が傾城森になっています。全体が遊歩道として整備されていますし,トレッキングシューズでなくても十分歩けますので,家族連れのハイキングとしておすすめです。白石川を吊り橋で対岸に渡り,手前の山伏森(やまぶしもり)の麓伝いに,その奥にある傾城森に向かって足を進めます。少し傾斜のあるところはコンクリート製擬木の階段があり,足元にナガハシスミレ,頭上にはオオカメノキ,コブシを愛でながら,心地よい雑木林の中を登って行きます。尾根に出会うと,左手に鳥居があり傾城森の頂上へ案内してくれます。観光にしては傾斜がきついし,登山にしてはかわいらしい階段の上りになります。ほどなく小さな山頂空間に至ります。山頂には小さな鳥居,石祠,ベンチがあり,東に七ヶ宿ダム,西に関宿,北に不忘山が樹間越しにしっかりと眺望することができます。観光地か里山か,登った人それぞれで楽しみながら山頂の空間を味わってください。一息入れたら階段を下り,登山口の方へ戻ります。山伏森への分岐に差し掛かったら,右手に折れ,階段を登っていきます。尾根に至ると,傾城森と同じように左手に鳥居があり山伏森の頂上へ案内してくれます。山伏森山頂にも傾城森と同様,小さな鳥居,石祠,ベンチがあり,二つの森が仲良く同じように崇拝され,整備されています。山頂からは傾城森山頂とは角度を変えて,七ヶ宿ダム,関宿が眺望できます。一息入れたら分岐まで階段を下り往路の吊り橋へと戻ります。白石川の清流がさわやかな風を雪深い川上から運んでくれています。体力に自信のある方は,七ヶ宿町内にある,お隣の峠田岳(とうげだだけ)登山後のクールダウンに立ち寄ってはいかがですか。宮城県の山の登山歴に気軽に付け加えることができます。登山適期は,標高の低い里山ですが県内有数の豪雪地帯でもありますので,雪解け後の4月下旬から5月下旬にかけてか,晩秋がおすすめになります。周辺には,南蔵王青少年旅行村,横川やまびこ吊り橋という観光地があります。蕎麦を食しながら,ドライブがてらの散策をお楽しみください。標高:傾城森440m 行程:約1時間(休憩時間を除く。)参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社)行政管理室 T.M
2011.07.27

※宮城県の山をご紹介するブログです。今回ご紹介する山は「峠田岳」(とうげだだけ)(七ヶ宿町・しちかしゅくまち)です。県南部の白石市(しろいしし)から山形県高畠町へ向けて,国道113号を白石市小原(おばら)の材木岩,七ヶ宿ダム,七ヶ宿町の関宿,旧本陣安藤家住宅,滑津(なめづ)大滝と西進していくと七ヶ宿スキー場があり,ここの駐車場が登山口になります。スキー場ゲレンデの最上部の奥に見える鉄塔が頂上になります。レストハウスの正面からスキー場の奥に見える峠田岳に向けて,ゲレンデ内をゆっくりと歩き出します。ゲレンデ内は踏跡がないので,自由にコース取りをすることになりますが,目標に困れば第2リフトの東側のなだらかな斜面を進んでください。春先であれば,大ぶりのふきのとうがあちこちに咲き乱れています。第2リフト終点に辿りついたら,右手にトラバースして,今度は第4リフトの東側を登ります。このあたりからは急斜面になっており,シーズン中どんな連中がこの斜面を滑り降りるのだろうと驚きます。細かく左右に振った踏跡がありますので,あせらずにゆっくりと登ってください。途中,振り返れば,清々しいスキー場の全容が見渡せます。第4リフトの終点に辿りつくと,そばに山頂を案内する標柱が立っています。ガレキを少し登ると,約500m先に山頂の鉄塔が見えます。途中,コンクリート製擬木の階段や残雪を踏みしめながら20分ほど登ると,山頂に到着です。山頂は,無線中継所と案内板が置かれた,小広場になっています。ここから北東の方角に峠田岳本峰がありますが,そこに通じる登山路はありません。山頂は展望が開けていて,南の方角に福島県の吾妻山,南西の方角に山形県の飯豊連峰,西に県境の鳩峰峠(はとみねとうげ)と龍ヶ岳(りゅうがたけ)が見られます。福島県から山形県に続く横一線の稜線は,どちらかというと独立峰的な宮城県の山容と異にし,興味深いものとなっています。山頂下の登山道からは,正面に山間に続く七ヶ宿街道の峠田宿,北西の方角に山形県の高畠へ続く二井宿峠が望めます。ほどなく到着する第4リフトから急斜面を下り,ゲレンデの中腹に差し掛かると,林間に立ち並ぶ清楚なコテージが見えてきます。なだらかな斜面を,ヤマザクラを愛でながらゆったりとした気分で下っていくと,空を飛び交う人間たちに出会えることでしょう。余力が残っていたら,近くの傾城森(けいせいもり)と登山のはしごを楽しんでください。途中,おいしい蕎麦屋さんもあります。標高:峠田岳1082m 行程:約3時間20分(休憩時間を除く。)参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社)行政管理室 T.MTo Our Friends Around the WorldThank You for Your Supportありがとう なでしこジャパン「翁峠(おきなとうげ)」(加美町(かみまち))のなでしこです。
2011.07.20

※宮城県の山をご紹介するブログです。今回ご紹介する山は「三方倉山(さんぽうくらやま)」(仙台市太白区・たいはくく)です。秋保(あきう)温泉の奥にある秋保大滝を西に進み,秋保ビジターセンターの手前あたりから見えてくる円錐状の山が三方倉山になります。センターを過ぎると右手に大東岳(だいとうだけ)登山口があり,さらにその先にある二口(ふたくち)キャンプ場の駐車場が三方倉山の登山口になります。コースとしてはブナ平コースとシロヤシオコースがありますが,今回ご紹介するブナ平コースから山頂に至り,シロヤシオコースを周回するというルートをおすすめします。駐車場から名取川にかかるコンクリート橋を渡り,対岸を少し下流に足を運ぶと右手に二口自然歩道の入口があり,そこから登り始めます。階段を登ると,二口自然歩道とブナ平コースの分岐の標識があります。ブナ平コースへと左に折れ,シダ類が生い茂る中に,ニリンソウ,ラショウモンカズラを眺めながら足を進めます。水道施設の小タンクがあるあたりからはブナ林となり,森林浴の世界に入っていきます。ヤマツツジ,シロヤシオを所々で見つけながら,山腹を緩やかに斜めにトラバースしていきます。 稜線に出て左手に西進すると,巨大なブナの大木が君臨している小空間に出合います。ここで一息入れ,ブナ林に潜む木霊と会話を試してみませんか。ブナの大木あたりから段々と斜面がきつくなります。突然,右手前方に城壁とも思える,柱状節理が現われます。登山ルートがここで閉ざされる感じになり,初めての登山ではここから山頂に向かうルートに不安を覚え,あえなく撤退した経験があります。岸壁の左側に踏跡がありますので,この登り口が見つけられれば,あとは稜線まで一本道のつづら折りですので,迷うことはなくなります。驚いたのは,蔵王の花と思っていたイワカガミに出合えたことです。イワウチワや,ミヤマシキミと思しき花が見つけられます。細い急登を登りきると山頂の稜線に出て,シャクナゲの道を進むことになります。右手からのシロヤシオコースとの分岐と出合ながら,直進するとほどなく山頂に至ります。山頂はそれほど広くはなく,北側の樹間から大東岳が望めます。さらに奥へ足を進めると展望できるよう刈り払いした空間があり,樹間から南西の方角に南蔵王が望めます。山頂から稜線を戻り,ブナ平コースとシロヤシオコースとの分岐で,左に折れ,シロヤシオコースを下っていきます。シロヤシオコースはその名のとおり時期になれば愛子様の御印のゴヨウツツジが咲き誇るコースになります。大きなつづら折りになっておりますが,下りで使う分には余裕のある下り坂となります。途中,向かいの大東岳を見ながら,ブナやミズナラの雑木林を下っていきます。川のせせらぎが聞こえてくると二口自然歩道と出合い,下流に向かって渓谷散策を楽しんでいくと往路で使ったブナ平コースの分岐の前に至り,更に名取川河川敷に下ります。あとは対岸までコンクリート橋を戻るだけです。今回ご紹介したルートの反対に周回するコースをとると,シロヤシロコースのつづら折りが辛く感じるし,山頂から柱状節理までのルートが急な下山となるのが難点です。なお,現在,二口林道を抜けて山形県側には抜けられませんが,近々,車が通行できるよう整備する計画がありますので期待しましょう。この林道が整備されると時間的に余裕ができ,糸岳(いとだけ),小東岳(こあずまだけ)などを結ぶ周辺の登山ルートが拡大し,トレッカーとしては大変楽しみが増えるところとなります。標高:三方倉山971m 行程:約3時間30分(休憩時間を除く。)参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社)行政管理室 T.M
2011.07.13

※宮城県の山をご紹介するブログです。今回ご紹介する山は「大森山(おおもりやま)」(気仙沼市・けせんぬまし)です。国道45号線気仙沼市田中から県道気仙沼本吉線を南下し,羽田(はた)地区から北上山地内陸部の徳仙丈山へと西進します。徳仙丈山の大駐車場脇をさらに奥に,狭い砂利道の林道を岩手県一関市室根町津谷川へと向かいます。県境に大森山の登山口があり,反対の岩手県側からもアプローチできるようになっています。どちらかと言うと,岩手県側の方が,刈払いが行き届いています。県境の峠付近は比較的広い幅が確保されており,周辺に5~6台の駐車スペースがあります。緩く,広い防火帯を歩き始め,大きく右に折れると,山頂に向かって真っすぐ伸びる防火帯の登山道が目に入ります。開放感のある登りで,遠足気分で足を運ぶことができます。帰路に使う雑木林の道との分岐あたりから急坂となり,足元にオオヤマフスマを見つけながら,交互斜めに足を進め直登していきます。ほどなく小ピークに至り,振り向くと歩いてきた防火帯の道がすっきりと見渡せます。その奥には二十一川(にじゅういちがわ)沿いに北上山地へ吸い込まれていく集落が窺われます。小ピークから山頂までは数分の距離で,ヤマツツジの枝越しに山頂を示す標識が見え隠れしてきます。山頂は360度パノラマとなっていて,山頂の標識の先には展望台も整備されています。周辺はちょっとした庭園風になっており,南東の方角には,紅色を装った艶やかな印象の徳仙丈山(とくせんじょうさん)が,意外と角張った風情で鎮座しています。北の方角には正三角形の室根山がわかりやすく確認できます。気象条件が良ければ,岩手県の早池峰山,山形県の鳥海山,宮城県西部の栗駒山も視認できると言われています。ツツジの庭園の中でおにぎりを頬張ったら,開放感のある山頂西側斜面を巻いて,雑木林に入っていきます。道沿いでラショウモンカズラ,ミツバウツギ,ムラサキヤシロなどを眺めながら下っていくと,往路で使った,急坂の根元の防火帯に出合います。そこからは,ゆったりとした気分で登山口に向かいます。登山口の反対側には陸前と陸中を分ける石碑が建立されていますので,記念写真を撮ってお持ち帰りください。大森山の単独登山では,所要時間や疲労感の点で多少物足りなさを感じるかも知れませんので,お隣の徳仙丈山との掛け持ち登山をおすすめします。標高:大森山760m 行程:約1時間(休憩時間を除く。)参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社)行政管理室 T.M
2011.07.06
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