まちゃぴの部屋

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3度目の妊娠

2度目の流産から約2年が経った時、3度目の妊娠がわかりました。

結婚してから5年が経っていました。

でも素直には喜べません。

今度もだめだったら。。。そう思うと、1日1日がなんと長く感じた事か。

母 「3度目の正直っていうから大丈夫よ」

私 「2度あることは3度あるって言うじゃない」

後々どっちの言う事もあたってしまう事になったんだけど。。。

出血したらすぐ入院するつもりでいたところ、案の定すぐ出血が始まりました。

荷物をそろえて、「入院させてください!」と先生にせまりました。

入院して止血剤を飲み、ホルモン注射をうち(これがとっても痛い!)ただひたす

ら横になって安静にしているだけの日々。

どうか、どうか大きくなって。。。とお腹の赤ちゃんと神様にお願いしながら。。

そうして1週間後。

運命の内診の日がやってきました。

そこは2年前悲しい宣告をされた場所。

怖くて、モニターも見れない私。

すると先生は、「動いてるよ!心臓!ほら見えるでしょ?」

私 「え?。。。どこ?」どれがそうなのかよくわからない。

だって、今まで1度も心拍を確認した事がなかったから。

よ~~く目をこらして見てみると、小さな赤ちゃんの小さな心臓がパクパク動いて

いるのが見えました。

嬉しいのと同時にホッとして涙があふれました。

普段あまり笑わない先生も「よかったね~」と笑顔で言ってくれました。

その後退院してもしばらくは安静の日々が続きましたが、出血しても入院すること

なく、この赤ちゃんは産まれてきてくれました。

3033gの元気な男の子でした。

妊娠中、胎動を感じては、嬉しくてお腹を抱きしめました。

お産の痛みも、あの悲しみの中で耐えるしかなかった痛みにくらべたら、そんなの

所詮、産みの苦しみ。くらべものにならない。

痛くても、嬉しい、幸せな、痛み。

やっと授かった私たちの赤ちゃんは現在11歳。生意気で優しい男の子になりました。




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