まぐ ? まぐ ~ 不妊治療 もう一つの選択 特別養子縁組 ~

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子ども(特別養子縁組)を迎えるまで(5)

子ども(養子)を迎えるまで(5)


ついに家庭訪問

シンポジウムの翌日。
電話は突然鳴った。
「家庭訪問に伺いたいんですけど」
!!!!!!!
待ちに待ったこの電話!
「はい!宜しくお願いします。
それでいつでしょう?」
「今日は空いてないかしら」
!?!?、、、、、今日!!!??
「ご主人は会社ですよね?」
「はい、、いえ、早退させますので!」

こんなふうに話は進み
いも(旦那)には会社を早退して
急遽帰ってきてもらった。
心臓はバクバク。

夕方
会の代表の方が家庭訪問にいらした。
部屋を見てもらったり
近所の学校や病院、お店などの説明。
そして研修での話しや
世間話など 家庭訪問は
なごやかな雰囲気で終わった。
帰り際 代表の方が
「家庭訪問があったからといって
子どもがいるわけではないです。
もしあなたたちにご縁があったら
そのときは電話します」
そう言われた。
でも とにかく家庭訪問が
終わったことにホッとした。
少しでも前に進んだと思ったからだ。

突然の電話

家庭訪問が終わって3日経った日の昼間。
いも(旦那)から電話がかかってきた。
「あれ どうしたん?会社でしょ?」
「、、、今 会の人から電話があった」
「、、なんて?」
「明日から子育て研修だって」
!!!!!!!!!!!!!!!!
キターーーーーー(><)

子育て研修というのは
子どもを迎えることになった場合
会に協力してくださっている施設で
子どもと3日間過ごす研修で
そこでオムツ替えなどのノウハウを教えてもらう。
そして3日目には子どもをつれて
我が家に帰る。

つまり 子育て研修の電話というのは
子どもを迎えますよという電話なのだ。

ほんとに?ほんとに?
夢にまで見た日が突然やってくる。
ほっぺをつねってみる。
夢じゃない(><。)
うおおおおおお!!!!!

どんな子だろう、、
会ったときは泣いちゃうかな~
色々考えて昼からは挙動不審な私(^^;)
夜も全く寝られない。

、、、今考えると あの日
ちゃんと寝ておけばよかった。
だってちゃんと長時間熟睡できるのは
あの日が最後だったのだから(笑)

親の了解

話は前後してしまうけど、
ここで親の話を。

不妊治療を終了して
子どもを迎えようと夫婦で決心したとき
それぞれの親に相談、、というか報告しました。

私の親のほうは実はもっと前から
、、1年以上は前にすでに相談はしていました。
養子という道を考えていると話したとき
母はカンカンになって怒り
とんでもない!子どもがいないなら
いないでも仲良くやっている夫婦は沢山いると
全く取り付く島もありませんでした。
しかし その後も体外受精失敗の度に
泣きながら電話してくる娘を
不憫に思ったのか だんだん態度は変わって
治療を終了するといった頃には
二人が望むならそういう道もいいのかもしれない。
結局は二人が決めることなので
思うようにがんばれと応援してくれるようになった。
ただ父のほうは やっぱり賛成というわけでは
なさそうだった。

いも(旦那)の親には
治療終了して向かえる活動を始めることになったとき
話ました。
父は「俺は孫としてかわいがってやるぞ」と
言ってくれたのですが
母のほうは やっぱり血の繋がらない子を
引き取ってまで苦労することはないと
賛成ではない様子でしたが
(心配していたのでしょう)
自分達の意思が固いことを
説明し 半ばごり押しのような形で
承諾してもらいました。

たぶんこれが親の普通の反応だと思う。
親は子どもが心配なのと同時に
まだどこかで子どもはできるんじゃ?と
思ってるところがある。
根気よく説得するしかないと思っていた。

会で子どもを迎える場合、
面接を受ける前までに
親に話をしておくことが必須になる。
了解をとってくる必要はないが
内緒というのはダメなのだ。
もし、親と同居している場合は
賛成をもらっておかなければならない。
誰からも望まれている状態でないと
子どもが幸せになれないからだ。










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