まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.05.21
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カテゴリ: ドラマレビュー!
「美食探偵」はしばらく中断ということですが、

面白いところはあるけれど、優れたドラマだとは言いがたい。

とにかく、
第1話に問題がありすぎたのですね。

映像は奇妙だったし、展開は唐突だったし、
何がなんだかよく分からなかった。
苺が明智に惹かれる理由もよく分からないけど、
明智がマリアに惹かれる理由もよく分からない。


いまさら言うのもなんだけど、
苺が助手になるまでの経緯や、
マリアが崖から落ちて姿を消してしまった出来事は、
せめて2回分くらいを費やして、もっと丁寧に描いてほしかった。

もしくは、
探偵と助手との関係は最初からデフォルトにして、
宿敵マリアの存在も最初からデフォルトにして、
第1話の内容は、まるまる「回想」として処理してもよかったのです。
つまり、
苺が助手になるまでの経緯も、
マリアが崖から落ちて姿を消してしまった出来事も、




ちなみに、
このあいだの第6話の内容は、なかなか面白かったのですね。
燃えさかる炎の中でのディープキスはなかなか衝撃的だったし、
それを見て呆然と立ち尽くす苺の姿も美しくて魅力的だった。


犯罪の「美学」うんぬんの話はよく分からない。

今回の事件には「美学」がなかったというのだけど、
はたして前回までの事件に「美学」があったのでしょうか?
まったくもって違いが分かりません。

他人の殺人願望を実現してやるのが「美学」だというのなら、
明智一族に従属させられた中年男の殺人願望を叶えてやることも、
同じ程度に「美学」なのではないでしょうか?
それとも殺し方のテクニックになにか美学的な差でもあったのでしょうか?



ところで、
第6話のラストシーンでは、
演出についての妙なテロップが表示されました。

物語の最中に、
わざわざ演出方法についての解説を表示する必要がありますか?
とりたてて演出方法が斬新なわけでもないし、
いったい何のために、ああいうことをするのか疑問です。
たんなる演出家の自己満足だとしか思えません。

さも「意味ありげなこと」をやっているように見せたいのでしょうが、
そのような発想と姿勢じたいが何ともいえず幼稚だというほかない。
自分のやっていることの「意味」を視聴者に丸投げするよりも、
まずは自分が何をやっているのかを自分自身で明確に理解すべきです。

もし何がしかのメッセージがあるのなら、
それを物語や映像のなかで明瞭に示せばいいのです。
あんなものがちょくちょくドラマの中で表示されるようになったら興覚めです。





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最終更新日  2020.05.21 09:00:06


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