★傷★
傷付くのが怖くて
ずっと言えないでいた
隠していた訳じゃないの
あなたが
悲しんで
苦しんで
傷付く事が
分かっていたから
ずっとずっと言えずにいたの
私は卑怯なの
あなたが笑顔でいられるならと
誤魔化し続けて
いつの間にか
私の方も楽しくなってきて
でも
その感情が恋や愛ではないと知っていたの
ただ楽しくて
ただそれだけで
あなたとの関係が崩れるのが怖かった
凄く怖かった
後には何も残らないと分かっていたから
でも
それがいけなかったの
あなたの傷を大きくしているだけだった
最後の言葉
あなたとても頑張っていた
もう喋らないでと思った
あなたが何か言う度に
あなたが崩れていくような
あなたが消えていくような
そんな気持ちでいっぱいになったから
傷付けるのが怖くて
何も言えないでいたら
あんなにも
あんなにも
あなたは遠く
離れていった
傷付くにが怖くて
何も言わないでいたら
こんなにも
こんなにも
私は深く
冷たく
傷付けた
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