SAME MOON

SAME MOON

9.3 真駒内アイスアリーナ ライブレポ


9.3 真駒内アイスアリーナ


2005.9.3。 ついにこの日がきてしまった。 ずっと待っていたのにどこかさみしい。きっと、今日はあっという間に過ぎて、あっという間にコンサートが現在から過去に変わってしまうんだな~って。

そんなことを考えながら、でも、やっぱりワクワクしつつ、洗濯して、掃除して、バタバタと準備して、タクシーに乗って。長男がタクシーに乗り込むときに見送りにきてくれて。ちょっとした幸せを感じつつ、JRに乗り込みました。

JRの車内で文庫本など読みつつ、4日のライブに行く友達と「オープニングどんな曲歌ってくれると思う?」なんてメールで予想をしていたら時間がどんどん流れて、札幌駅に到着。
ちなみに、その時点で友達は「まっ白」を予想。私は意表をついてみて、「愛を止めないで」なんて、予想をしてみました。

札幌は高ーい青空と昨日までの暑さから解放されるような気持ちよい風が吹いていて、
小田さんを迎えるには最高の天気でした。野外ではなくても、天気は大事だよね~なんて、ひとりほくそ笑みつつ、移動。
会場に着いたのは4:40頃。開場の少し前です。

会場に着いて、まず目に入ったのは「焼きそば・生ビール」が売られているテント!
お祭りみた~い(^^)!でも、何だか落ち着かず、食べる気になれない私は、とにもかくにも、と、その隣のグッズ販売のテントへGOしました。パンフレットとタオルとミニカーを購入してふと振り返ると、たくさんのツアートラックたち。写真!って思ったけど、生け垣に隠れてなかなか見えません。駅から歩いてきた人たちとすれ違いながら確か、こっちに行けば・・・と思って歩いていくと・・・ココだ!ここなら見える!トラックの出入り口。その時先頭の一台が静かに出入り口に近づいて停止。みんな一斉に写真を撮り始めました。運転手さんが気を利かせて撮りやすいように動いてくれたのかな・・・?

やがて、開場。列から一度抜けて、オンステージシートの申し込みをしてみました。(結果は外れ(/_;))でも、最初からあきらめるよりはよかったかな。

席をさがす。う~~~~ん、覚悟はしていたけど、なんてはじっこなんだ!立ち見席とほとんど変わらないぞ~!でも、手すりの手前、通路側ってことで、まだよかったかも(^^;)『DON’T KNOW MATCH』などの歌を聴きながら、パンフレットを半分読み半分落ち着かない気持ちで、座っていました・・・
開演の6時に近づくにつれ、スタッフの方が音あわせをしていって、もうすぐだ~とドキドキ(*^_^*)

そして。開場が暗くなって、バンドのみなさんが入ってくる中、ひとり花道を歩いて真ん中のステージに歩いていく方がいる。
・・・もしかして・・・・

♪哀しいほどの思いが募れば、もうその愛は戻れ~ない♪
やっぱり小田さんだ!!そして、オープニングは友達の予想通り、『まっ白』だ!!
きみの勝ちだよ~(^_^)と思いつつ、立ち上がって小田さんをぽーっとしてみていました。
いろんな方の話にもでていたように、小田さんの衣装は白いジャケットに白いパンツ。
(間近でみたらベージュだったのかな・・・・?)
ちょっとまわりのお客さんの冷め加減に内心ビックリしつつ、小田さんを見つめて、一緒に口ずさんでいました。そして、曲はそのまま
『ラブストーリーは突然に』!!!
ホントに小田さん、走ってるよ~~!(^^)!はやいよ~!

みんなが知ってる曲なので、盛り上がりは必然!
そして、『The Flag』
このあとMC 。

「いつもね、始まる前にメンバーで手を合わせて気合いを入れるんですけど、今日はたまたまみんな外に出ていたので、外でやりました。北海道らしい天気でね、何かいいことがおこるんじゃないかという気がします・・・へへへ」(笑い(^^)) ( というような話。)

『忘れてた思い出のように』のあと
花道右のステージで『たそがれ』を歌ってくれました~(^^) 秋に似合いますね~この曲は。そして、その場で『さよなら』!
やっぱり、この曲はLBよりも、オフコースバージョンが最高です。
間奏のギターソロ、歌の合間にアクセント?としてはいるギターの音を聞くと、
“落ち着く~”って、思いました。

その後花道中央に移動して、まだ座っていないお客さんに「着席!!」(会場爆笑)

MC
「いや~、ね、この歌を北海道で歌うといいですね(←ココちょっと忘れてる)。何か、事実が迫ってくる感じでね。沖縄で歌ってもつくりものっぽい感じでね、そんなことないですけど。(笑い)
歌いながらね、不謹慎だと思うんですけど、自分が一番歌ってきた歌って何かなって考えてたんです。やっぱり、さよならかなって。(途中略。何かあったけど・・・忘れた^^;)」
「つくってから一度も歌われていない曲もありますもんね、どうなんでしょうね(笑い)
で、歌詞を忘れるって言うのはよくあるんです、それは当然なんです。(笑い)それよりも、メロディーを忘れるって言うのもあるんですよね。あれ~ここのサビ、どんなだったかな~って。で、会社にオフコースの曲にすごく詳しいのがいまして、そいつに聞くんですね、“おい、この歌どんなメロディーだったっけ”って。そうしたら、そいつが、すぐさらって歌うんですね。お前よく知ってるな~って。・・・・社長なんですけどね・・・
社長と社員の会話とは思えない。」(爆笑)

「では、懐かしい曲を。30年くらい前ですね。」と

『眠れぬ夜』を。(ギター3本?で)

MC
「取材受けてね、よく聞かれるのは『ご自分の体験をもとにして歌詞を書いていらっしゃるんですか』って。全部がそんな訳じゃないけど、相手もまとめるのに必死だからね、たいてい作り話みたいなこと答えてたな。」

「今日、初めてぼくのこと見たっていうひとどれくらいいますか?」

アリーナ席からもけっこうな人数の方が手を挙げていました。そうなんだ~(ちなみに私は3回目。たいした回数ではないけど)

すると、小田さん、ちょっとビックリしていて、ひと言。
「今まで何やってたんですか」
会場爆笑!!

「そうして初めてね、この会場にきて、めぐりあえたんですよ。不思議でしょ?ましてや、恋人同士なんていうのもね、・・・会っちゃうんですよ。・・・いやいやいや・・へへ」
(笑い(^^))

『夏の終わり』
歌い始めのテンポあわせで、ちょっと間。
「テンポ決めなきゃならないんで。このテンポ、やめようかな、はやいかな、どうしようかなってね」

イントロ・・・あ、ずれた(^^)
「へへへ(^^;)」照れる小田さん、いいで~す!って思ってみていました。

MC
「今日は、みなさん、真剣に聴いてくれているのでね、歌を歌ってみたいと思います。
おれはみんなで歌うっていうのが大嫌いですけど(会場笑い)お客さんの中には私以上にみんなで歌うのが嫌いって方もいらっしゃると思いますので、無理して歌わなくてもいいです。
『あのすばらしい愛をもう一度』
(歌い終わってから)
「横浜のコンサートの時に北山修さんが遊びに来てくれまして、その時みんなで歌っていたんですけど、うれしかったみたいで・・・」
「あれ?うれしかったのかな?聞いてないけど(笑い)そういえばきいてねーや。
昔のおれだったら“(曲使われて)なにっ!”って思ってたと思うけど、今は素直ですから・・・(笑い)」

恋は大騒ぎ~「between the word &the heart」

MC
(準備に少し時間がかかっていて)
「こういうときのためにですね(メモを取り出す)(笑い)」

「北海道といえば・・・一昨年岩見沢のイベントで歌ったんですけど(拍手)、その時に車内から空を撮りまして、待ち受けっていうの?あれにここ2年くらいその写真を使っていたんです。(拍手)いや、単にめんどくさかっただけかもしれない(笑い)
で、ね、思わず、空を見上げるような、そんな人生がいいですよね。
今日の外の雰囲気もそんな感じでね、写真を撮ったんです。それを2年ぶりに待ち受け画面の写真変えて使おうかなと思って(会場大喜び)」

『秋の気配』
MC
「去年テレビのためにつくった『風のようにうたが流れていた』という曲をやります。」

『風のようにうたが流れていた』

「風のようにね・・流れてましたよね、あの頃・・・何か、語りはいってるな。
谷村みたいになってない・・・?(爆笑)」

『たしかなこと』

~御当地紀行~
今回は過去のツアーの御当地のダイジェスト版が主な内容でした。
SAME MOONツアー、雨に濡れて小田さん大変そうでした・・・
円山動物園前で、『円山動物園にやって参りました~』って話す小田さんの横を
「キャ~~!」とはしゃぎながら通り過ぎる子どもたち。
その子どもたちに
「ガァキ、うるさい!」
「600円です。ガキ、無料。オトナ、600円。」と、小田さん。場内爆笑でした(^o^)

再開発工事中の札幌駅前で
「この工事、もう3年も続いているんだそうです。いったいこの公共工事で誰が得をしているんでしょうか、糾弾しなくていいんでしょうか~!」で、また爆笑でした。

で、今回の御当地は羊ヶ丘と札幌駅前。羊ヶ丘は「私が前に描いた絵と変わっておりません!」と笑い、札幌駅では「やっとおわりました!」と、笑っていた小田さんでした(^^)

そして、後半スタート!

『Re』
『正義は勝つ』
『YES-NO』
『キラキラ』
『YES-YES-YES』場内が明るくなってみんなにスポットが照らされた感じ。まるで、23年前の武道館に自分がいるかのような感覚になってしあわせでした(*^_^*)

『明日』
多分、今日一番ききたかったのかも、と、そのイントロをきいた瞬間思いました。
あの、研ぎ澄まされたような凛とした曲の空気、力強くて愛情あふれた小田さんの声にちょっと震えました。ドキドキしながら、立ちつくす、そんな感じ。

『僕ら』胡弓はどなたが演奏していたの!?すごく、美しかったです。

そして。
『言葉にできない』みんなしんとして聞き入ってました。神聖なものに耳を傾けるような、優しくて静かな時間でした・・・

そこで、小田さん、みなさん退場。

もう、いろいろ考えていた・・・アンコールは何!?

そして、歌ってくれました!
『だからブルーにならないで』え~?終わっちゃう~って哀しい気持ち、読まれてたかしら?
間奏前に小田さん、歌詞を忘れてしまったらしく、上目で「ン?」って考えている顔がスクリーンに大写しに。おちゃめでした♪

そして、
『またたく星に願いを』!
この曲で手を振りたかったの~!!(^^)!
でも、あれ・・・?みんな手拍子・・・?しちゃいけない・・・・?お約束でしょ?確か・・・
とおもったら、小田さんにあわせて数人のお姉様が下の方で振り始めた。
ここぞとばかりに私も!そのブロックではひとりでやってました(^^;)
(でも、ちょ~っとイタイなあ・・・小田さん、初めからやらなくてごめんなさい<(_ _)>)

『君すむ街へ』
この曲、初めてオフコースのコンサートに行ったのが「STILL」のときで、アルバム出てまもなくのコンサートだったんだけど、必死で?聞いたんだ~(*^_^*)あれが、解散ツアーになるなんて知らずに・・・(/_;)なつかしかったです。

『大好きな君に』
栗尾さんと小田さんだけで聞かせてくれました。関係ないけど、次男はこの曲を歌うとき、ちょっと小田さんの節を真似しようとします。いつもは、「似てないよ~」って思うんだけど、このときの小田さんは、少し力強く
♪だいすき~なきみに~はやくあいに~ゆこう~♪と歌っていて、
その「(はや)くあ~いに」が、次男の歌い方と同じ、少しひっぱった歌い方で、思わず笑みが、こぼれてしまった(^^;)

そして、また、いってしまった・・・
『そして今も 』歌ってないから、まだ終わりではないはず・・・次は何を歌ってくれるの・・・?
って、思っていたら、帰りはじめるお客さんが!だめだよ~まだあるよ~!
と心の中叫んでいたら、小田さんやメンバーのみなさんが戻ってきて、帰りかけたお客さんたちも戻ってきた。・・・・ホッ・・・・(*^_^*)

そうしたら、いきなり『そして今も』

うそ~もう終わっちゃうの!?哀しくなって、ぼーっとしていたら、歌い終わった小田さんが、

「それじゃあね、せっかくですから、最後にみんなで『たしかなこと』を合唱したいと思います。私は合唱は大嫌いですけど(笑い)無理に歌わなくてもいいですよ」

では、遠慮なく!!
大声で小田さんに少しでも届くように!歌いました。
何だか、私の声ばかり聞こえるな~と思いながら。
これでは、うちの次男坊の方が上手にうたいますよ~なんて、思っちゃいながら。


それと同時に、思っていたことは、
「ああ・・・もうこれで終わっちゃう、終わっちゃう・・・(/_;)」

小田さんは、会場のみんなにあいさつできるようにいろんなステージに立って歌ってくれて、手を何回も振ってくれていた。なかなか、左側の方にはきてもらえないな・・・そんなことを考えながら、歌っていたら、曲のホントに終わりの方で小田さんが花道を通って左側のステージに!

え・・・今このステージに立ってくれているということは・・・・最後まで・・・?

正解でした。
後半から本当に最後の歌詞、

「♪同じ時を生きてるんだ!」
背中をグッと反らせて、渾身!って歌い方で、小田さんが歌ってくれたの。

そのときに、まわりとの温度差のことはもう、どうでもよかった。
今、自分は、小田さんと同じ時の中、同じ空間の中、ここにいて、
この空気を共有できているんだ・・・・
そう思って、ゾクゾク~~ッ!!!と、うれしくて鳥肌が立ちました。
うまく書けないけど。うれしさに打ちのめされた感じ。

その瞬間が、今回のライブで(敢えていうなら)最高の瞬間。

小田さんと同じ時間を生きていることにたいしてだけではなく、自分が大切に思っているすべての人たちと自分がこうして、同じ時を生きていることってすばらしいことなんだ、と、感じて、それで、またしあわせになって。ライブが終わってさみしい気持ちと混在して、ずっと自分の中にありました。
帰り道は夜風が冷たくて、ああ、もう本当に秋はやってくるんだなって、またちょっと人恋しくなった札幌の夜なのでありました。

そして、前のひとについて歩いていたら、思いっきり地下鉄駅と反対方向に歩いていき、同じように間違えて歩いていた奥様方とタクシーにご一緒させてもらいました(-_-;)
帰りの地下鉄車両は、非常に「マダム」でいっぱい。あとから乗車された方はちょっとビックリされていたことでしょう・・・(^_^)


・まっ白
・ラブストーリーは突然に
・the flag
・忘れてた思い出のように

・たそがれ
・さよなら

・眠れぬ夜
・夏の終り
・あの素晴らしい愛をもう一度
・恋は大騒ぎ
・between the word & the heart

・秋の気配
・風のようにうたが流れていた
・たしかなこと

<御当地紀行>
北海道総集編

・Re
・正義は勝つ
・Yes-No
・キラキラ
・YES-YES-YES
・明日
・僕ら
・言葉にできない

<アンコール1>
・だからブルーにならないで
・またたく星に願いを
・君住む街へ
・大好きな君に

<アンコール2>
・そして今も
・たしかなこと(みんなで合唱)




© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: