ママポンの育児日記

陣痛その１

入院中、おそらく最後であろう妊婦検診を受け、
「もう生まれてもいいから、散歩してきて」と先生に言われ、
嵐の風の中、病院の坂道を歩き始めた。

でも、お腹は張らない・・・。

夕方になり、嵐はひどくなる一方で、窓を雨が殴りつけるようになる。

その日もお見舞いに来てくれていたパパもどうやって帰ろうと様子を見ていた。
いつものように8時頃からＮＳＴ。
ＮＳＴをしている間、何度かお腹が張る。
ん？お腹が張ると今までと違ってなんだか痛い。
陣痛は生理痛のような痛さというが、違う・・・。
お腹全体が突っ張るように痛い。
そして苦しくなってきた。
もしやこれが陣痛？
パパと話するのもちょっとツライ。

助産婦さんにそれを告げると、、
「そう？見た感じいつもの張りのより弱いよ。でも、一応、内診してみる？」
といわれ、内診したものの
「全然だよ～。あ～ちょっとは開いてるかなあ？まだまだだね～」
と。
でも私的には「陣痛だ～！」って確信したから、パパを帰すかどうか迷う。
助産婦さんに相談したところ、
「いても無駄だね～。まあゼロではないけど～」
といわれた。
そっすが、では、帰ってもらうことに。

パパが帰ってから、ノートに痛みの間隔を計測。
大体10分おき。苦しい。
大部屋なのに、「う～う～」と声を出していた。
でもまだまだ耐えられる。

夜中の2時。
まったく寝れない。
痛くないときには、ウトウトするが、すぐ痛みで起きる。

トイレへ。
なんと出血！
意外と量は多くて、生理の時のような感じ。
陣痛がはじまると出血するなんて聞いてなかったからびっくり！
助産婦さんを探す。
内診。
「お、２，３センチだね～。もうだいぶ痛いんじゃない？」
とのこと。はいはい。、確かに痛いです。
と、お産セットを受け取り、病院の浴衣に着替え、産褥用のパンツに取り替えた。
相変わらず出血は続く。
まだなのでとりあえず、ベットに戻る。

朝6時。
一晩中痛みで眠れなかった。
5分おきの陣痛。
ＮＳＴをし、内診。３～４センチ大。
「じゃ、分娩室へ行きましょ」とのこと。
その日は、分娩は私だけで、入院中の陣痛だったので、陣痛室は飛び越して、分娩室へ。
準備を整え、パパに電話で連絡。
どうやらパパもどきどきしてほとんど寝れなかったらしい。

分娩室は畳が3畳ほど引いてあって、そのクッションのところに座った。
早く産まれるようにという、おまじない？で、さっき生まれたばかりの赤ちゃんを助産婦さんがお腹の上においてくれた。
どうやら、赤ちゃん同士がよびあって、早くでてくるのだそうだ。
その子も、うちの赤ポンも反応した☆

7時。パパ到着。
陣痛は3分おき。
歩くのもだいぶつらくなってきた。

出産すると２日は、お風呂に入れないからシャワー浴びておいで～
その方が、お産が進むし～と助産婦さんに言われ、シャワーへ。
シャワーを浴びる間にも、2～3分おきの陣痛で、ほんまいいのかあ？と思いながらシャワー。

シャワーから出てきたら、今度はご飯が用意してあった。
朝ごはん。
お産は体力勝負！と。朝ごはんも少しいただいた。
今日のごはんも減塩食・・・。

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