ママポンの育児日記

ママポンの育児日記

おっぱいが吸えない!


母乳って、出産すればみんながみんなよく出て、吸ってもらるものだと思ってました。
ミルクは母乳が足りなかったり、赤ちゃんが小さくて吸えないときのものだと・・・。

出産後すぐ分娩室でおっぱいをくわえさせたとき、ちゅぱちゅぱと少しだけすってくれたけど、まったく出ず。
まだ産んだばかりだからなあ。だから出ないだけだなあって思ってました。

夜、ようやく動けるようになり、初めて面会。
授乳室へ。

おっぱいを吸わせようとしましたが、まったく吸い付いてくれません。
吸わせようとすると泣く一方。
そのときは赤ポンが小さいから、やっぱり吸えないのかなあ?って思っていました。

とりあえず、産まれてから2日間は、ママのお腹にいたときの栄養があるので、何も与えなくて大丈夫ということで、2日間はおっぱいを吸わせることの訓練をしました。

でもやっぱり吸ってくれません。
だんだんと赤ちゃんは吸わせようとすることに嫌になってきました。
乳首を乳首だと認識しなくなり、ものすごい勢いで泣き叫ぶようになりました。

2日目から、おっぱいマッサージが始まり、マッサージをされると少しはおっぱいがでるようになりました。

マッサージの後、だんだんおっぱいが張ってきました。
でも、赤ポンは吸ってくれません。

とうとう、糖水をあげることになりました。
哺乳瓶の登場です。
哺乳瓶をくわえた赤ポンは勢いよくごくごくと飲み干しました。
そう。赤ポンは小さいながらも哺乳力は標準並みにあったのです。
吸えない原因はママの乳首と判明。
少し短いとのこと。それで吸い付けなかったのです。

それからというもの、母子同室にもかかわらず、3時間ごとの授乳のたびに、授乳室へ通い、看護婦さんと助産婦さんとかわるがわる、おっぱいの特訓がはじまりました。

もう、直接はすえないことが判明したので、乳頭保護器をつけ、赤ちゃんの吸う力を利用して、乳首を伸ばすことに。

でも、保護器をつけて最初はちゅっちゅと吸ってくれたのですが、これがかなり痛い!
しかも、吸ってもまだおっぱいが出てきません。
短いうえに量も少ないとでました。。。最悪です。
保護器をつけているのに、乳首の先が割れてきました。

1回、左右それぞれ5分づつ往復しなさい!といわれましたが、
まったくです。1秒もくわえてくれないときもありました。
乳頭保護器も、合うものを次々と探しましたが、赤ポンは拒否しました。

あまりにも泣き叫ぶ。そしてとっても強い力でいやいやをする。
ものすごくつらく悲しい。泣きたくなってもうミルク育児でいいや!
もうミルクだけあげてください!って何度も言いたくなりました。
でも、助産婦さんたちは一生懸命。怒りながら指導してくれました。

授乳室には私専用に保護器の消毒薬が机の上に置いてありました。

そして、ようやくおっぱいも張るようになり、母乳も搾れるくらいになってきました。
その病院は搾乳機を一切使用しない方針だったため、一回ごと助産婦さんが手で搾ってくれました。
搾乳した母乳を哺乳瓶に入れて飲ませるとなんだか妙な顔をしていた赤ポン。

3時間後との授乳で、
乳頭保護器をつけて授乳(まったく吸わない)→ミルク→搾乳。
1回に1時間くらいかかりました。
毎回汗だくになって、ほんと投げ出したくなりました。

何日かするとミルクを上げたあとだと少しだけ保護器で吸うようになりました。
でも、すごく嫌そう。
すぐに出ない!と訴えるように泣き叫びます。

結局5日間の入院中。
赤ポンは一回も直接母乳を吸うことはできませんでした。
保護器をつけてもまともにすえたことはありません。

出産前、母乳で育てるのが当たり前だと思っていた私にはショックでショックでたまりませんでした。
これから、どうやってこの子を育てていこう?とものすごく不安になりました。
おっぱいはどんどん張っていく一方。

ただ、この入院中の授乳の生活で、絶対ミルクオンリーにはしたくない!って気持ちも強くなりました。

蓮6蓮8



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