赤ちゃんの腸

　西原克成先生の賢い赤ちゃんの育て方より
（東大病院で３５年勤務、医学博士）

かつて｛スポック博士の育児書｝が
日本の子育て学の基準になって
いまだに常識としてまかり通っているが

子供にアレルギーや小児喘息
不健康な肥満児が増えるなど
どのくらい子供たちの健全な成長に害を及ぼしたか分かりません

本家のアメリカではすっかり影を潜めてしまいました

赤ちゃんたちが食べた蜂蜜が原因で乳児ボツリヌス菌症が
全米で発症した事件がきっかけでした

赤ちゃんと大人の腸の違いを明らかにする研究が進みました

赤ちゃんの腸には穴が開いていて
腸の内側の門が開きっぱなしの状態です
ですからどんなたんぱく質でも通り抜けてしまいます

しかし６ヶ月ごろには腸も成熟してこの門が閉まり始め
たんぱく質の選別や拒否を行うようになります
「閉鎖」と呼ばれます

あくまで6ヶ月頃から「この門が閉まり始める」のであって
しまりきっているのではないのです

戦後離乳食を早く始めるようになったために
アレルギー早期発症が増える結果になったのです

世界各国で乳児に蜂蜜を与えるのを辞めることになり
日本でも母子手帳に満一歳まで与えるのをやめるよう
記述されました
しかし日本はそこで止まってしまいました

アメリカでは乳児の腸に問題があることに気づき
大人と違って赤ちゃんの腸は消化･分解されないものでも
全て吸収してしまうので、赤ちゃんに与えられた人工乳や
離乳食に含まれた異種蛋白質も分解されずに丸のまま腸から
吸収されてしまうことが分かりました

そして赤ちゃんの体内に異種蛋白質の抗体が出来てしまい
それがアトピー体質の爆発的増加を招いているのです

昔の日本は欲しがると赤ちゃんにお乳を与える・・
二・三歳までおっぱいを飲んでいるのは普通でした
離乳食を今のように早く与えていませんでした

それでも昔は四･五歳から四書五経を読むのが普通の
賢い子供に育ちました

栄養不足になると心配する必要はありません

お乳を吸うことが一番大切で
これで呼吸法と食べ方とを習得します

授乳を早くやめさせるのは決して良い事では有りません

お乳を吸いながらあるいは食べながら呼吸を鼻でするのが哺乳動物の一番の特徴です

ミルクの飲みすぎは髪の毛が逆立つ、抱くと反り返る
ぐずりや多動に手を焼き楽しい育児からもだんだん
遠ざかる結果となります

又授乳期のお母さんが冷たいものを一杯飲んだ場合も
直ぐに悪い母乳が出ます
冷たいもの、特に水分はそのまま腸に留まらないで十二指腸にはいってしまいます
すると、十二指腸の温度が１～３度下がることによって、
消化されそこなったものとばい菌までどんどん体の中に
入り五分後にはまずいお乳が出てきます

乳幼児に与えるものはなるべく冷たくないもの
温めたものをあたえましょう

何か質問が有りましたらどうぞ遠慮なく！

朝何気なくニュースを聞いていると
戦後アメリカのマッカーサー将軍と
日本の昭和天皇との会見について
報じていました

十回ほどの会見で
戦後の日本の復興に大きく影響が有った
と言っていました

それは会見を求めた昭和天皇が
マッカーサーに
「戦争の一切の責任は我に有る」
と申し入れたことに有りました

なんと潔い言葉

王政を廃した国
大統領が失脚等
戦後の世界の歴史を目の当たりにしてきたが

元王様や元大統領は
大体アメリカなどの国へ
大金を持って亡命と言うのが
お定まりのコースだった

自らの責任を一身に負う
潔い元首もしくは指導者を
見たことも聞いたことも無い

マッカーサーはそんな天皇に感動し
日本への親身な援助を本国へ求めたと言う

我々はそのお蔭で
戦後の混乱から素早く立ち上がり
世界に冠たる国へと発展出来た

高潔な天皇が中心においでになった国日本
精神性の高さは日本の国柄である筈である

日本人であることに
もっと誇りを持っても良いのではないか

ジャンル別一覧