チビ猫3匹

チビ猫3匹

ぱか子・出産当日(1)




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    お腹の張りはだんだんと強く、頻繁になってはきていましたが、
    15分間隔になったかと思うと40分ぐらいあいたり、不規則な状態でした。


    とにかく今すぐにどうということは起きないだろうと思い、
    その夜は床に着きました。


    普段は2階の寝室のベッドで寝ているんだけど、この2週間ぐらいは私だけ
    1階のリビングに布団を敷いて寝ていました。
    (トイレが近く、階段の上り下りが危険なので)

    主人には「暖房を入れて寝ろ!」と言われていたのだけど、電気代が心配だっ
    たのでタイマーで切ってたのが間違いだった・・・(T∇T)



  ●AM5:40分頃

    腹痛で目が覚めました。

    でもそれは下痢のような痛みだったので、「ああ変なもの食べちゃったなー・・」
    とお気楽にトイレに入りました。
    出そうで出ない・・・。

    「変だなー、お腹張ってないし、どう考えても下痢の感じだよねぇ」と思いながら、
    トイレの中でかれこれ20分。

    もう出そうにないので、取りあえずトイレから出ようと思ってペーパーで拭いたら
    鮮血が・・・!



        まさか!!Σ( ̄□ ̄∥;)!!

        きばってしまった・・・・イコール、≪いきんでた≫!!


    思わず、へなへなと力が抜けてしまいました。
    リビングに戻り、陣痛の間隔をはかると12,3分おき。

    2階で寝ている主人に内線コールし、出血と陣痛のことを告げたら
    「産院に電話しろ」というので、あわてて電話しました。

    「入院の準備を整えて来て下さい」と言われ、顔を洗って着替えました。
    しかし、痛くて思うように動けず、洗顔と着替えだけにかなりの時間を要しました。
    しかも暖房を切ってたので、体が冷たくますます痛くて、
    「主人の言うこと聞いていればよかった~」と後悔・・・。


    でもそこは余裕で、主人に陣痛に苦しむ私の写真を撮ってもらいました。
    前から、「『その日の私』を撮ってね」と頼んでいたのです。
    写真は土左衛門のような顔だったけど(^_^;)



 ●AM6:45分頃

    車に乗り込み産院に向かいました。

    まだ薄暗く、吐く息は真っ白で手足が冷たく凍り、車の一番後ろの座席に横に
    なったまま必死に陣痛に耐えました。

    でも波のうねりのようにやってくる痛みを押し出そうとする力をどうしても
    止めることができず、かなりいきんでしまったと思います。


    陣痛の間隔は既に5分になっていました。


    早く、着いて~~!!(ノ≧ロ)ノ

    ひたすら祈りました。




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