2話 運命の?出会い



にゅぅ>>>>>2話『運命の?出会い』>>>>>


馬車が止まった。
「いいかいシンデレラ。ドレスは12時になると、元に戻ってしまう」
魔法使いまん太は自慢気に話した。
「だから12時の鐘が鳴り終わるまでに帰ってくるのだよ」
しかしシンデレラは
「しょぼいわね」
そう吐き捨て馬車からおり、城への階段をのぼりはじめた。
「き…きたいはしてなかったけどね」
アンナ・シンデレラの毒舌ぶりにはなれたころだった。
まん太はシンデレラの姿を見送った。
「!」
そこであることに気付いた。
「ガラスの靴出し忘れた~~~!」
そう。
シンデレラはシンデレラのお気に入りの便所サンダルを履いていたのだ。
しかしシンデレラはもう、階段をのぼりきろうとしていた。
(はや!)
あまりの足の速さにまん太は馬車から落ちる。
「ま…いっか」
こうして、アンナ・シンデレラの夜は始まった。

「ここがお城…」
お城の扉を開いた。
シンデレラの目に映るのものは華やかな光景。
綺麗なドレスを着飾った娘たち、
テーブルに並べてある見たことも無い豪華な料理。
さすがのシンデレラもこれにはびっくりしたように目を見開いた。
『えーえー…』
そこにマイクの音が響く。
『これより舞踏会をはじめたいと思います』
キャーっという女たちの声が響いた。
この舞踏会は王子の妃を決めるために開かれたものらしい。
しかもその王子とは国一番の美少年という。
美少年GETとタマノコシを一度に掴み取ろうとする
欲望の固まりの女たちが集まっているというわけだ。
「そんなにかっこいいのかしら」
興味無さ気にアンナが独り言。
アンナがここに来た理由…それはただなんとなくだ。
お姉さま達が自慢気に話していてもシンデレラにはどうでもよかったし
“はやく行けば?”というカンジだった。
だが、魔法使い・まん太の出現。
妙な胸騒ぎ。
なにか起こるような気がした。
そう…なにかが。
『それでは王子様、どうぞ~~~~~~~~~~~~』
またもキャーっという黄色い声が飛んだ。
その娘たちの声の中でひとりシンデレラは
――言葉を失っていた。
現れた王子に瞳を捕らわれて…
『それでは王子様、お願いします』
王子はゆっくりと口を開いた。
「えーと。よくわからんが楽しんでほしいんよ」
にこ!
その笑顔に集まった娘たちはノックアウト。
そしてアンナも例外ではなかった。
シンデレラは頬が赤くなっていくのを感じた。




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