おいしくありたい! あたふたカナダ生活記

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スポンジケーキ



cake daddy made
(これは旦那が初めて作ったケーキ。)

これまで、材料のことをあまり考えずに作ってたんだけど、あるとき トロント近郊でパン教室を開いた方のコメントを読んで、はっとした。
「日本とカナダとでは、水の性質も違うし小麦粉も違うから、日本のレシピで作ってもうまく作れなくて不思議はない」。

今までうまく作れなかった理由の原因が一つ見つかりました!

日本でも製粉会社によって小麦粉に含まれるたんぱく質の量が微妙に違ったり、灰分が違ったりするように、カナダも製粉会社によって、違います。
それも今までは特にこだわらず、ケーキには製粉会社関係なく「ケーキ&ペストリー用小麦粉」を使っていた。

たぶん、それもうまく作れない理由の一つだったんだと思う。
ケーキ用の小麦粉を選ぶときは、たんぱく質の含有率が7~8%のものを選びましょう!

xmas cake kids
(子供用に作ったクリスマスケーキ)



基本のスポンジケーキ (共立て法)
<18cm 丸型>

小麦粉(Cake & Pastry flour) 70g
卵(Lサイズ 1個約50g) 3個
砂糖  75g
生クリーム  45g

下準備
小麦粉は2~3回ふるっておきます。
生クリームは沸騰直前まで沸かし、人肌にまで冷ましておきます。
オーブンは170℃に温めておきます。
ケーキ型に紙を敷いておきます。

作り方
1.ボールに卵、砂糖を入れ、泡だて器で泡立てます。泡だて器を持ち上げて、うっすらと文字が書けるようになるまで泡立てます。(ここが重要!)

スポンジケーキ 泡立て
(↑ 怠け者じゅりいは、偉そうなことを言っていても、ハンドミキサーを使います。)
ハンドミキサー使用の場合、最後には必ず 泡だて器に変えて、泡を整えるように混ぜます。(少しボリュームが減る感じになります)


泡立て仕上げ



2.1に小麦粉を2~3回に分けて振り入れ、その都度、だまがなくなるまで練らないように、さっくりと混ぜていきます。

3.だまができないように混ざったら、生クリームをゴムベラに伝わらせるように加え、生地がつやっぽくなるまで、底からすくい出すように混ぜ合わせます。
粉 油脂入れ完了後
(↑ボリュームが一気に減る感じになります。さらっとした感じです。ツヤが出てきたら混ぜ合わせ完了。)


4.3を型に流しいれ、2度ほど型を10cmくらいの高さから落とし、生地の中の大きな気泡を抜き、170℃のオーブンで25分から30分焼きます。
型入れ後
(↑型入れの写真。方を10cm程の高さから落とすことで大きな気泡が抜けます)


5.焼きあがったら、ケーキクーラーの上に逆さにして置き、熱いうちに型からはずし、あら熱が取れたら紙をはがす。

保存法:
ケーキが完全に冷めたら、早いうちラップに包んで乾燥しないようにします。長い間使わないなら、更にジップロックなどに入れて冷凍保存します。
冷凍期間が長くなると、冷凍焼けしてしまい、スポンジ自体の味が悪くなるので、冷凍保存は2週間ぐらいまでにしたほうが無難です。
また、焼いてすぐ使うより、1日置いた方がしっとりしておいしいですよ。

ポイント1
北米で一般的に使われているオーブンには「天板」がないです。新品のオーブンには付いてますが、うちのような中古の場合、そんなものいずこ?
ケーキを焼くときは、オーブンのラックに直接、ケーキ型を乗せないで、天板に乗せて焼きましょう!
私は「Air insulated cookie baking try」というのを天板として使っています。これを使うようになってから、ケーキが焦げたり、ケーキのパサつきがなくなりました。

ポイント2
1台分のケーキを作る場合は、辛くてもハンドミキサーを使わずに手で泡だ当てることをお勧めします!
出来上がりのキメの細かさがぜんぜん違います。
ハンドミキサーを使う場合は、面倒でも最後は手で泡立てましょう。するのとしないのでは口当たりが全く違います。

ポイント3
もし、お手元にAll-purpose flourしかなくて、新たにCake & pastry flourを買いたくない場合、粉の10%をコーンスターチにして作ってみてください。
私はオーガニックの無漂白の小麦粉を愛用してますが、このシリーズはAll-purpose Flourしかないため、コーンスターチを併用してます。
コーンスターチを併用しなくても、卵がしっかり泡立ててあって、混ぜすぎに気をつければ、うまくできます。

お試しあれ。。。



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