marcoの株式投資日記

marcoの株式投資日記

marcoの投資手法


両者ともに、大まかには、次のような手法で投資します。

(1)市場の分析
 (a) 事業の外部環境(競合他社、代替サービス・技術、顧客、業者)の調査
 (b) 潜在的な市場規模の試算(やらないときもあります)

 *日本の小型成長株のときには、今までにはない市場が立ち上がる市場だけではなく、成熟市場に何らかの変化が生まれて利益率が改善するのかどうかなどにも注意を払います。

 *新興市場の銘柄を分析するときは、会社に関する情報が少ないこともあり、下の(2)よりもこちらの分析を重視します。潜在的な市場規模があり、爆発的に伸びる市場にいる「ラッキー・ボーイ」かどうかを見ます。

(2)会社の分析
 (a) BSとPL、CFのチェック
 営業利益率が15%を超えるかを1つの基準としています。
 なぜ15%なのかというのは、自分が以前調べた結果、全産業の平均の営業利益率は7%程度で、その2倍の利益率のビジネスのオーナーになりたいと思ったからです。
 ただし、営業利益率が高くても、費用ではなく資産勘定している可能性もあるので、CFがどういう状況なのかも必ずチェックします)
 (b) その会社の中長期的な方向性
 (c) ビジネスモデルの評価
 (d) (1)を踏まえてその強みなどの確認

 *ここの分析は、大きな肝となりますが、企業ごとに見るべきポイントは違うので、一概にいえないところはあります。上記で書いたことは必ずやりますが、その他に案件ごとに調査する項目が増えたりします。

(3)将来の利益予想
 (a)将来の利益予想
(2)でBSとPLの数字をチェックした作業シート(エクセル)で、(1)や(2)の分析をもとに作成。場合によっては会社予想をそのまま利用することもあります

(4)株価バリュエーション
 (a) PERを中心に評価
 PEGレシオ(PER÷将来の成長率)が2倍以下であれば買います。
 (b) DCFによるFair Market Valueの算出
 参考までに(3)のシートをもとにDCFをします。本来、割引率は、WACCというものを使ってやりますが、自分の場合、面倒くさいので、売上規模に応じて、8-10%で設定します。その根拠は、ヴェンチャーキャピタルでは未公開企業の割引率を20%と設定することが多いので、「公開したからそのリスクは半分ぐらいだろう」という感覚的なところで、8-10%で決めています。


以上のやり方で注意しなければいけないのは、成長率を予想するのは、会社を経営する経営者でもむずかしいことです。自分が想定する成長率が崩れる可能性は高いので、絶えずチェックしなければいけませんし、チェックしていても痛い思いをすることがあります。投資家としてもそうですし、事業家としてもそうだと思いますが、将来の成長率を予想するのは、永遠のテーマだと思います。

米系運用会社のアナリスト山本潤氏の「インベストメント」などや自分の実務経験から、2005年7月現在、このような手法をとっています。

ただし、自分は、「柔軟であること」を重要視しています。このやり方でそれなりに結果がでているのでこのやり方をまだ変えるつもりはありませんが、市場環境の変化などで結果が出ないことがわかったら、がらりと変える可能性はあります。

企業も、個人投資家も同じですが、外部環境に対して「柔軟に対応すること」こそが生き残れる条件の1つと私は考えています。


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