お見合いを軽く見ていた私は、翌週末からのお見合い責めにほとほとくたびれ果てていた。けれど、こんな事に負けていては、大石との約束が果たせない、私が一生思い続けるのは大石だけと、もう決めたのだから、と私は自分に言い聞かせて何とか週末を乗り越えていた。大石にも、手紙で逐一報告していた。色々な人がいた。中には、どうしてこんな人がお見合いを?と思うような、容貌も人柄も良い人や、逆に妙に軽い人、今までのお見合い遍歴を自慢する人など、世の中にはこんなに色々な男の人がいるんだなぁ、と私は見当違いな感心をしながら相手の人の顔を見ていた。そして、どんなに素敵な人とお見合いしても、私はそのお見合いをしている間にも、大石の事を考えたりしていた。何だかんだと難癖をつけては断っている私に、さすがの両親も閉口しつつあり、話を持ってきてくれる人の手前もあって、もう少しで諦めてくれそうだ、と私は内心ほくそえんでいた。そんな時だった、私の今までの生涯を揺るがすような事が起こったのは。![]()

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