古代のロマンをたずねて part.3

古代のロマンをたずねて part.3

諏訪大社下社 秋宮・春宮



これは、気温の上下に寄って氷が膨張と収縮を繰り返すことによって複雑なメカニズムで起きる自然現象なのですが、何年かに一度、最高50cmもの高さで湖岸から湖岸まで数kmに渡り「氷の道」ができる光景は不思議なものです。


諏訪大社上社の男神が下社の女神のもとへと渡る恋の道だとというロマンチックな言い伝えがあります。

そして、今も神官が御神渡りかどうかを認定する拝観式が行われます。

その時、湖面の割れ目の状態を見て、その年の天候や農作物の出来、世の中の吉凶までも占います。御神渡りが起きない年は「明けの海」と呼ばれます。


いつかその「御神渡」を見てみたいものです。




諏訪湖




諏訪大社は、諏訪湖の南に上社前宮と本宮
南に下社春宮と秋宮があります。




さて、前宮と本宮を参拝したので、後は春宮と秋宮です。
今の季節が秋なので、秋宮から参拝しました。
ところが、ちょっと残念なことに秋宮の拝殿は修理中だったのです。
それで、こういうことになってしまっています。




秋宮 拝殿






秋宮は七五三やお宮参りの人が何人もいました。
秋はやっぱり、秋宮なのでしょうね。
本殿はなかなか素晴らしいですよ。
たくさんの人が四列で並んで順番に参拝しています。





秋宮 本殿




秋宮一之柱です。
やっぱり、本殿の向かって右にありました。




秋宮一之柱




秋社は人が多く工事中ということもあって、ちょっと残念でした。
最後に行った春宮は、人が少なかったせいもあるのかもしれませんが、なんとも気持ちの良い神社です。

私達三人は、秋宮よりも春宮の方が良いねなんて言いながら参拝しました。





春宮 拝殿





清々しく最後を飾るにはぴったりの雰囲気です。




春宮 本殿




はい、春宮の一之柱も本殿の向かって右です。





春宮一之柱




春宮のすぐ近くに、万治の石仏(まんじのせきぶつ)があります。
せっかくだから寄っていくことにしました。






万





伝説によると、諏訪大社下社春宮に石の大鳥居を造る為にこの石仏を材料にしようと鑿を入れたところ(その鑿は現存している)、傷口から血が出てきたため職人達は祟りをおそれ、その晩に職人達が夢枕で上原山に良い石材があるという夢を見て、その山に行き探したところ見つけることが出来職人達はこの石仏を阿弥陀如来として祀ったそうです。



この石仏は芸術家の岡本太郎が訪れて大絶賛したことにより有名となりました。
岡本太郎さんが好きそうですね。




また、新田次郎も賞賛しています。
「石仏の  いわれを秘めて  秋の月」
という句も残されています。



さて、諏訪大社を満喫しました。
今回は戸隠神社五社と諏訪大社四社の計、九社を参拝しました。
どこも、以前から行きたかった神社ばかりでした。


車で連れて行ってくれたお友達に感謝です。
信州はくせになります。
また来たくなるのです。
冬は寒すぎるので、来年春か夏まて来たいです。
お勧めです。




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