古代のロマンをたずねて part.3

古代のロマンをたずねて part.3

七宝瀧寺





七宝瀧寺




本尊は役行者の自作による倶利伽羅大竜不動明王(秘仏)で、古来より運気の守護、命乞い不動尊として四方の人々の篤い信仰を集めています。



その御姿は、利剣に龍が巻き附いた形像です。倶利伽羅不動を本尊とする寺院は日本国内で類例がありません。倶利伽羅大竜不動明王は、悉地明王(悉地とは成就の意味)ともいわれ、古来より願望成就の守護神であり、生命乞の不動明王として霊験あらたかでです。



龍




犬鳴山七宝滝寺内にある「行者の滝」は、「霊力ある御滝」として全国各地から禊ぎに訪れる人々が後を断ちません。



大寒に入る頃の季節になりましても、百日寒行を行なう修行者のかたも、毎年おられます。歴史上に名を残される弘法大師、役ノ行者尊、当山先師一眼上人などわが国の仏教に多大なる功績を残された方々が修行されました。




役小角


行者くぐり岩です。
行者尊の台座岩穴をくぐることにより、もろもろのけがれや不浄が亡くなるのだそうです。


役行者が修行したと伝わる瀧で、下から見える部分だけで高さ11メートル。
水量の多い時は、流れ落ちる水が役行者が坐った形に見えるといわれています。




瀧




ここはたくさんの不動明王様がいらっしゃいました。
なかでも、広場にある不動明王さんはものすごく大きいのです。


不動明王




山名の由来となった義犬の墓(義犬塚)があります。
そのすぐ下に座る石作りの犬です。
頭上の大蛇を見据える姿が再現されています。




犬



なんとも霊験あらたかなお寺です。
瀧が清々しくハイキングコースとしても楽しいかもしれません。


今回は夫に、我が家のわんと一緒に連れてきてもらったのですが、犬も受け入れてくださるお寺に感謝でした。



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