古代のロマンをたずねて part.3

古代のロマンをたずねて part.3

西教寺


坂本で降りて、比叡山や日吉大社に行きたいのをぐっとこらえて、今回は西教寺へ向かいます。



西教寺は縁起には聖徳太子創建説もありますが、地理的に見て良源、念仏道場の確立を恵心さんとする見方の方が妥当だといわれています。



坂本城の城門が移築されたのだそうです。




西教寺門




本瓦葺の荘厳な本堂です。
見えますでしょうか、屋根の上にお猿さんがいます。



真盛上人は各地を巡って円戒念仏の教えを広めました。
上人の説法はあらゆる身分の人々をも魅了しました。
真盛上人の教化が鳥獣畜類にまで及んだよき例として「手白の猿」の伝説が語り継がれています。



本殿



ある日、聖恭二に暴徒が押し寄せた時、寺には人影がなく、本堂で一匹の手の白い猿が鉦(かね)を叩いて念仏を唱えていました。
その姿に何かを感じたのか、暴徒はそのまま立ち去ったのです。
真盛上人の身代わりとなったと伝わる「手白の猿」の像は今、本殿に祀られています。


真盛上人の身代わりとなった猿にちなんで、屋根の諸所に猿の瓦が置かれています。





猿




比叡山の東麓に位置する境内からは、琵琶湖を一望に収めることが出来ます。
素晴らしい景色です。




琵琶湖




この季節は紅葉がきれいです。



紅葉



このあと、本堂に入り参拝しました。
華麗な須弥壇に本尊阿弥陀仏を祀ってあり、大欄間は素晴らしかったです。



琵琶湖の周りには素晴らしいところがいっぱいありますね。


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