古代のロマンをたずねて part.3

古代のロマンをたずねて part.3

和歌浦天満宮


こんなに、日本中が地震一色の時にと悩んでいたのですが、地震で少なからず被害を受けている静岡の友達から、
「どうぞ、日本中の被害を受けていない人たちは、頑張って経済活動を続けてください、旅行や活動を自粛するより、反対に活発に行って日本の経済を活発にして下さい。」とのメッセージを受け取り、行くことにしました。


和歌山は海が近いので、津波の心配があります。
それで、旅行者のキャンセルも相次いでいるのだそうです。


娘もちょっと津波の心配はしつつ、一緒に行くことにしました。
まずは、海のすぐ近くにある和歌浦天満宮です。
この神社は、太宰府天満宮・北野天満宮とともに日本の三菅廟と言われています。



和歌浦天満宮




和歌山の友達と娘さん、私と娘の4人での参拝です。
友達の家族は、受験の時には必ずここへお参りに来るのだそうです。
今回は、友達の娘さんと私の息子が就活中なのでそのお願いがここへきた目的の一つです。



かなり急な階段です、一気に登ることにしました。




階段




延喜元年(901)菅原道真公が大宰府に左遷され、その赴任の途中海上の風波を避けるため和歌浦に立ち寄ったおり、地元漁民達は歓迎のため網を引き公を歓待しました。公はそのおりこの地の風光をめで二首の歌を詠まれたと云います。



この事から古には網引天神ともいわれていたそうです。その後、慶保年間(964~968)道真公に同行した橘直幹が大宰府からの帰京の途中、ここに宝殿を建て菅公の神霊を勧請したのが和歌浦天満宮の創建とされているそうです




本殿



やっぱり菅原道真さんには梅が似合いますね。
「東風吹かば…。」


梅



ここから海がよく見えます。
実はここは『津波避難所』になっています。
張り紙がありました。



この下に住む方は、津波の警報が出たらここを駆けあがってくるのでしょうね。
ここまでくれば安心だと思います。



景色



学問の神様が今は、皆さんの安全を守るお役目もなさっておられます。
どうか、今回の地震で被害にあわれた方の一日も早く元の生活に戻れますようにとの祈りを込めての参拝になりました。


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