古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

蘇我氏


宗我、蘇賀、曽我…、これほど様々な異字を使った姓も珍しいかもしれません。

この中で、宗我は比較的後の字ですが、『記・紀』で一番多く使われているのは蘇我です。

この蘇は「崇神紀」に登場する任那国の蘇那かつ叱知の蘇であり、高句麗の大臣泉蓋蘇文の蘇でもあります。

蘇は朝鮮語で『牛』であり、蘇那かつ叱知は角の出る人という意味です。
洛東江沿岸地域の古墳から角状の装飾物をつけた冠帽が出土しています。
こういう冠帽は貴人が使用するものでした。

つまり、蘇は武威と高位を表した字と考えられるのです。
河内飛鳥から葛城に移ったコニキ王の皇子たちは自分たちの身分を意識して、ソガと名乗るようになったのだそうです。
高句麗でも、貴人の鳥羽冠は蘇骨と呼ばれていたようで、蘇は貴字なのです。


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