古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

西明寺



湖東三山のうち、最北に位置しています。
ゆるやかな石段が続く参道の苔むした石垣は大変美しく、紅葉ん季節には艶やかなのだろうと想像しながら登ったのでした。


蓬莱庭を擁する本坊は、藤沢修平さん原作の『蝉しぐれ』で欅御殿のロケ地ともなったのだそうです。

この辺りは、映画のロケ地にはもってこいのロケーションの良さは抜群です。




蝉しぐれ



創建者である三修上人が琵琶湖の西岸にいた時、湖の対岸の山に紫の雲のたなびくのを見て不思議に思います。

急いで訪ねてみると、今の西明寺のある山の中の池から紫の光がさしていました。

三修上人が一心に祈ったところ、薬師如来が日光・月光菩薩や十二神将を従えて表れたといいます。

その姿を刻んで祀ったのが寺のはじまりだそうです。

寺のある場所の地名を「池寺」というのは、この伝説に基づいている。


西明寺の本堂 には、御本尊薬師如来は秘仏で拝めませんが、脇待侍である日光、月光菩薩とケンゾクである十二神将、四天王は須弥壇の上にお祀りされています。



中でも十二神将は頭にそれぞれの干支があり、祈る内容の干支の人がそれぞれの干支の十二神将の前でお祈りすると願い事が通じるのだそうです。




西明寺本殿




今回は紅葉の季節ではなかったので、本堂の中まで入れていただくことが出来き、お寺の方から詳しい説明を聞くことも出来ました。


裏の仏像は表以上に素晴らしかったです。
紅葉の季節も良いのですが、素晴らしい仏像にお会いしたいと思う方は是非、紅葉に季節以外でいらして見られると良いのではないでしょうか。


また、薬師如来の尊容が浮かび上がった池は、サンスクリット語で「聖なる水」の意をもつ閼伽池とされ、この池にちなんで、寺は「池寺」とも呼ばれるのだそうです。


閼伽池は本堂の裏にありました。




閼伽池





比叡山延暦寺を焼き討ちした織田信長はこの西明寺にも魔の手を伸ばしたのですが、坊舎にあった仏像などの寺宝は、僧と村人が力を合わせて本堂などに運び上げ、ある僧の発案で二天門より下の数か所にみずから火を放つと、全山炎上したと思いこんだ織田信長は兵を引いたのだそうです。



こうして、寺と村人の強い絆で寺観の象徴となっている本堂・三重塔・二天門は幸いにも難を逃れたのだそうです。




三重塔




結構急な山道をを登って行くだけの値打はあります。
仏像のお好きな方には紅葉の季節以外がお勧めのお寺です。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: